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ゴールデンホーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴールデンホーン
欧字表記 Golden Horn
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2012年3月27日(12歳)
Cape Cross
Fleche d'Or
母の父 Dubai Destination
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Hascombe And Valiant Studs
馬主 Anthony Oppenheimer
調教師 ジョン・ゴスデンイギリス
競走成績
生涯成績 9戦7勝
獲得賞金 4,092,497ポンド
勝ち鞍
G1 ダービー 2015年
G1 エクリプスS 2015年
G1 愛チャンピオンS 2015年
G1 凱旋門賞 2015年
G2 ダンテステークス 2015年
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ゴールデンホーン: Golden Horn, 2012年3月27日 - ) は、鹿毛競走馬である。主な勝ち鞍は2015年ダービーステークスエクリプスステークスアイリッシュチャンピオンステークス凱旋門賞

経歴

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2歳時(2014年)

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2014年10月29日にノッティンガム競馬場の未勝利戦でデビューし、2015年のクラシック戦線で再び対戦することになるストームザスターズをアタマ差退けて勝利した。

3歳時(2015年)

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3歳初戦のリステッドレースに勝利すると、次走はダンテステークス(G2)に出走。1番人気は同じジョン・ゴスデン厩舎のジャックホブスであったが、ゴールデンホーンが2馬身3/4差をつけて圧勝した。ダービー出走はダンテステークスの勝ち方次第とされていたため[1]、この勝利の後に、追加登録料75,000ポンドを支払ってのダービー出走が決まった。

ダービーでの鞍上はランフランコ・デットーリであった。後方からのレースとなったゴールデンホーンは、直線外に持ち出すと、先に抜け出したジャックホブスを差し切り3馬身半差をつけて圧勝した。3着はデビュー戦で負かしたストームザスターズであり、ゴールデンホーンとの着差は8馬身であった。

続けて陣営が選択したのはエクリプスステークス(G1)で、古馬との初対戦となった。ダービーでは後方待機であったがここでは逃げを選択し、古馬最有力のザグレーギャツビーに3馬身半差をつけての逃げ切り勝ちを収めた。ゴールデンホーンはここまで5戦無敗であったが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1)を馬場を理由に回避した後に出走したインターナショナルステークス(G1)で、3歳牝馬のアラビアンクイーンに競り負け、初の敗戦となった。

次走のアイリッシュチャンピオンステークス(G1)では逃げていたが残り150メートル地点で外に大きくよれてフリーイーグルと接触。1着入線で審議となったが到達順位通りに確定、勝利した。ゴスデン調教師は「スタンドの影に驚いたから」だと説明した[2]

ゴールデンホーンは、緩い馬場や、トレヴの主戦ティエリ・ジャルネが指摘した「年内使いすぎ」などの問題もあったが[3]、追加登録料12万ユーロを支払って凱旋門賞(G1)に出走した。スタートしてすぐ後方集団の外につけると、ほどなくして馬群から離れ、さらに外を追走した。その後トレヴのペースメーカーを見る形の2番手につけると、直線で抜け出し、2着のフリントシャーを2馬身差退けて勝利した。このレースの後、鞍上のデットーリはゴールデンホーンを「今まで騎乗した馬の中でおそらく一番だ」と評価している[4]

引退レースに選ばれたのはブリーダーズカップ・ターフ(G1)であった。同年のアーリントンミリオンステークス(G1)の勝ち馬ザピッツァマンやG1を4勝しているビッグブルーキトゥンなどアメリカのG1馬が出走していたが、ゴールデンホーンに半馬身差つけて勝利したのは凱旋門賞9着の3歳牝馬ファウンドであった。

この年の活躍を受けて、ゴールデンホーンはカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出された[5]

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[6]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2014.10.29 ノッティンガム 未勝利 芝8.5f 1着 W.ビュイック アタマ (Storm the Stars)
2015.04.15 ニューマーケット フェイルデンS L 芝9f 1着 L.デットーリ 1馬身1/2 (Peacock)
0000.05.14 ヨーク ダンテS G2 芝10.5f 1着 W.ビュイック 2馬身3/4 Jack Hobbs
0000.06.06 エプソム 英ダービー G1 芝12f 1着 L.デットーリ 3馬身1/2 (Jack Hobbs)
0000.07.04 サンダウン エクリプスS G1 芝10f 1着 L.デットーリ 3馬身1/2 The Grey Gatsby
0000.08.19 ヨーク 英国際S G1 芝10.5f 2着 L.デットーリ クビ Arabian Queen
0000.09.12 レパーズタウン 愛チャンピオンS G1 芝10f 1着 L.デットーリ 1馬身 Found
0000.10.04 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝12f 1着 L.デットーリ 2馬身 Flintshire
0000.10.31 キーンランド BCターフ G1 芝12f 2着 L.デットーリ 1/2馬身 Found

種牡馬時代

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2016年よりイギリスダルハムホールスタッド種牡馬入りした。その際、種付け料は6万ポンドに設定された[7]

血統表

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ゴールデンホーン血統(ダンジグ系 Northern Dancer4×4=12.50%) (血統表の出典)

Cape Cross
1994 黒鹿毛
父の父
Green Desert
1983 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas De Nom
Foreign Courier Sir Ivor
Courtly Dee
父の母
Park Appeal
1982 黒鹿毛
Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Balidaress Balidar
Innocence

Fleche d'Or
2006 鹿毛
Dubai Destination
1999 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Mysterial Alleged
Mysteries
母の母
Nuryana
1984 鹿毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Loralane Habitat
Lora F-No.9-c

脚注

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出典

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  1. ^ Golden Horn set to join Hobbs in Dante Stakes” (英語). Racing Post. 2016年9月20日閲覧。
  2. ^ 『優駿』2015年11月号、163頁。 
  3. ^ Jarnet: Arc may be race too far for Horn” (英語). Racing Post. 2016年9月20日閲覧。
  4. ^ Glory for Dettori as Golden Horn wins Arc” (英語). Racing Post. 2016年9月20日閲覧。
  5. ^ Horse of the year – Horn lands top Cartier award” (英語). Racing Post. 2016年9月20日閲覧。
  6. ^ Golden Horn Race Record & Form”. Racing Post. 2019年2月21日閲覧。
  7. ^ Darley announces fees for its European roster in 2016”. Darley (2015年11月3日). 2019年2月21日閲覧。

外部リンク

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