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アレクサ・シメカ・クニエリム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレクサ・シメカ・クニエリム
Alexa Scimeca
フィギュアスケート選手
生誕 (1991-06-10) 1991年6月10日(33歳)
アメリカ合衆国 アディソン
身長 157 cm
選手情報
代表国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パートナー ブランドン・フレイジャー
コーチ トッド・サンド
ジェニー・メノー
ラファエル・アルトゥニアン
所属クラブ DuPage FSC
開始 1998
ISUサイト バイオグラフィ
ISUパーソナルベストスコア
総合221.092022 世界選手権
SP77.652022 GPファイナル
FS147.872023年世界国別対抗戦
大会成績
主要国際大会 1 2 3
オリンピック(団体戦) 1 0 1
世界選手権 1 1 0
四大陸選手権 0 1 1
グランプリファイナル 0 1 0
合計数 2 3 2
獲得メダル
フィギュアスケート
""オリンピック""
2022 北京 団体戦
世界選手権
2022 モンペリエ ペア
2023 さいたま ペア
四大陸選手権
2014 台北 ペア
2016 台北 ペア
グランプリファイナル
2022 トリノ ペア

アレクサ・シメカ・クニエリム英語: Alexa Scimeca Knierim, 1991年6月10日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはブランドン・フレイジャー、夫のクリス・クニエリムなど。

2015年、2018年、2020年、2021年全米選手権優勝。2016年四大陸選手権2位。2022年世界選手権優勝。

人物

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2014年4月8日にパートナーのクニエリムからプロポーズを受けた[1]。2016年6月26日、コロラドスプリングスにて挙式を行った[2]。式にはアシュリー・ワグナーアダム・リッポンマディソン・チョックエヴァン・ベイツマックス・アーロンライアン・ブラッドレイドリュー・ミーキンスマデリーン・アーロンマックス・セットレージらが出席した。

2016-2017シーズンからは、登録名をアレクサ・シメカ・クニエリムに変更している。

経歴

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イワン・ドミトロフとペアを組み、2011年と2012年の全米選手権に出場するも解散[3]

2012年の4月にクリス・クニエリムとのペアを結成し、練習拠点をコロラドスプリングスに移した。国際大会初出場となったニース杯で優勝。ケイトリン・ヤンコウスカス/ジョシュア・レーガン組が怪我のために出場を辞退したために、NHK杯への出場が決まり、そこでは4位となった。全米選手権では銀メダルを獲得した。四大陸選手権への出場が決まったが、公式練習中に右足を負傷したために棄権をした[4]。当初は世界選手権の代表では無かったが、ケイディー・デニー/ジョン・コフリン組が次のシーズンへの準備のために出場辞退をしたため、繰り上がりで出場。そこでは9位となった。

2013-2014シーズン、グランプリシリーズには2戦出場。中国杯では5位、ロステレコム杯では6位だった。全米選手権では4位。四大陸選手権ではSPで自己ベストを更新して2位、FSではジャンプの失敗が重なり4位となるも総合3位でISU主催の国際大会で初めてのメダルを獲得した。

2014-2015シーズン、全米選手権では4回転ツイストリフトに初成功するなどして初優勝。

2015-2016シーズン、スケートアメリカで2位となり、グランプリシリーズで初のメダルを獲得した。初出場のグランプリファイナルでは、FSでの4回転ツイストリフトの転倒もあり、最下位に終わった。全米選手権では2位。四大陸選手権では、FSで1つのマイナスも受けない演技で、初めて140点を超えるスコアをマークした。総合得点でも初めて200点台を超え、銀メダルを獲得した。

2016-2017シーズン、4月から体の不調が始まり、10~12時間嘔吐し続ける症状が続いた。10人以上の医師に診察を受けた後、8月に命を脅かす胃腸の疾患と診断され、腹部の手術を2度受けた。9月に練習を再開するも、グランプリシリーズの欠場を発表した[5]。11月1日には3度目の手術を受けた。一連の症状が原因で体重は約9kg減少した[6][7]。大会に必要なレベルの練習を積めていないことで、全米選手権も欠場した[8]四大陸選手権で試合復帰を果たし6位。世界選手権では10位となった。

