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2015年北海道議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2015年北海道議会議員選挙
北海道
2011 ←
2015年4月12日 (2015-04-12)
→ 2019

公示日 2015年4月3日
改選数 101
選挙制度 中選挙区制小選挙区制
有権者 20歳以上の男女
有権者数 3,370,568人
党派別獲得議席

投票率 58.61% (減少 0.62%)
  第1党 第2党 第3党
  Ito Yoshitaka Takahiro Sasaki Hisashi Inatsu
党首 伊東良孝 佐々木隆博 稲津久
政党 自由民主党 民主党 公明党
党首就任 2005年9月 2015年2月 不明
前回選挙 44 34 8
選挙前議席 38 33 7
獲得議席 49 24 8
議席増減 増加11 減少9 減少1

  第4党
  Keiji Aoyama
党首 青山慶二
政党 日本共産党
党首就任 2014年2月[1]
前回選挙 1
選挙前議席 1
獲得議席 4
議席増減 増加3

選挙前北海道知事

高橋はるみ
無所属

選出北海道知事

高橋はるみ
無所属

2015年北海道議会議員選挙(2015ねんほっかいどうぎかいぎいんせんきょ)は、北海道議決機関である北海道議会を構成する議員を全面改選するために行われた選挙で、第18回統一地方選挙前半戦投票日である2015年4月12日に投票が行われた。

概要

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北海道議会議員の任期4年が満了したことに伴って実施された。第1回選挙(1947年)以来、一貫して統一地方選挙の日程で実施されており、北海道知事選挙と同時に実施されてきた。北海道は旧社会党とその流れを汲む民主党が強いとされてきた地域で、過去の道議選では自由民主党(以下、自民党)と互角の争いを展開してきた。道議選の結果は、同時に実施される知事選で当選する新知事の道政運営を左右するため、過半数となる51議席をめぐり与野党間の争いが焦点となった[2]

基礎データ

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選挙には定数101議席に対し140人が立候補した。候補者は前回選挙より9人減となり、競争率は1.38倍で過去最低だった2007年選挙の1.40倍を下回る結果となった。また47選挙区のうち、19選挙区28人は無投票当選となり、過去最多だった前回選挙の31人に次いで多い数字となった[3]

  • 選挙事由:任期満了
  • 告示:2015年4月3日
  • 投票:2015年4月12日
  • 改選議席数:101議席(前回より3名減)
  • 選挙区:47選挙区(うち19選挙区では無投票)
  • 立候補者数:140人(うち28人が無投票当選
道議選党派別立候補者数
計(女性) 新旧内訳 無投票
当選
改選前
現職 元職 新人
自由民主党 54 (2) 40 2 12 18 38
民主党 32 (6) 22 2 8 7 33
公明党 8 (1) 5 0 3 0 7
日本共産党 12 (6) 1 0 11 0 1
維新の党 2 (0) 0 0 2 0 0
市民ネットワーク北海道 2 (2) 0 0 2 0 0
無所属 30 (5) 11 0 19 3 17
与党系 2 (0) 0 0 2 0 7
野党系 15 (3) 5 0 10 0 5
その他 13 (2) 6 0 7 3 5
合計 140 (22) 79 4 57 28 96
出典:北海道議会議員の選挙区と定数が変わります。”. 北海道議会. 2015年3月18日閲覧。“道議選の党派別立候補者数”. 北海道新聞(総合2面). (2015年4月4日) 

選挙結果

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自民党は改選前の45から4増の49議席となった。同じく知事与党である公明党は8名の候補者全員が当選、改選前より1議席増の8議席となった。この結果、知事選で4選を果たした高橋はるみ知事を支える与党である自公両党で道議会の過半数を制する結果となった。改選前、会派として36議席を有していた民主党は公認24名、同党系無所属4名の29名となり、勢力を減らす結果となった。改選前1議席だった共産党は4名が当選し、会派を構成できる資格を得た。維新の党市民ネットワークは当選者を出すことが出来なかった。無所属は16名が当選、このうち与党系は1名、野党系は民主党系の5名も含めて8名、その他は7名となった[4]

  • 当日有権者数:3,370,568名 投票率:58.61%(前回比-0.62%)
出典:道議選挙 投票結果(総括)平成27年04月13日 02:45現在”. 北海道選挙管理委員会 (2015年4月13日). 2015年4月15日閲覧。
党派別当選者数
党派 (女性) 新旧内訳 無投票
当選
改選前 増減
現職 元職 新人
自由民主党 49 (2) 37 2 10 18 38 +11
民主党 24 (5) 17 2 5 7 33 -9
公明党 8 (1) 5 - 3 0 7 +1
日本共産党 4 (3) 1 - 3 0 1 +3
維新の党 0 (-) - - 0 0 0 ±0
市民ネットワーク北海道 0 (-) - - 0 0 0 ±0
無所属 与党系 1 (-) - - 1 0 5 -4
野党系 8 (2) 4 - 4 0 5 +3
その他 7 (0) 5 - 2 3 5 +2
合計 101 (13) 69 4 28 28 96
出典:「道議選の党派別当選者数」北海道新聞2015年4月14日付10面

