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Cannon Lakeマイクロアーキテクチャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Cannon Lake
生産時期 2017年から2020年まで
生産者 インテル
プロセスルール 10nm
アーキテクチャ x64
マイクロアーキテクチャ Palm Cove
命令セット x86-64, Intel 64
コア数 2
前世代プロセッサ Kaby Lake
次世代プロセッサ Ice Lake
L1キャッシュ コアあたり64KiB
(命令32+データ32)
L2キャッシュ コアあたり256KiB
L3キャッシュ コアあたり最大2MiB
ブランド名
  • Core i3
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Cannon Lake(キャノンレイク)とは、インテルによって開発されたマイクロプロセッサのコードネームである[1]

概要

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Cannon LakeはSkylakeシュリンク版にあたり、インテルとして初めて10nmプロセスで製造された。AVX-512に対応し、AI用のアクセラレータが統合[2]されている。

当初計画の2015年出荷は年単位で延期され[3]、2017年においても動作デモ[4]やアナウンス[5][6]に留まった。最終的には2018年のCESで出荷を告げるものの[7]第8世代Intel Coreプロセッサの一部として限定出荷されただけであった[8]。これは10nmプロセスの歩留まりが壊滅的で、目標のスペックを満たせなかったからである。

これまでインテルが掲げてきたチック・タック戦略は事実上崩壊し、ムーアの法則限界論を加熱させた[9]

なお一般的なモバイル向けプロセッサ、およびデスクトップ向けプロセッサには14nmプロセスのまま性能を強化したCoffee Lakeが用意された。

その後、インテルは改良された10nm+にてIce Lakeの量産出荷を果たした。

特徴

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  • 10nmプロセス
  • Palm Coveコア
    • AVX-512及びIFMA,VBMI
    • SHA-NI,UMIP
  • Intel Gaussian & Neural Accelerator (GNA)
  • LPDDR4/X-2400対応
  • Gen10 Graphics (使用不可)
    • 最大EU数72
    • 共有L3キャッシュの増量
    • HDMI 2.0
    • DSC
  • CNL-PCH

製品構成

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モバイル向け

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第10世代のGPUが搭載されたが、何らかの理由により無効にされた状態で出荷となっている[10]

ブランド 型番 コア
(スレッド)
CPU周波数(GHz) GPU L3
キャッシュ

(MiB)

TDP

(W)

cTDP

(W)

価格(USD)
Base ターボ

ブースト

Core i3 8121U 2 (4) 2.2 3.2 4 15

デスクトップ向け

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タブレット向け

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  • Cannon Lake-Y[13]
    • 2コア
    • GT2
    • TDP 5.2W

サーバー向け

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  • Cannon Lake-EP[14]
    • Purleyプラットフォーム
    • Omni-Pathファブリック 2ポート
    • 最大TDP 160W

脚注

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出典

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関連項目

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