iPhone 13 Pro/13 Pro Max
iPhone 13 Pro シエラブルー | |
ブランド | Apple |
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キャッチコピー |
すべてがプロ。 Oh. So. Pro. |
販売開始日 | 2021年9月24日 |
先代機 | iPhone 12 Pro/12 Pro Max |
後継機 | iPhone 14 Pro/14 Pro Max |
関連機種 |
iPhone 13/13 mini iPhone SE (第3世代) iPhone 14/14 Plus |
フォームファクタ | スマートフォン |
サイズ |
Pro: |
重量 |
Pro: 203g Pro Max: 238g |
OS | iOS 15.0(初期搭載)→iOS 18.2 |
SoC | A15 Bionic |
CPU | 6コア (高性能コア×2 + 高効率コア×4) |
GPU | Apple独自設計 5コア |
メインメモリ | LPDDR4X 6GB |
ストレージ | 128GB, 256GB, 512GB, 1TB |
バッテリー |
Pro: 11.97Wh Pro Max: 16.75Wh |
入力方式 | マルチタッチ静電容量方式 |
ディスプレイ | |
背面カメラ |
1200万画素(4032×3024px) 超広角: 13mm F1.8 広角: 26mm F1.5 望遠: 77mm F2.8 |
前面カメラ | 1200万画素TrueDepthカメラ |
サウンド | 空間オーディオ、Dolby Atmos |
接続 |
3G・LAA対応4G(EVS-SWB)・5G(Sub6) Wi‑Fi 6 Bluetooth 5.0 |
iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxは、Appleが設計・販売しているスマートフォンである。2021年9月14日に発表され、9月24日に発売された[2]。本製品は、2021年9月14日に事前ビデオ収録によるオンライン開催されたApple Special Eventにおいて、iPhone 13やiPhone 13 miniとともに発表された[3]。
前モデルからの主なアップグレードは、カメラ性能の強化・向上、新しいA15 Bionic SoC、ProMotionと呼ばれる10〜120Hzの可変リフレッシュレートディスプレイなどである[4]。
歴史
[編集]iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxは、第9世代iPad、第6世代iPad mini、Apple Watch Series 7、iPhone 13およびiPhone 13 miniとともに、2021年9月14日にアメリカ合衆国カリフォルニア州クパチーノのApple Parkで撮影・収録されたバーチャルプレスイベントで正式に発表された[5]。予約注文は、9月17日午前5時(PST)に開始された[6]。価格は、それぞれの前世代と同じ、iPhone 13 Proが999米ドル、iPhone 13 Pro Maxが1099米ドルからである[7]。
2022年9月8日にiPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの発表に伴い、Apple Storeでの販売を終了した。
デザイン
[編集]画面上部のスピーカの位置が移動し、ノッチの大きさが以前のiPhoneモデルよりも20%程度小型化されている[8]。また、背面のカメラが大型化している[8]。
カラーはシルバー、グラファイト、ゴールド、シエラブルー、アルパイングリーンの5色が展開されている。シエラブルーはパシフィックブルーに代わる新色で、グラファイトはスペースグレイから変更した名称である。2022年3月9日のAppleイベントで、新色のアルパイングリーンが発表され、同年3月18日に発売された。
色 | 名前 |
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シルバー | |
グラファイト | |
ゴールド | |
シエラブルー | |
アルパイングリーン |
仕様
[編集]日本では全ての販売網・キャリアで、SIMフリー(SIMロックのない状態)で販売される[9]。
ハードウェア
[編集]iPhone 13 Pro、 iPhone 13 Pro Maxには、iPhone 13、13 miniと同様、A15 Bionicプロセッサが搭載されているが、iPhone 13、13 miniには4コアのGPUが搭載されているのに対し、iPhone 13 Pro、Pro Maxには5コアのGPUが搭載されている[10]。5Gモデムとして、Snapdragon X60[11]が搭載されている[12]。
ディスプレイ
[編集]iPhone 13 Proは6.1インチのディスプレイを備えており、より大きなiPhone 13 Pro Maxは6.7インチのディスプレイを備えている。どちらのモデルにもSuperRetina XDR OLEDディスプレイが搭載されており、iPhoneでは初めてProMotion可変リフレッシュレートが搭載されている。いずれもiPhone 12シリーズ同様、表面に強化ガラスのCeramic Shieldを採用している[13]。
カメラ
[編集]iPhone 12 Pro、12 Pro Max同様に超広角・広角・望遠の3つのカメラが搭載されているが、12 Pro Maxより大きなセンサーと明るいレンズが搭載され[14][15]、広角カメラでは高精度のセンサーシフト式手ブレ補正を行う。光学式手ぶれ補正を備え、新たにナイトモードにも対応した望遠カメラは3倍ズーム(参考:iPhone 12 Proの2倍ズーム、12 Pro Maxの2.5倍ズーム)に強化され、超広角カメラと合わせて最大6倍の光学ズームに対応している。より速いセンサーを備えた超広角カメラでは、モード切替え無しで2cmまで寄れるマクロ写真撮影、マクロビデオ撮影ができる[16]。
低照度での撮影に強くなり、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの広角カメラの場合、暗い場所での性能が最大2.2倍向上(iPhone 12 Pro、12 Pro Max比)した[17]。
