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ダイアナヘイロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダイアナヘイロー
2018年阪急杯
欧字表記 Diana Halo[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2013年5月5日(11歳)
抹消日 2019年4月17日[2]
キングヘイロー
ヤマカツセイレーン
母の父 グラスワンダー
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産者 大西ファーム
馬主 (株)駒秀
調教師 福島信晴栗東
大根田裕之(栗東)[注 1]
競走成績
生涯成績 27戦8勝
獲得賞金 2億6431万円
勝ち鞍
GII 阪神カップ 2018年
GIII 阪急杯 2018年
GIII 北九州記念 2017年
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ダイアナヘイロー: Diana Halo[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2018年阪神カップ(GII)、阪急杯(GIII)、2017年北九州記念(GIII)。

戦績

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2013年5月6日、北海道浦河町の大西ファームで誕生[1]。1歳秋まで同ファームで育成され、その後は石川県の愛知ステーブル小松分場に移動して調整された[4]。当時から怪我・病気とは無縁で、気性も扱いやすい馬であったという[5]

栗東福島信晴厩舎に入厩し、3歳(2016年)1月にデビュー。新馬戦で6番人気ながら鮮やかに逃げ切り勝ちを収め、続くエルフィンステークスでも2着に好走。しかし、3戦目のフィリーズレビューは4着となり、桜花賞の出走権は獲得できなかった。その後は同年5月に自己条件戦で2勝目を挙げたが、1000万下で足踏みが続き、1年間白星から見放される[6]

4歳(2017年)6月に降級戦の500万下で久々の勝利を掴むと、そこから3連勝でオープン入りを果たし、8月20日の北九州記念も先行抜け出しで勝利し、4連勝で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。生産者の大西ファームにとっては、1984年京都牝馬特別(GIII)を制したカルストンダンサー以来33年ぶりのJRA重賞制覇となった[5]。続くスプリンターズステークスでも4番人気に推されたが、直線で失速して15着に大敗した[6]

5歳(2018年)初戦のシルクロードステークスでは休み明けながら1番人気に推されたが16着と2戦続けての大敗を喫する。しかし、7番人気に評価を落とした阪急杯では鮮やかに逃げ切って重賞2勝目を挙げ、同日限りで定年を迎える福島信晴調教師の最後の花道を飾った[4]大根田裕之厩舎に転厩して初戦となる高松宮記念では逃げ潰れて最下位の18着に沈んだ。その後も凡走が続き、同年秋の京阪杯では11番人気まで評価を落としていたが、3着に入って復活の兆しを見せる。そして、年末の阪神カップではGI馬5頭を含む強豪を相手に逃げ切り勝ちを収め、重賞3勝目を挙げた。大根田裕之調教師にとってはカルストンライトオで制した2004年スプリンターズステークス以来14年ぶりの重賞制覇となった[7]

6歳(2019年)初戦は連覇がかかった阪急杯から始動したが6着。続く阪神牝馬ステークスでも4着と精彩を欠いた。その後、脚部不安を発症したため2019年4月17日付で登録抹消となった[8][9]。引退後は北海道新ひだか町の岡田牧場で繁殖牝馬となる[9][2]

