M76 (天体)
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小亜鈴状星雲[1] Little Dumbbell Nebula | ||
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仮符号・別名 | NGC 650, 651[2] | |
星座 | ペルセウス座 | |
見かけの等級 (mv) | 10.1[3] | |
視直径 | 2.307' × 2.307'[2] | |
分類 | 惑星状星雲[2] | |
発見 | ||
発見日 | 1780年9月5日[3] | |
発見者 | ピエール・メシャン[3] | |
発見方法 | 望遠鏡による観測 | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 01h 42m 19.7s[2] | |
赤緯 (Dec, δ) | +51° 34′ 32″[2] | |
赤方偏移 | -0.000079[2] | |
視線速度 (Rv) | -23.6km/s[2] | |
固有運動 (μ) | 赤経: 2.586 ミリ秒/年[2] 赤緯: -2.959 ミリ秒/年[2] | |
距離 | 2,500光年[3] | |
M76の位置
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他のカタログでの名称 | ||
小あれい状星雲[4], 小あれい星雲[5], Little Dumbell Nebula[2], Barbell Nebula[2], Cork Nebula[2] |
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
座標: 01h 42m 19.7s, +51° 34′ 32″
M76(NGC 650、651)は、太陽系から見てペルセウス座の方向約2,500光年の距離にある惑星状星雲。小亜鈴状星雲(しょうあれいじょうせいうん、英: Little Dumbbell Nebula)とも呼ばれる[1]。
特徴
[編集]メシエ天体の中では最も暗い目標の中の一つである。口径8cmの望遠鏡で微かな楕円に見える。口径10cmの望遠鏡でマラスは「10cmでは良い対象となり、亜鈴の小型で、なめらかな表面のノットが互いにくっついている」とした。口径20cmでは四角い形に見えるが、中央のくびれ部分が次第に見えてくる。惑星状星雲は空の状態が多少悪くても、高倍率でも薄れず楽しめる天体が多いが、この天体もそうである。
観測史
[編集]1780年9月5日にピエール・メシャンによって発見された[3]。「星を含まない。小さくて微か」と記している[6]。同年シャルル・メシエは、「アンドロメダ右足の星雲は1780年9月5日メシャンが観測している。彼は色消し望遠鏡で探し、星雲状物質をふくむ小さな星団にみえた」とした[6]。ウィリアム・ハーシェルは「分解されない二重星雲」として、これを2つの天体と認識したため、NGCナンバーが2つつくことになった[6]。ウェッブは「青白い青雲で二重。M27の奇妙なミニチュア」とした。ロス卿は「渦状。連続した隆起。刈り入れ用の鎌のよう」とした。フェーレンベルクは「大口径での写真ではコルク栓のようだ。NGCカタログでどうして2つに分かれているか分からない」とした。
ギャラリー
[編集]-
M76
出典
[編集]- ^ a b “M76 惑星状星雲 ( 小亜鈴状星雲 )”. なよろ市立天文台 きたすばる. 2022年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l "M 76". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2022年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e Frommert, Hartmut (2018年10月22日). “Messier Object 76”. SEDS. 2015年12月27日閲覧。
- ^ 中西昭雄『メシエ天体ビジュアルガイド』誠文堂新光社、2014年10月28日、160頁。ISBN 978-4-416-11462-9。
- ^ “メシエ天体ガイド:M76”. AstroArts. 2015年12月27日閲覧。
- ^ a b c Frommert, Hartmut (2005年10月21日). “Messier 76 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2015年12月27日閲覧。
関連項目
[編集]- 亜鈴状星雲 (M27)