Portal:最近の出来事/2018年2月
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2018年2月
[編集]2018年2月28日
[編集]- (科学)米アリゾナ州立大などの研究チームは、ビッグバン後に初めて形成された星々「ファーストスター」の電波を豪州の砂漠の電波分光計で検出したと発表した。この観測結果によると初期宇宙の温度は従来の想定よりはるかに低温で、通常物質とダークマターとのエネルギーの相互作用が示唆されるという。--AFPBB、engadget
- (社会)昨年収穫された米の味・香り・つや・粘りなどを審査する食味ランキングが日本穀物検定協会から発表され、最高の「特A」を28年間維持してきた魚沼産コシヒカリが初めてランクを落とした。北海道の「ななつぼし」などは特Aを維持。各産地での品種改良によるブランド米の開発競争が垣間見られた。--NHK、読売新聞
- (社会)東京五輪のマスコット案について、全国の小学校でのクラス単位の投票結果が大会組織委員会から発表され、谷口亮の案が他2案に大差をつけて採用された。谷口のデザインは大会エンブレムの市松模様をアクセントとし、パラリンピックのマスコットにはピンクの桜の花びらもあしらわれている。--日本経済新聞、毎日新聞
2018年2月26日
[編集]- (文化)昨年の漫画単行本市場において、電子版の売上が初めて紙媒体を上回ったと出版科学研究所が発表した。電子版は無料・割引キャンペーンが効いて過去作品を中心に成長しているが、全体としては完結した『こち亀』『BLEACH』などに代わるヒット作が出ないこと、海賊版サイトの横行で停滞している。--産経新聞、NHK
- (文化)松方幸次郎がモネから直接購入し松方コレクションの一部となったが第二次大戦でフランスに接収され行方不明になっていた『睡蓮 ― 柳の反映』(1916年、200×420cm)がルーヴル美術館で発見された。破損が著しいがオランジュリーの『睡蓮』に連なる重要な作品として修復の上で公開する。--毎日新聞、産経新聞
2018年2月25日
[編集]- (スポーツ)平昌オリンピックが17日間の日程を終え閉会した。メダル数トップはノルウェー、次いで独、加となり、日本と韓国もメダルの増加が目立った。閉会式では K-POP ラッパーの CL(元 2NE1)、次いでダンスボーカルユニットの EXO が生パフォーマンスを披露し、盛大な花火で会場を盛り上げた。--毎日新聞、モデルプレス
2018年2月24日
[編集]- (社会)14日にフロリダの高校で起きた銃乱射事件で17人が犠牲になったにも関わらず銃規制への反対姿勢を崩さない全米ライフル協会に対し SNS 上などで批判が高まって同協会員への優遇措置を撤廃する企業が相次ぎ、デルタ航空とユナイテッド航空も同協会員への割引サービスを廃止すると発表した。--時事、AFPBB
2018年2月22日
[編集]- (科学)モウコノウマは現存する最後の野生種の馬と考えられてきたが、米カンザス大学などの研究チームはカザフスタン北部の遺跡で発掘された古代の馬の歯と骨をゲノム解析し、モウコノウマは5500年前の現地の家畜馬が野生化したものと結論づけた。馬の原産地がどこかという問題は振り出しに戻った。--AFPBB、National Geographic
- (歴史)英サウサンプトン大学などの研究チームはスペインのラパシエガ洞窟などに遺された太古の壁画の顔料をウラン-トリウム法で放射年代測定し、それらが6万4800年以上前に遡ることを示した。当時まだ欧州に現生人類は居らず、ネアンデルタール人が壁画を描く知性を備えていたことが初めて示された。--ロイター、CNN