また、背面には引き続きLiDARが搭載され、ARに用いられる他、暗い場所での撮影時にオートフォーカスにも使用され、ナイトモードポートレートも撮影可能である。
TrueDepthカメラは従来通り1200万画素となっており、赤外線センサを備えFace IDに利用される。iPhone 11シリーズ以降から搭載されたナイトモードに対応し、4Kビデオ撮影(最大60fps)が可能である。
全てのカメラでスマートHDR 4、シネマティックモード、最大4K/30fps(128GBモデルは1080p/30fps)のProResでの録画にも対応している[16]。
スピーカー
[編集]iPhone 7以降のモデルと同様に、液晶画面側の上部の通話用スピーカと本体下面にスピーカが内蔵され、横画面で使う時にはステレオスピーカとなる。またiPhone 11、11 Proシリーズから導入された「サイコ・アコースティック」[18]による空間オーディオにも対応する。
マイク
[編集]上部と本体下面、3カメラ部分に内蔵され、ステレオ音声収録が可能な他、高度な環境音抑制が行われる。 マイクの仕様が変わったことにより、12シリーズ以前にあった電話ノイズキャンセリング機能が廃止された。
バッテリー
[編集]iPhone 13 ProはiPhone 12 Proよりも最大で1.5時間バッテリ駆動時間が長く、iPhone 13 Pro MaxはiPhone 12 Pro Maxより最大で2.5時間バッテリー駆動時間が長く、iPhone史上最も長いバッテリー駆動時間(2021年9月14日現在)となっている[19][20]。
急速充電
[編集]iPhone 13 Pro/Pro Maxには急速充電に対応するApple USB-C - Lightningケーブルが添付されている[21]。20Wで急速充電を行うと30分で50%まで充電できる[22]。iPhone 13 Pro Maxでは、30Wを超えるUSB-C電源アダプタを使用すると27Wが最大出力になる[23]。iMacのUSB-Cポートでは15Wでの急速充電が出来る他、MacのUSB Type-AポートでもUSB-PDより遅い10Wで急速充電ができる。
ワイヤレス充電
[編集]Qiでは、最大7.5Wに対応する[21]。MagSafeおよびQi2(iOS 17.2以降)では、最大15Wに対応する[24]。
ソフトウェア
[編集]iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxには、初期出荷ではiOS 15 (19A341)がインストールされている。このiOS 15は単体リリース前のビルドであり、正式版の19A346にアップデートが促される。10月1日、Apple Watchでロック解除できない不具合などが解消された15.0.1(19A348)がリリースされた[25]。
5G対応と通信速度
[編集]5G NR
[編集]ドコモでは受信最大4.2Gbps/送信最大218Mbps[26]と発表されている。KDDIでは受信最大4.2〜3.7Gbps/送信最大218Mbps[27]と発表されている。ソフトバンクでは受信最大2.4Gbps/送信最大159Mbpsに留まる[28]。
5G NRの対応周波数: n1 (2100MHz)・n2 (1900MHz)・n3 (1800MHz)・n5 (850MHz)・n7 (2600MHz)・n8 (900MHz)・n12 (700MHz) ・n20 (800DD)・n25 (1900MHz)・n28 (700APT)・n29 (700Lower SMH)・n30 (2300WCS)・n38 (TD2600)・n40 (TD2300)・n41 (TD2500)・n66 (AWS-3)・n71 (600 MHz)・n77 (TD3700)・n78 (TD3500)・n79 (TD4700)[21]。
※太字は新たに加わったバンド。
※斜体は、日本国内で対応するsub-6GHz帯[29]。
4G
[編集]ドコモでは受信最大1.7Gbps/送信最大131.3Mbps[30]と発表されている。ソフトバンクでは受信最大838Mbps/送信最大46Mbpsに留まる[28]。
- FDD-LTE:バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71。
- TD-LTE:バンド34、38、39、40、41、42、46、48。
iPhoneモデルのタイムライン
[編集]参照
[編集]参考文献
[編集]- ^ a b c “iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max - 仕様”. Apple(日本). 2021年9月17日閲覧。
- ^ “iPhone13の最新情報|発売日はいつ?値段・予約開始日・スペックをレビュー | bitWave”. bitwave.showcase-tv.com. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “iPhone 13 Pro and iPhone 13 Pro Max” (英語). Apple. 2021年9月14日閲覧。
- ^ 西田宗千佳 (2021年9月15日). “「iPhone 13」のコスパが目を引く理由……アップルの意気込みは「動画」に”. www.businessinsider.jp. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “Apple、これまで以上にプロなiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxを発表”. Apple Newsroom (日本). 2021年9月17日閲覧。
- ^ “iPhone13をお得に予約する方法|発売日当日にスムーズに受け取るコツ | bitWave”. bitwave.showcase-tv.com. 2021年9月17日閲覧。
- ^ Garrett. “Every difference between the iPhone 13, Mini, Pro and Pro Max” (英語). CNET. 2021年9月15日閲覧。
