M85 (天体)
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M85 Messier 85 | |
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M85(右)とNGC 4384(左)
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仮符号・別名 | NGC 4382[1] |
星座 | かみのけ座 |
見かけの等級 (mv) | 9.1[2] |
視直径 | 5.507' × 3.689'[1] |
分類 | SA(s)0+pec (レンズ状銀河)[2]、 相互作用銀河[1] |
発見 | |
発見日 | 1781年3月4日[3] |
発見者 | ピエール・メシャン[2] |
発見方法 | 望遠鏡による観測 |
位置 元期:J2000.0 | |
赤経 (RA, α) | 12h 25m 24.053s[1] |
赤緯 (Dec, δ) | +18° 11′ 27.89″[1] |
赤方偏移 | 0.002492[1] |
視線速度 (Rv) | 746 km/s[1] |
距離 | 6000万光年[2](約18Mpc) |
M85の位置
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
座標: 12h 25m 24s, +18° 11′ 28″ M85(NGC 4382)はかみのけ座にあるレンズ状銀河である。形や大きさがM84と似ている。
概要
[編集]数多くの銀河が密集しているおとめ座銀河団の仲間であり、M85以南に特に銀河が密集している。
口径5cmの望遠鏡で微かに認めることができる。口径10cmの望遠鏡では外形がやや不規則な点まで観測することができる。口径20cmになると8'東にNGC 4394という11.2等の棒渦巻銀河が見えてくる。口径30cmでは南東から北西にかけて何やら棒構造のようなものが見えてくる。
観測史
[編集]1781年にピエール・メシャンによって発見された。同年メシエは「星のない星雲。かみのけ座11番星と14番星の間で、おとめの耳に近い。非常に微かである」とした[3]。スミスは「明るくやや大きな目。中心部が明るい」と記している。ダレストは「大きく明るくとにかく中心が著しい。他の星雲が後続する」としている。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M85. 2016年2月28日閲覧。
- ^ a b c d Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2007年9月2日). “Messier Object 85”. SEDS. 2016年2月28日閲覧。
- ^ a b Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2004年2月10日). “Messier 85 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年2月28日閲覧。
参考文献
[編集]- 中野繁『星雲星団の観測』恒星社厚生閣、1978年。ISBN 978-4769900559。
- 浅田英夫『星雲星団ウォッチング』地人書館、1996年2月。ISBN 978-4805205013。
- 渡部潤一『メシエ天体のすべて - 夜空に光るM1からM110まで』ニュートンプレス〈ニュートン別冊〉、2007年1月。ISBN 978-4315517910。