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M63 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひまわり銀河から転送)
M63
Sunflower Galaxy
M63 - レモン山天文台 24インチ宇宙望遠鏡による画像
M63 - レモン山天文台
24インチ宇宙望遠鏡による画像
仮符号・別名 ひまわり銀河
星座 りょうけん座
見かけの等級 (mv) 8.59[1]
視直径 7.700 × 4.466[1]
分類 SA(rs)bc[1]
発見
発見日 1779年6月14日
発見者 ピエール・メシャン
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  13h 15m 49.329s[1]
赤緯 (Dec, δ) +42° 01′ 45.44″[1]
赤方偏移 0.001678[1]
視線速度 (Rv) 503 ± 5 km/s[1]
距離 2670万光年 (約8.19Mpc)[2]
M63の位置
M63の位置
他のカタログでの名称
Sunflower Galaxy[1],
NGC 5055[1],
UGC 8334[1]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 星図 13h 15m 49.329s, +42° 01′ 45.44″

M63 (NGC 5055) はりょうけん座にある渦巻銀河ひまわり銀河[3][4][5]という通称で知られる。

概要

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天の川銀河とほぼ同じ10万光年の直径を持つとみられる。M51M101と同じM51銀河群に属している[6]。1850年にロス卿が渦巻構造を発見した14の銀河に含まれるなど、早くからその渦巻構造が知られた銀河の一つである[6]

双眼鏡で十分恒星と見分けられる明るい銀河の一つである[3]。口径5cmの望遠鏡で星雲らしくなる。中心部に輝く星が見える。口径10cmで中心がよく輝いて、淡い楕円形の光にとりかこまれていることが分かる[3]。条件さえ良ければ星雲の一端がとがっているのも見える。口径20cmの望遠鏡では中心部を取り巻く光芒が次第に見えてくる[3]。口径が大きくなるに従って、中心部をとりまく腕が明瞭になってくる。銀河の端に見える8等星は、M63とは無関係である[4]

1971年5月25日に超新星SN 1971Iが発見された[3]

観測史

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1779年6月14日にメシャンが発見した[7]シャルル・メシエは「メシャンの発見した星雲である。微かでM59と同じくらい。星を含まない。測微尺の僅かな照明で消える。近くの8等星が星雲に先行する」とした[7]ウィリアム・ハーシェルは「非常に明るく、NpからSf方向に広がる。よく輝く核がある」とした[7]

名称

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通称の「ひまわり銀河」は、銀河の形状がヒマワリの花に似ていることから付けられた。英語でも同じくSunflower Galaxy[1][6]という通称で呼ばれる。

画像

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M63. 2015年7月12日閲覧。
  2. ^ NED Query Results for MESSIER 063”. 2015年7月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e メシエ天体ガイド:M63”. AstroArts. 2015年7月12日閲覧。
  4. ^ a b 中西昭雄『メシエ天体ビジュアルガイド』誠文堂新光社、2014年10月28日、134頁。ISBN 978-4-416-11462-9 
  5. ^ 渦巻銀河合体の痕跡:M63”. ナショナルジオグラフィック (2010年9月10日). 2015年7月12日閲覧。
  6. ^ a b c Hartmut Frommert (2007年8月30日). “Messier Object 63”. 2015年7月12日閲覧。
  7. ^ a b c Hartmut Frommert (2005年3月30日). “Messier 63”. 2016年3月12日閲覧。

関連項目

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