当選者

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 自由民主党   公明党   民主党   日本共産党   無所属 

札幌市 中央区 千葉英守 藤川雅司[民 1] 小林郁子
北区 吉川隆雅 道見泰憲 中野渡志穂
佐野弘美
東区 大崎誠子 星野高志[民 2] 宮川潤
阿知良寛美
白石区 伊藤条一 広田まゆみ[民 1] 森成之
厚別区 花崎勝 菅原和忠[民 1]
豊平区 吉田祐樹 松山丈史[民 1] 大越農子
清田区[注釈 1] 岩本剛人 梶谷大志[民 1]
南区 丸岩浩二 畠山みのり[民 1]
西区 道下大樹[辞職 1] 和田敬友 加藤貴弘
手稲区[注釈 1] 須田靖子[民 1] 角谷隆司
函館市 川尻秀之 志賀谷隆 高橋亨[民 1] 平出陽子[民 1]
佐々木俊雄
小樽市 八田盛茂 菊地葉子 川澄宗之介[民 1]
旭川市 東国幹 安住太伸 三井あき子[民 1] 真下紀子
加藤礼一 吉井透
室蘭市 滝口信喜[民 3] 千葉英也
釧路市 笠井龍司 田中英樹 橋本豊行[民 1] 小畑保則
帯広市 三津丈夫[民 1] 清水拓也 山崎泉
北見市 船橋賢二[自 1] 塚本敏一
岩見沢市[注釈 1] 中川浩利[民 1] 村木中
網走市 佐藤伸弥
苫小牧市 遠藤連 沖田清志[民 1] 安藤邦夫
稚内市[注釈 1] 吉田正人
美唄市[注釈 1] 柿木克弘[辞職 2]
江別市[注釈 1] 布川義治[死去 1] 勝部賢志[民 1]
名寄市[注釈 1] 中野秀敏
根室市[注釈 1] 松浦宗信
千歳市 太田憲之 梅尾要一
滝川市 大河昭彦
恵庭市[注釈 1] 田中芳憲
伊達市[注釈 1] 中山智康
北広島市 小岩均[民 1]
北斗市 長尾信秀[自 1]
空知管内[注釈 1] 稲村久男 釣部勲[死去 2] 荒当聖吾 白川祥二
石狩管内[注釈 1] 内海英徳 池端英昭[民 1]
後志管内[注釈 1] 村田憲俊 市橋修治[民 1]
日高管内[注釈 1] 神戸典臣 金岩武吉
渡島管内[注釈 1] 冨原亮 笹田浩
檜山管内 内田尊之
上川管内[注釈 1] 竹内英順 北口雄幸[民 1] 本間勲
留萌管内 浅野貴博[自 1]
宗谷管内[注釈 1] 三好雅
オホーツク東部[注釈 1] 高橋文明
オホーツク西部 久保秋雄太 新沼透
十勝管内 喜多龍一 大谷亨 池本柳次[民 1] 佐々木恵美子
釧路管内[注釈 1] 小松茂[辞職 3]
根室管内[注釈 1] 中司哲雄

補欠選挙

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選挙区 当選者 当選政党 欠員 欠員政党 欠員事由
2016年 7月10日 美唄市選挙区 野原薫 自由民主党 柿木克弘 自由民主党 第24回参議院議員通常選挙立候補準備のため辞職
2018年 10月28日 釧路地域選挙区[注釈 1] 桐木茂雄 自由民主党 小松茂 自由民主党 釧路町長選挙立候補準備のため辞職

議員動静

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議員辞職
  1. ^ 第48回衆議院議員総選挙立候補準備(北海道第1区)のため、2017年9月26日付で辞職。
  2. ^ 第24回参議院議員通常選挙立候補準備(北海道選挙区)のため、2016年6月8日付で辞職。
  3. ^ 釧路町長選挙立候補準備のため、2018年9月10日付で辞職。
死去
  1. ^ 2018年3月13日、死去。
  2. ^ 2017年9月27日、死去。
自民党関連
  1. ^ a b c 自由民主党に入党
民進党関連
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 立憲民主党に参加
  2. ^ 国民民主党に参加
  3. ^ 立憲民主党、国民民主党どちらにも参加せず無所属
無所属関連
その他
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 立候補者が定数内のため無投票。

出典

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出典:「道議当選者101人」北海道新聞2015年4月14日付10面

関連項目

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参考文献

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