競走成績

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以下の内容はnetkeiba.comの情報[6]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2016.01.24 京都 3歳新馬 芝1600m(良) 15 6 12 011.10(6人) 01着 R1:36.2(35.0) -0.4 0国分優作 54 (ミッキーグッドネス) 462
0000.02.06 京都 エルフィンS OP 芝1600m(良) 11 3 3 019.40(7人) 02着 R1:36.4(34.2) -0.2 0菱田裕二 54 レッドアヴァンセ 458
0000.03.13 阪神 フィリーズレビュー GII 芝1400m(良) 18 2 3 007.00(4人) 04着 R1:22.5(34.5) -0.4 0国分優作 54 ソルヴェイグ 454
0000.04.09 阪神 3歳500万下 芝1600m(稍) 13 6 8 002.30(1人) 04着 R1.34.3(35.2) -0.3 0武豊 54 ハクサンルドルフ 460
0000.05.01 京都 3歳500万下 芝1200m(良) 15 3 4 001.80(1人) 01着 R1:07.9(34.2) -0.7 0武豊 54 (サイタスリーレッド) 454
0000.10.22 京都 壬生特別 1000万下 芝1200m(良) 13 5 7 002.00(1人) 03着 R1:08.0(34.4) -0.5 0武豊 53 ナインテイルズ 470
0000.11.06 京都 醍醐特別 1000万下 芝1200m(良) 18 4 8 003.70(1人) 02着 R1:08.4(34.3) -0.1 0幸英明 54 ナリタスターワン 466
0000.12.03 中京 鳥羽特別 1000万下 芝1400m(良) 18 1 1 003.20(2人) 04着 R1:20.0(34.9) -0.2 0武豊 54 エスティタート 464
2017.01.05 京都 4歳上1000万下 芝1200m(良) 16 2 4 003.10(1人) 02着 R1:08.3(34.1) -0.1 0武豊 54 オールインワン 456
0000.01.28 中京 中京スポーツ杯 1000万下 芝1200m(良) 18 3 6 002.50(1人) 07着 R1:08.5(34.8) -0.7 0菱田裕二 54 ニシノラディアント 456
0000.02.19 小倉 紫川特別 1000万下 芝1200m(良) 18 3 5 004.30(1人) 08着 R1:08.8(35.1) -0.5 0北村友一 55 スカイパッション 464
0000.05.27 京都 御池特別 1000万下 芝1200m(良) 16 3 5 003.10(1人) 02着 R1:08.6(35.2) -0.0 0武豊 55 フジノパンサー 466
0000.06.03 阪神 戎橋特別 1000万下 芝1200m(良) 15 2 3 001.70(1人) 01着 R1:07.7(34.5) -0.3 0武豊 55 (パーリオミノル) 466
0000.06.25 阪神 皆生特別 1000万下 芝1200m(稍) 9 4 4 001.70(1人) 01着 R1:08.9(34.4) -0.2 0武豊 54 (スマートグレイス) 466
0000.07.30 小倉 佐世保S 1600万下 芝1200m(良) 16 7 13 004.90(2人) 01着 R1:07.5(34.6) -0.0 0武豊 55 (ニシノラッシュ) 470
0000.08.20 小倉 北九州記念 GIII 芝1200m(良) 18 5 9 005.70(3人) 01着 R1:07.5(34.6) -0.1 0武豊 53 (ナリタスターワン) 476
0000.10.01 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 4 7 010.40(4人) 15着 R1:08.3(34.2) -0.7 0武豊 55 レッドファルクス 476
2018.01.28 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 18 4 8 003.90(1人) 16着 R1:09.7(35.4) -1.4 0武豊 55 ファインニードル 478
0000.02.25 阪神 阪急杯 GIII 芝1400m(良) 18 7 13 016.80(7人) 01着 R1:20.1(34.6) -0.0 0武豊 54 モズアスコット 470
0000.03.25 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(良) 18 5 10 045.5(11人) 18着 R1:09.9(36.5) -1.4 0松山弘平 55 ファインニードル 462
0000.06.17 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m(良) 16 1 2 006.50(4人) 08着 R1:08.1(34.3) -0.5 0武豊 55 セイウンコウセイ 472
0000.08.19 小倉 北九州記念 GIII 芝1200m(良) 17 2 3 005.80(1人) 07着 R1:07.3(34.5) -0.7 0武豊 55.5 アレスバローズ 478
0000.09.09 阪神 セントウルS GII 芝1200m(重) 15 4 7 008.70(4人) 11着 R1:09.8(35.8) -1.0 0武豊 54 ファインニードル 476
0000.11.25 京都 京阪杯 GIII 芝1200m(良) 18 4 8 045.4(11人) 03着 R1:08.3(34.1) -0.3 0菱田裕二 55 ダノンスマッシュ 474
0000.12.22 阪神 阪神C GII 芝1400m(稍) 16 2 3 038.3(11人) 01着 R1:21.1(34.9) -0.1 0菱田裕二 55 ミスターメロディ 474
2019.02.24 阪神 阪急杯 GIII 芝1400m(良) 18 7 14 005.70(3人) 06着 R1:20.8(35.1) -0.5 0武豊 55 スマートオーディン 472
0000.04.06 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 14 7 11 031.00(8人) 04着 R1:33.7(33.7) -0.1 0武豊 55 ミッキーチャーム 474