- (科学)ボルネオ島に住むテングザルのオスは、鼻が大きいほど体格や睾丸も大きく多くのメスを従えたハーレムを作る相関関係があることを中部大などの研究チームが明らかにした。また鼻の小さいオスは大きいオスに遠慮して競争を避ける傾向があり、例の特徴的な鼻は性選択の産物であることが示唆された。--ナショナルジオグラフィック、時事
2018年2月21日
[編集]- (スポーツ)平昌冬季五輪のスピードスケート団体追い抜き(チームパシュート)決勝戦が行なわれ、髙木美帆、髙木菜那、佐藤綾乃で臨んだ日本は統率の取れた滑りを見せ、個人技で勝るオランダを五輪新記録で下し、この種目初の金メダルを獲得した。髙木美帆は今大会、金・銀・銅全てのメダル獲得となった。--毎日新聞、ロイター
- (裁判)格差解消に向けた働き方改革が国会で論じられる中、日本郵便の契約社員らが正社員と同じ業務をしていながら待遇格差があるのは労働契約法に反すると同社を訴えた裁判で、大阪地裁は昨年9月の東京地裁の判決をさらに拡大させ、年末年始勤務・住居・扶養の3手当について正社員と同額の支払いを命じた。--毎日新聞、産経新聞
2018年2月20日
[編集]- (社会)騙されてアダルトビデオの出演を強要された被害者が作品の販売・配信停止を求める場合、従来は弁護士を通じて削除を求めるしかなかったが、第三者機関のAV人権倫理機構は強要被害者や引退女優からの削除申請の受付窓口を開設し、人道的配慮として加盟メーカーに削除勧告を行なう仕組みを立ち上げた。--毎日新聞、BIGLOBEニュース
2018年2月18日
[編集]- (スポーツ)平昌冬季五輪のスピードスケート女子500mで、大会三連覇がかかっていた韓国の李相花に小平奈緒が0秒39の大差をつけ36秒94の五輪新記録で優勝し、日本のメダル数は過去最多だった長野大会の10個に並んだ。スピードスケートでの日本の金メダルは清水宏保以来2人目で、女子では初となる。--産経新聞、時事
2018年2月17日
[編集]- (スポーツ)平昌冬季五輪の男子フィギュアで羽生結弦が金メダルを決め、ディック・バトン(米)以来68年ぶりに五輪連覇を果たした。昨年に右足首靭帯を傷めた羽生だが、フリーの冒頭から4回転サルコー・4回転トーループを成功させ、その後もミスを抑えて高得点につなげた。また宇野昌磨も銀メダルとなった。--BBC、朝日新聞
2018年2月15日
[編集]- (社会)子供への体罰は感情を司る前頭前野を萎縮させたり、言葉の暴力が聴覚野を変形させるなど悪影響を及ぼすと言われるが、国際 NGO が2万人の成人を対象に昨年調査したところ6割が体罰を躾の一部として容認しており、自治体による子育て研修や民法第822条の“親権者による懲戒権”削除を提言した。--時事、朝日新聞
- (社会)交通事故による死者は、ピークだった1970年に比べると取り締まりや安全対策の強化で今は1/5に減ったが、75歳以上の高齢者ドライバーによる死亡事故の割合はここ数年で13%前後と高止まりが続いており、そのドライバーの半数で認知症ないし認知機能低下が見られたと警察庁が発表した。--日本経済新聞、朝日新聞
2018年2月14日
[編集]- (政治)2009年の大統領就任以降の失政による経済低迷と複数の汚職疑惑で批判が高まっていた南アフリカのズマ大統領は、ラマポーザ議長を新指導者に据えた与党アフリカ民族会議が翌15日に下院で不信任決議案を可決させると表明したのを受け、テレビ演説で辞意を表明した。後任はラマポーザが就く見通し。--ブルームバーグ、BBC
- (教育)文科省が9年ぶりとなる高校の学習指導要領の改訂案を公表した。学習する知識量は維持しつつ教科横断的な思考力・表現力を養うという観点から、近現代の日本と世界の関係を複眼的に捉える「歴史総合」、裁判や選挙制度の理解を通じて主権者として公正な判断力を養う「公共」などの科目が新設される。--毎日新聞、産経新聞
2018年2月13日
