ジャック・ドンガラ
表示
Jack Dongarra ジャック・ドンガラ | |
---|---|
ジャック・ドンガラ(2022) | |
生誕 |
1950年7月18日(74歳) アメリカ合衆国 シカゴ |
居住 | アメリカ合衆国 |
研究分野 | 計算機科学 |
研究機関 |
テネシー大学 ニューメキシコ大学 アルゴンヌ国立研究所 オークリッジ国立研究所 マンチェスター大学 |
出身校 |
イリノイ工科大学 ニューメキシコ大学 |
博士論文 | Improving the Accuracy of Computed Matrix Eigenvalues (1980) |
博士課程 指導教員 | クリーブ・モラー |
主な受賞歴 | チューリング賞(2021) |
公式サイト netlib | |
プロジェクト:人物伝 |
ジャック・ドンガラ(Jack Dongarra、1950年7月18日 - )は、テネシー大学計算機科学科[※ 1]特別栄誉教授。オークリッジ国立研究所計算機科学・数学部門特別栄誉研究員、ライス大学計算機科学科客員教授を兼任。マンチェスター大学計算機科学科・数学科チューリングフェロー。テネシー大学 Innovative Computing Laboratory [※ 2] 創立者。シカゴ出身。
経歴
[編集]1972年にシカゴ州立大学数学科を卒業後、1973年イリノイ工科大学修士課程を修了、1980年にニューメキシコ大学クリーブ・モラー門下で応用数学の学位を得た。その後1989年までアルゴンヌ国立研究所上席研究員を務めた。
線形代数分野の数値アルゴリズム、並列処理、スーパーコンピュータ利用技術、プログラミング手法、並列計算ソフトウェアなどを専門とし、高品質な数学ソフトウェアの開発及び評価、文書化を行う。 EISPACK、LINPACK、BLAS、LAPACK、ScaLAPACK [※ 3]、Netlib、PVM、MPI、NetSolve[※ 4]、TOP500、ATLAS、PAPI[※ 5]などの仕様策定・実装に携わった他、200以上の論文・著書を執筆。アメリカ科学振興協会、ACM、IEEEフェロー。全米技術アカデミー会員。
TOP500とそれに用いられるHPLベンチマークの創始者として、一般社会向けマスコミ記事などには最も良く知られている。2019年王立協会外国人会員選出。2020年コンピュータパイオニア賞、2021年チューリング賞受賞。
注釈
[編集]外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、ジャック・ドンガラに関するメディアがあります。
- ジャック・ドンガラの出版物 - Google Scholar
- ジャック・ドンガラ - DBLP Bibliography Server
- ジャック・ドンガラの出版物 - エルゼビアが提供するScopus文献データベースによる索引 (要購読契約)
- ジャック・ドンガラ - ACM Digital Library
- Talk by Turing Award Winner Prof. Jack Dongarra(2022年5月27日、TU Darmstadt)
- Lecture: "A Not So Simple Matter of Software", 於 SC22 (2022年11月15日).
- ACM A.M.Turing Award Lecture(於 SC22 (2022年11月)) 同上。