繁殖成績

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馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 サンシップ 2020年 鹿毛 ルーラーシップ (株)駒秀
→落畑健
栗東・大根田裕之
金沢中川雅之
大井・中道啓二
18戦1勝(現役)
2番仔 マテンロウコマンド 2022年 黒鹿毛 ドレフォン 寺田千代乃 栗東・長谷川浩 1戦0勝(現役)
3番仔 ダイアナヘイローの2023 2023年 鹿毛 マクフィ (デビュー前)
  • 2024年9月27日現在

血統表

[編集]
ダイアナヘイロー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 リファール系

キングヘイロー
1995 鹿毛
父の父
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
1983 鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Navajo Princess Drone
Olmec
父の母
*グッバイヘイロー
Goodbye Halo
1985 栗毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Pound Foolish Sir Ivor
Squander

ヤマカツセイレーン
2007 栗毛
*グラスワンダー
1995 栗毛
Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Ameriflora Danzig
Graceful Touch
母の母
ヤマカツサクラ
2001 栗毛
フジキセキ *サンデーサイレンス
*ミルレーサー
ローズサッシュ *ドクターデヴィアス
ゴールデンサッシュ
母系(F-No.) ロイヤルサッシュ系(FN:1-t) [§ 2]
5代内の近親交配 Halo 3×5=15.63%、Hail to Reason 4×5=9.38%、Northern Dancer 4×5=9.38%、Sir Gaylord 5・5(父内)=6.25% [§ 3]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [10]
  3. ^ [10]

脚注

[編集]

注釈

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  1. ^ 福島信晴調教師の定年による厩舎解散により、2018年3月より大根田裕之厩舎に転厩[3]

出典

[編集]
  1. ^ a b c ダイアナヘイロー JBISサーチ
  2. ^ a b ダイアナヘイロー号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2019年4月18日). 2019年4月18日閲覧。
  3. ^ 【引退調教師の転厩馬】福島信晴厩舎のダイアナヘイローは大根田裕之厩舎へ. netkeiba.com(2018年12月28日付). 2019年1月1日閲覧
  4. ^ a b 2018年02月25日 阪急杯 G3. 競走馬のふるさと案内所. 2019年1月1日閲覧
  5. ^ a b 2017年08月20日 北九州記念 G3. 競走馬のふるさと案内所. 2019年1月1日閲覧
  6. ^ a b c ダイアナヘイロー”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年1月1日閲覧。
  7. ^ 【阪神C】11番人気ダイアナヘイローがまんまと逃げ切って重賞3勝目!. 競馬ラボ(2018年12月22日付). 2019年1月1日閲覧
  8. ^ ダイアナヘイロー、脚部不安で引退”. サンスポZBAT!競馬 (2019年4月18日). 2022年8月20日閲覧。
  9. ^ a b 週刊Gallop(ギャロップ) 2022年8月21日号: 159頁. 
  10. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ダイアナヘイロー”. JBISサーチ. 2021年1月9日閲覧。
  11. ^ ヤマカツセイレーン | 競走馬データ. netkeiba.com. 2019年1月1日閲覧

外部リンク

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