- ^ a b “【先行レビュー】実機で確かめた、iPhone 13シリーズの進化と選び方のポイント”. CNET Japan (2021年9月21日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “「iPhone 13」シリーズは4キャリアとも“SIMロックなし””. ITmedia Mobile. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Espósito (2021年9月15日). “iPhone 13 Pro's A15 Bionic chip has more powerful GPU than regular iPhone 13” (英語). 9to5Mac. 2021年9月15日閲覧。
- ^ “クアルコム、5Gモデム「Snapdragon X60」を発表--2021年のスマホに搭載へ”. CNET Japan (2020年2月19日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ (日本語) iPhone 13 Pro拆解:想要13香,记得买Pro【享拆】-XYZONE 2021年9月24日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年9月24日). “楽天モバイル、「iPhone 13 Pro」、「iPhone 13 Pro Max」、「iPhone 13」、「iPhone 13 mini」を9月24日(金)に発売”. 産経ニュース. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “iPhone 13Pro, 12 Pro, 11 Pro - モデルを比較する”. Apple(日本). 2021年9月20日閲覧。
- ^ “iPhone 13 Pro Max, 12 Pro Max, 11 Pro Max- モデルを比較する”. Apple(日本). 2021年9月20日閲覧。
- ^ a b Silberling, Amanda. “iPhone 13 Proのカメラに「マクロ」「暗所での撮影」「映画製作向け機能」のアップデート” (英語). TechCrunch Japan. 2021年9月16日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “iPhone 13 Pro・iPhone 13 Pro Maxの製品情報 | au 法人・ビジネス・会社向け | KDDI株式会社”. biz.kddi.com. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “実際に使ってわかった「iPhone 11」の超絶進化 | スマホ・ガジェット”. 東洋経済オンライン (2019年9月17日). 2021年9月17日閲覧。
- ^ Inc, mediagene (2021年9月15日). “iPhone史上最長! 新作iPhone 13 Pro Maxのバッテリーは最大2.5時間も長持ちするよ #AppleEvent”. www.gizmodo.jp. 2021年9月17日閲覧。
- ^ Mayo, Benjamin (2021年9月16日). “iPhone 13 battery capacities increase significantly as Apple claims up to 2.5 hours of additional battery life” (英語). 9to5Mac. 2021年9月17日閲覧。
- ^ a b c “iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max - 仕様”. Apple(日本). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “iPhone 13 Pro Max - 技術仕様”. support.apple.com. 2021年10月1日閲覧。
- ^ Clark, Mitchell (2021年9月29日). “You can charge your iPhone 13 Pro Max much faster with the right power brick” (英語). The Verge. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “Qi2、iPhone 14とiPhone 13も最大15W出力の高速充電が可能:Ankerが明らかに”. mobilelaby.com. 2023年12月18日閲覧。
- ^ “iOS 15.0.1 (19A348) - Releases - Apple Developer” (英語). developer.apple.com. 2021年10月2日閲覧。
- ^ “iPhone(5G)通信・エリア | iPhone | NTTドコモ”. www.nttdocomo.co.jp. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “その他の超高速通信<受信/送信> | エリア:スマートフォン・携帯電話 | au”. www.au.com. 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b “[iPhone/iPad]データ通信速度はどのくらいですか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート”. ソフトバンク. 2022年1月3日閲覧。
- ^ 石野純也 (2020年10月16日). “iPhone 12シリーズは5G普及の起爆剤になるか 日本市場へのインパクトを読み解く”. ITmedia Mobile. 2020年10月16日閲覧。
- ^ “iPhone(4G)通信・エリア | iPhone | NTTドコモ”. www.nttdocomo.co.jp. 2021年9月17日閲覧。
- ^ Apple Inc. (2007-2020). iPhone News - Newsroom Archive. Retrieved january 28, 2021.
外部リンク
[編集]先代 iPhone 12/12 mini iPhone 12 Pro/12 Pro Max |
iPhone 13/13 mini iPhone 13 Pro/13 Pro Max iPhone SE(第3世代) 第15世代 |
次代 iPhone 14/14 Plus iPhone 14 Pro/14 Pro Max |