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インドスクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インドスクス
生息年代: 69 Ma
休息姿勢
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
: アベリサウルス科 Abelisauridae
亜科 : カルノタウルス亜科 Carnotaurinae
: Indosuchus
Huene & Matley, 1933
: I. raptorius
学名
Indosuchus raptorius
Huene & Matley, 1933

インドスクス Indosuchus raptorius白亜紀後期(マーストリヒチアン、7000-6600万年前)に生息したアベリサウルス科獣脚類。他の獣脚類のように、肉食性二足歩行する。全長は6m程度と推定され、頂部が平坦になった、鶏冠のある頭骨を持っていた。

命名

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1932年、Friedrich von Hueneによって命名され[1]Charles Alfred Matleyジャバルプル近郊のラメタ累層英語版で発見した3個の部分的な頭骨に基いて、1933年、HueneとMatleyによって記載された[2]レクトタイプにGSI K27/685が指定されている[3]

属名は古典ギリシャ語Indosインダス)・Soukhos(エジプトのワニの神)に由来する。種小名 raptorius はラテン語で"猛禽"を意味する。

系統

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頭骨の一部しか発見されていないため、その位置付けは不安定である。記載当初はアロサウルス科とされたが、1964年、Alick Walkerティラノサウルス科であると考えた。カルノタウルスなどの他のアベリサウルス類の発見につれてその系統的位置が次第に明らかとなり、1986年、ホセ・ボナパルテ英語版は本種をアベリサウルス科と結論した。

断片的な頭骨からは、インドサウルスのようなラメタ層に産する他の獣脚類と本種を識別することは困難であり、Indosuchus raptorius はしばしば疑問名とされる。

脚注

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  1. ^ Huene, F. von, 1932, Die fossile Reptil-Ordnung Saurischia, ihre Entwicklung und Geschichte: Monographien zur Geologie und Palaeontologie, 1e Serie, Heft 4, pp. 1-361
  2. ^ F. v. Huene and C. A. Matley, 1933, "The Cretaceous Saurischia and Ornithischia of the Central Provinces of India", Palaeontologica Indica (New Series), Memoirs of the Geological Survey of India 21(1): 1-74
  3. ^ S. Chatterjee, 1978, "Indosuchus and Indosaurus, Cretaceous carnosaurs from India", Journal of Paleontology 52(3): 570-580

外部リンク

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