2017-2018シーズン、全米選手権では3年ぶり2度目の優勝を果たし、1枠しかない平昌オリンピック代表に内定した。平昌オリンピック団体戦では銅メダルを獲得。個人戦では15位に入った。世界選手権では自己ワーストの15位となった。その結果、翌年のアメリカペアの出場枠は1枠に減った。アメリカの1枠陥落は、大会全体の出場ペアがわずか5組に止まった1957年大会以来62年ぶりのことである。2018年5月14日、休養を発表したばかりのアリオナ・サフチェンコへのコーチ変更と、シカゴドイツオーベルストドルフへ練習拠点を移すことを発表した[9][10]

主な戦績

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大会/年 2010
-11
2011
-12
2012
-13
2013
-14
2014
-15
2015
-16
2016
-17
2017
-18
2018
-19
2019
-20
2020
-21
2021
-22
2022
-23
冬季オリンピック 15 6
世界選手権 9 7 9 10 15 7 1 2
四大陸選手権 棄権 3 5 2 6
全米選手権 棄権 10 2 4 1 2 WD 1 7 1 1 WD 1
GPファイナル 7[11] 2
GP NHK杯 4 3 5 3 7
GP MKジョン・ウィルソン杯 1
GPフランス 3
GPスケートカナダ 4
GPスケートアメリカ 4 2 5 4 1 4 1
GPロステレコム杯 6 辞退
GP中国杯 5
GPエリック杯 4
CSゴールデンスピン 2 5
CSネーベルホルン杯 3 2 2 2
ネペラ杯 3
CS USクラシック 1 2
CSアイスチャレンジ 1
ニース杯 1
John Nicks Pairs Challenge 1
Cranberry Cup 2
ISP Points Chall. 2
世界国別対抗戦 2T
2P
1T
1P

詳細

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2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年3月21日 - 25日 2018年世界フィギュアスケート選手権ミラノ 11
69.55
15
112.49
15
182.04
2018年2月14日 - 15日 2018年平昌オリンピック平昌 14
65.55
15
120.27
15
185.82
2017年11月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズスケートアメリカレークプラシッド 5
64.27
6
124.80
5
189.07
2017年11月10日 - 12日 ISUグランプリシリーズNHK杯大阪 4
65.86
5
126.65
5
192.51
2017年9月13日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズUSインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 3
61.46
1
124.76
2
186.08
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年3月27日 - 4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 8
72.17
11
130.20
10
202.37
2017年2月14日 - 19日 2017年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 6
69.10
6
124.81
6
193.91
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年4月22日 - 24日 2016年コーセー・チームチャレンジカップスポケーン - 3
122.15
1
団体
2016年3月26日 - 4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 7
71.37
12
118.69
9
190.06
2016年2月16日 - 21日 2016年四大陸フィギュアスケート選手権台北 3
67.61
2
140.35
2
207.96
2016年1月15日 - 24日 全米フィギュアスケート選手権セントポール 2
67.35
2
129.45
2
196.80
2015年12月9日 - 13日 2015/2016 ISUグランプリファイナルバルセロナ 6
68.14
7
109.28
7
177.42
2015年11月27日 - 29日 ISUグランプリシリーズ NHK杯長野 2
68.43
3
122.23
3
190.66
2015年10月27日 - 31日 ISUチャレンジャーシリーズ アイスチャレンジグラーツ 1
68.74
1
120.54
1
189.28
2015年10月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカミルウォーキー 1
69.69
4
122.28
2
191.97
2015年9月23日 - 26日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 4
58.00
2
121.56
2
179.56
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年4月16日 - 19日 2015年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 4
64.22
3
127.87
1
団体
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 7
65.56
7
120.25
7
185.81
2015年2月9日 - 15日 2015年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 5
63.54
5
124.44
5
187.98
2015年1月17日 - 25日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 1
74.01
1
136.48
1
210.49
2014年11月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 4
59.04
3
120.28
4
179.32
2014年10月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 4
60.61
4
108.01
4
168.62
2014年9月24日 - 27日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 3
55.29
3
110.81
3
166.10
2014年9月10日 - 14日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 2
49.00
1
114.24
1
163.24
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年1月20日 - 25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 2
66.04
4
104.31
3
170.35
2014年1月5日 - 12日 全米フィギュアスケート選手権ボストン 5
64.68
4
124.99
4
189.67
2013年11月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 5
59.56
6
114.14
6
173.70
2013年11月1日 - 3日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 4
57.99
6
103.73
5
161.72
2013年10月3日 - 5日 2013年オンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 2
51.17
3
102.17
3
153.34
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月10日 - 17日 2013年世界フィギュアスケート選手権ロンドン 12
55.73
9
117.78
9
173.51
2013年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権オマハ 3
52.79
1
119.96
2
172.75
2012年11月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ NHK杯利府 5
54.41
4
108.69
4
163.10
2012年10月24日 - 28日 2012年ニース杯ニース 1
59.01
2
96.99
1
156.00
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年1月22日 - 29日 全米フィギュアスケート選手権サンノゼ 8
51.93
11
80.69
10
132.62

