コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

えきマチ1丁目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
えきマチ1丁目のロゴマーク
(2014年11月4日撮影)
えきマチ1丁目 姪浜
(2014年11月4日撮影)

えきマチ1丁目(えきマチいっちょうめ)は、九州旅客鉄道(JR九州)が展開する中小規模の駅構内商業施設である[1]

概要

[編集]

1975年昭和50年)3月10日の山陽新幹線の博多延伸に合わせて、「博多ターミナルビル」が地上3階・地下2階建てで3階部分が新幹線ホームとなっている博多駅筑紫口ビルを開設し[2]、同ビルの地下1階から地上2階に[2]商業施設「博多デイトス」を同日に開業したのが始まり[3]

1977年(昭和52年)12月1日に、鉄道の高架化に合わせて「佐賀デイトス」が佐賀駅に開業した[4]

1984年(昭和59年)12月には[5]「姪浜デイトス」が姪浜駅に[6]開業する。

この後も、九州地区で日本国有鉄道(国鉄)の駅に併設する商業施設(駅ナカ)の開設を進めていった。

2012年平成24年)4月から「佐賀デイトス」などの運営を「JR九州ビルマネジメント」に移管することになった[7]

2014年(平成26年)には、「デイトス」や「フレスタ」「ミュー」に分かれていた[6]「JR九州ビルマネジメント」の運営する中小規模の駅構内の商業施設の名称を[1]、知名度向上などの販売促進の効率の面から「えきマチ1丁目」に統一することになった[8][9]。また、別府駅商業施設をJR九州ビルマネジメントに編入。

2014年(平成26年)7月14日に、「姪浜デイトス」を全面改装して「えきマチ1丁目 姪浜」として新装開業したのを皮切りに[10]、同年10月14日にデイトス・フレスタ・ミューの14施設を一斉に名称変更した。[1][9]

同年11月1日に、フレスタ佐世保の名称変更により[11]名称の統一・変更を完了した。

運営施設

[編集]

過去にえきマチ1丁目だった施設

[編集]

 増床・リニューアルを機に「肥後よかモン市場」へ変更。

 現在は「えきマチ1丁目」の公式サイトから削除。「さつまち鹿児島中央駅 みやげ横丁・ぐるめ横丁」の名前で営業は継続。

 アミュプラザみやざきの開業に合わせて改装を行い、「ひむか きらめき市場」としてリニューアル。

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 旧「デイトス」の施設[10]。2014年(平成26年)7月14日に新装開業した際に名称変更したため、「えきマチ1丁目」の名称としては1号店となった[10]
  2. ^ 旧「デイトス」の施設[1]
  3. ^ a b c d e f g h i j k 旧「フレスタ」の施設[要出典]
  4. ^ 旧「ミュー」の施設[要出典]
  5. ^ 旧「フレスタ」の施設[11]。2014年(平成26年)11月1日に名称変更した[11]
  6. ^ 旧「ミュー」の施設[1]
  7. ^ かつては別府ステーション・センター(別府市の第3セクター→JR九州グループ)が「B-passage」・「BIS南館」として運営。2014年に別府ステーション・センターが「大分ターミナルビル」(のちに「JR大分シティ」)と社名変更し、JRおおいたシティの運営企業となったため、JR九州ビルマネジメントに事業移管。えきマチ1丁目編入後も「B-passage」・「BIS南館」等の施設名を活用。
  8. ^ 白川口には「東館」があり[16]2011年(平成23年)3月12日に九州新幹線全線開業に合わせて新幹線口に「西館」が開業した[17]
  9. ^ 連続立体交差化事業に合わせ、1993年(平成5年)10月に開業した[5]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g “佐賀デイトス、ミュー唐津 「えきマチ1丁目」に改称”. 佐賀新聞(佐賀新聞社). (2014年10月15日)
  2. ^ a b 鉄道弘済会会長室五十年史編籌事務局 『鉄道弘済会五十年史』 鉄道弘済会、1983年2月25日。
  3. ^ 『昭和51年版 交通年鑑』 交通協力会、1976年3月15日。
  4. ^ 『昭和58年版 交通年鑑』 交通協力会、1983年3月15日。
  5. ^ a b 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2008年版』 東洋経済新報社、2008年。
  6. ^ a b 中園敦二(2014年7月11日). “JR九州:16駅ビル、商業施設の名称統一”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  7. ^ “JR佐賀駅西口改札、2月末で閉鎖”. 佐賀新聞(佐賀新聞社). (2012年2月29日)
  8. ^ いよいよ「えきマチ1丁目」に名称が変わります!!』(PDF)(プレスリリース)JR九州ビルマネジメント、2014年10月3日。オリジナルの2020年11月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201107035049/https://www.jrkyushu.co.jp/news/pdf/m125.pdf2020年11月8日閲覧 
  9. ^ a b 生野貴紀(2014年10月24日). “JR九州:佐賀、唐津駅ビルの名称統一 「えきマチ1丁目」”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  10. ^ a b c d “姪浜駅ビル30年ぶり改装オープン” 読売新聞(読売新聞社). (2014年7月14日)
  11. ^ a b c 梅田啓祐(2014年10月31日). “フレスタSASEBO:あすからは…「えきマチ1丁目佐世保」 リニューアル開業”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  12. ^ 「えきマチ1丁目」統一後、初の新設施設。
  13. ^ 黒崎駅に 『えきマチ1丁目 黒崎』 がオープン!!”. 九州旅客鉄道. 2019年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月27日閲覧。
  14. ^ “黒崎駅グランドオープン JR九州が記念式典”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2019年5月10日) 
  15. ^ 「大分駅ビル」の名称と施設概要について (PDF) 九州旅客鉄道株式会社・大分ターミナルビル株式会社、2014年9月30日
  16. ^ 甲木 “JR熊本駅白川口に「熊本銘品蔵」をオープン JR九州リテール 地元特産品を販売”. 週刊経済 2013年4月9日発行 No.1718 (地域経済センター) (2013年4月9日).
  17. ^ “初の日曜にぎわう熊本駅の商業施設 新幹線開業”. 熊本日日新聞(熊本日日新聞社). (2011年3月14日)

外部リンク

[編集]