コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ホームタウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Osaka toyonaka (会話 | 投稿記録) による 2010年4月8日 (木) 05:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ホームタウン一覧)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ホームタウン(hometown)とは、Jリーグなどのスポーツクラブチームが本拠とする地域のことを指す。

用法

プロ野球などでいうフランチャイズ地域保護権)とは、似ているようでかなり異なる。

フランチャイズは試合の開催などの興行活動を独占的に行うことのできる営業権、興行権の意味合いが強い。これに対してホームタウンには興行権の意味は含まれない。ホームタウンは、クラブチームがその地域社会と密着して活動しているという意味合いが強い。

なお、一般的には「故郷、育った町」という意味である。

Jリーグ

Jリーグでは、ホームタウンを「クラブと地域社会が一体となって実現する、スポーツが生活に溶け込み、人々が心身の健康と生活の楽しみを享受することができる町」と定義している。

プロ野球都道府県単位となっているがJリーグでは基本的に市区町村単位でホームタウンが制定されている。参加各チームはホームタウンのスタジアムで全主催ゲームの80%を開催することが義務付けられている。また、1999年からは同一都道府県の複数の市区町村をまたいだり、また本拠となる都道府県全域をカバーすることができる「広域ホームタウン」制度が認められるようになった。ただ、鹿島アントラーズはJリーグに加盟した当初(1992年)から特例で広域ホームタウンが認められていた。ちなみに、現在全県ホームタウンとなっているのは山形草津FC東京東京V甲府富山岐阜岡山徳島愛媛大分の11クラブである。

なお、やむを得ない事情でホームタウンを移転する場合は、実施する1年前までにJリーグの理事会、実行委員会の承認を得ることが義務付けられている。

過去にJリーグのクラブでホームタウンを移転した例はヴェルディ川崎2001年川崎市東京都に移し、それを機にチーム名を「東京ヴェルディ1969」に変更した事例があるのみ。コンサドーレ札幌(川崎市→札幌市)、水戸ホーリーホック土浦市水戸市)、大宮アルディージャ旧・浦和市旧・大宮市=現在は合併によりさいたま市)、アビスパ福岡藤枝市福岡市)の各チームはそれぞれJFLに在籍した時にホームタウンを移動している。

ホームタウン一覧

クラブ名 活動区域 ホームタウン 所属
コンサドーレ札幌 北海道 札幌市 J2
ベガルタ仙台 宮城県 仙台市 J1
モンテディオ山形 山形県 山形市天童市鶴岡市を中心とする全県 J1
鹿島アントラーズ 茨城県 鹿嶋市潮来市神栖市鉾田市行方市 J1
水戸ホーリーホック 茨城県 水戸市 J2
栃木SC 栃木県 宇都宮市 J2
ザスパ草津 群馬県 草津町前橋市を中心とする全県 J2
浦和レッドダイヤモンズ 埼玉県 さいたま市 J1
大宮アルディージャ 埼玉県 さいたま市 J1
ジェフユナイテッド市原・千葉 千葉県 千葉市市原市 J2
柏レイソル 千葉県 柏市 J2
FC東京 東京都 東京都 J1
東京ヴェルディ 東京都 東京都 J2
川崎フロンターレ 神奈川県 川崎市 J1
横浜F・マリノス 神奈川県 横浜市横須賀市 J1
横浜フリューゲルス 神奈川県 横浜市(長崎県熊本県鹿児島県 消滅
横浜FC 神奈川県 横浜市 J2
湘南ベルマーレ 神奈川県 厚木市伊勢原市小田原市茅ヶ崎市秦野市
平塚市藤沢市大磯町寒川町二宮町
J1
アルビレックス新潟 新潟県 新潟市聖籠町 J1
ヴァンフォーレ甲府 山梨県 甲府市を中心とする全県 J2
カターレ富山 富山県 富山市を中心とする全県 J2
FC岐阜 岐阜県 岐阜市を中心とする全県 J2
清水エスパルス 静岡県 静岡市 J1
ジュビロ磐田 静岡県 磐田市 J1
名古屋グランパス 愛知県 名古屋市 J1
京都サンガF.C. 京都府 京都市 J1
ガンバ大阪 大阪府 吹田市 豊中市 高槻市 茨木市 J1
セレッソ大阪 大阪府 大阪市 J1
ヴィッセル神戸 兵庫県 神戸市 J1
ファジアーノ岡山FC 岡山県 岡山市倉敷市津山市を中心とする全県 J2
サンフレッチェ広島 広島県 広島市 J1
徳島ヴォルティス 徳島県 徳島市鳴門市美馬市松茂町板野町
藍住町北島町を中心とする全県
J2
愛媛FC 愛媛県 松山市を中心とする全県 J2
ギラヴァンツ北九州 福岡県 北九州市 J2
アビスパ福岡 福岡県 福岡市 J2
サガン鳥栖 佐賀県 鳥栖市 J2
ロアッソ熊本 熊本県 熊本市 J2
大分トリニータ 大分県 大分市別府市佐伯市を中心とする全県 J2
  • 横浜F:1992~95年までは横浜市をホームタウンとしながら、当時の九州地区にはJクラブがなかった事やスポンサーがANAであった事などを踏まえて、九州3県(長崎県、熊本県、鹿児島県)を特別活動地域に指定し、天皇杯以外の横浜F主催ゲームも含めてホームタウンと同じ権限を持って活動していた。ただ、1996年に福岡がJリーグに昇格した為に特別活動地域のカテゴリーは消滅し、チームそのものも1998年に横浜マリノス(当時)へと吸収合併された。
  • ここでは、将来的にJリーグ参戦を目指すJFLのチームについて記述する。
クラブ名 活動区域 ホームタウン
ブラウブリッツ秋田 秋田県 にかほ市
流通経済大学FC 茨城県 龍ヶ崎市
FC町田ゼルビア 東京都 町田市
松本山雅FC 長野県 松本市
ツエーゲン金沢 石川県 金沢市
MIOびわこ草津 滋賀県 草津市
ガイナーレ鳥取 鳥取県 米子市鳥取市を中心とする全県
V・ファーレン長崎 長崎県 諫早市長崎市を中心とする全県
FC琉球 沖縄県 沖縄市北谷町を中心とする全県

関連項目

');