[編集]- (教育)昨年に小5・中2の全員を対象に行なった全国体力テストの結果をスポーツ庁が発表し、小中とも女子は持久走や反復横跳びなど計8種目の合計点が2008年の調査開始以来の最高点を更新、一方男子は横ばいだった。生徒が運動に興味を持てるような体育の授業内容の改善が効果を上げたと同庁は分析した。--テレビ朝日、毎日新聞
- (政治)外務省において国連安保理の制裁決議の履行業務は、北東アジア課など対象国の担当課が個別に対応してきたが、4月の組織改編にあたり、それらを一元的に掌握し決議内容の解釈のばらつきを抑え確実に履行を行なうため「国連制裁室」を新たに設置すると河野外相が記者会見で明らかにした。--産経新聞、時事
2018年2月12日
[編集]- (裁判)スプレー塗料を使った落書きの聖地としてニューヨークの観光名所となっていたファイブ・ポインツの作品群を、ビルの所有者がマンション建て替えのため予告なく白く塗りつぶしたのは、作品の所有者でなくともアーティストが持つ“作品を守る権利”の侵害にあたるという判決を連邦地裁が下した。--朝日新聞、CNN
2018年2月9日
[編集]- (スポーツ)平昌冬季五輪が開幕した。参加する国・地域は過去最多の92、参加選手は2900人を超える。国家ぐるみのドーピングが認定されたロシアは個人資格での参加となった。開会式では、開催国の韓国は北朝鮮と合同で“コリア”として統一旗を掲げて入場、最終聖火ランナーはフィギュアの金妍兒だった。--朝日新聞、BBC
2018年2月7日
[編集]- (政治)キリスト教民主・社会同盟を率いる独メルケル首相は、昨年9月の総選挙から未だ政権が発足しない異常事態を収束させるため、第二党の社会民主党に大きく譲歩する形で大連立を決めた。これはショイブレ前財務相が進めた緊縮財政からの転換でもあり、経済的に共存するユーロ圏諸国からは歓迎の声が多い。--ロイター、産経新聞
- (文化)トルドー首相率いる自由党政権のジェンダー・フリー方針を受け、カナダ国歌「オー・カナダ」の歌詞を“汝の息子全ての中に流れる真の愛国心”から“我々全てに流れる…”に変える法案が成立した。1980年の国歌採用以降、歌詞の変更は長らく議論され、保守党議員からは反対も根強かった。--CNN、毎日新聞
- (文化)1944年に上海で発刊され今は国会図書館にも残っていない日本語雑誌『大陸』に井伏鱒二の全集未収録の短編小説『饒舌老人と語る』が掲載されているのを北京外国語大の日本文学研究者が中国国家図書館で発見した。同誌には学童疎開を題材にした丹羽文雄の小説や武田泰淳の上海紀行文も載っていた。--東京新聞、読売新聞
2018年2月5日
[編集]- (政治)モルディブのヤミーン大統領が非常事態宣言を出し、対立していた最高裁判事や異母兄のガユーム元大統領らを逮捕した。1日に最高裁は亡命中のナシード元大統領ら政治犯の釈放と野党議員の復権を命じたが、ヤミーンは年内の大統領選への影響を懸念してこれを無視したため抗議デモに発展している。--朝日新聞、日本経済新聞
2018年2月4日
[編集]- (スポーツ)今年のスーパーボウルがミネアポリスのUSバンク・スタジアムで行なわれ、序盤からリードを守ったイーグルス (NFC) は第4クォーターで一時ペイトリオッツ (AFC) に逆転されたものの、残り3分でQBフォールズがタッチダウン・パスを決めて再逆転し、41-33で勝利して初優勝を決めた。--時事、読売新聞
- (科学)米オクラホマ大の研究チームはコップ座の方角にある38億光年先の銀河がクエーサーの前を横切った際の重力レンズ効果による明るさの変化を天文衛星チャンドラで観測し、これまで3千個以上の太陽系外惑星が見つかった我々の銀河系以外の銀河にも恒星でない軽い惑星が存在することを初めて実証した。--産経新聞、毎日新聞