プログラム使用曲

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シーズン SP FS EX
2017-2018 Come What May 映画『ムーラン・ルージュ』サウンドトラックより
ボーカル:ニコール・キッドマンユアン・マクレガー
振付:シンディ・スチュアート
ミュージカル『ゴースト』より
作曲:デイヴ・スチュワート、グレン・バラード
振付:シンディ・スチュアート、クリストファー・ディーン
Nothing Else Matters
曲:メタリカ
振付:ジュリー・マルコット
2016-2017 アンチェインド・メロディ ミュージカル『ゴースト』より
作曲:デイヴ・スチュワート
振付:シンディ・スチュアート
Rise Up
ボーカル:アンドラ・デイ
2015-2016 Nothing Else Matters
曲:メタリカ
振付:ジュリー・マルコット
映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』サウンドトラックより
作曲:クレイグ・アームストロングA・R・ラフマーン
振付:ジュリー・マルコット
ミス・ア・シング
ボーカル:エアロスミス
花の二重唱 歌劇『ラクメ』より
作曲:レオ・ドリーブ
Rise Up
ボーカル:アンドラ・デイ
2014-2015 ロクサーヌのタンゴ 映画『ムーラン・ルージュ』より
作曲:ポリス
振付:ジュリー・マルコット
映画『巴里のアメリカ人』より
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
振付:ジュリー・マルコット
ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン
ボーカル:シンディ・ローパー
It's a Man's, Man's, Man's World
ボーカル:ジェームス・ブラウン
マッチョ・メン
曲:ヴィレッジ・ピープル
You Are So Beautiful
ボーカル:ジョー・コッカー
2013-2014[12] パパ、見守ってください 映画『愛のイエントル』より
作曲:ミシェル・ルグラン
振付:カタリナ・リンデン
映画『エバー・アフター』より
作曲:ジョージ・フェントン
振付:イーゴリ・シュピリバンド
You're The One That I Want
ボーカル:オリビア・ニュートン=ジョンジョン・トラボルタ
2012-2013 ピアノソナタ第14番
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
振付:ダリラ・サッパンフィールド
映画『ラスト・オブ・モヒカン』サウンドトラックより
作曲:ランディ・エデルマン
500 Nations
作曲:ピーター・バフェット
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』サウンドトラックより
作曲:ニコラ・ピオヴァーニ
振付:ダリラ・サッパンフィールド
Just A Kiss
曲:レディ・アンテベラム

脚注

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参考文献

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