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ハッチポッチMTV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハッチポッチステーション > ハッチポッチMTV

ハッチポッチMTV」は、NHK教育テレビジョンで放送されたテレビ番組『ハッチポッチステーション』にて放送された音楽コーナーの名称である。

この項ではそれ以降の音楽コーナーについても記述する。

概要

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毎回1曲音楽クリップを流すという構成である。流される歌は以下のいずれかである。また、この音楽は『D-TV』とは異なる。

大半が日本の童謡唱歌(海外からの翻訳も含む)と、内外の大物アーティストの楽曲を組み合わせたもので、外国曲の歌詞は童謡の内容を踏まえた替え歌にされている。グッチ裕三やリトルグッチーズ(稀にジャーニー)が元歌のアーティストに扮して歌う。アーティストの名前は駄洒落めいたものに捩られている。
グッチ裕三、または番組に登場する人形キャラクター「ジャーニー」「ダイヤ」「エチケットじいさん」らが歌う。ナンバーはオールディーズが多いが、それ以外にグループ・サウンズラテンミュージック歌謡曲なども流れる。
  • オリジナル曲
番組のオリジナル曲。グッチ裕三とリトルグッチーズが歌う。グッチ裕三が作詞、自身のバックバンドであるグッチーズのメンバーが作曲している。子供番組らしい曲もあれば、メロディがオールディーズのパロディになっている曲もある。

PVについては、普通に歌っているところを流すものが多いが、中には「GUEEN」や「マイケル・ハクション」など実際のPVに似せた構成のものもある。

音楽コーナーの変遷

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ハッチポッチの音楽コーナーは以下のように移り変わっていった。

ハッチポッチMTV

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1996年度から1997年度まで放送されていた。曲が流れている最中は画面右下に"H.P.MTV"というロゴが表示される。MCは以下の通り。

  • ミス・ダイヤモンド
ハッチポッチの世界で放送されている多くの番組の進行役およびアシスタントを担当しており、"世界の恋人"と言われている。ハッチポッチMTVの中では曲の紹介役をする。
1997年度の1年間だけ"ミスター・ジャーニーメン"というジャーニーによく似たMCも登場していたが、"ミスター・ジャーニーメン"はジェームス・ブラウンカン(後述)の曲を紹介する時だけ登場していた。

WHAT'S ENTERTAINMENT?

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1998年度から2002年度まで放送されていた。音楽クリップを流すという点は『MTV』と同じだが、『MTV』に見られたMC役が存在せず、PVを流すのみだった。曲が始まる冒頭及び一部を除き終了後に劇場が出てきて観客席にチケット(1997年度のみ番組レギュラーだった登場人物)によく似たキャラクターが座っている。[1]

DJヤカサカ

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2003年度(番組が公開録画形式になった年)に放送されていた。1996年度~1997年度のMTV以来再びMCが登場するようになる。MCは以下の通り。

  • DJヤカサカ
世界の有名アーティストを紹介するDJ赤坂泰彦のパロディ。グッチ裕三をモデルにした人形が扮する(声はグッチ)。
  • H.W.エチケット(ヘビー・ウォッチャー・―)
もう一人のMC。人形キャラクター「エチケットじいさん」が扮する。
ヤカサカの使う横文字のフレーズを頻繁に聞き間違え、ヤカサカをあきれさせる。

なお、「ジャーニー」「ミス・ダイヤモンド」「トランク」「エチケットじいさん」ら人形キャラクターについては、ハッチポッチステーション#登場キャラクターを参照のこと。

このほか、春・夏・冬の特別編成時にPVを集めて鑑賞するスタイルの「江戸川サリバンショー」(エド・サリヴァン・ショーのパロディ)も放映された。

バックバンド

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  • リトルグッチーズ - グッチーズの4人(途中でハチロー・ユキが抜けて、オッチャンサンが新加入)をモデルにした人形。PVのバックで曲の演奏やコーラスをする(実際に曲の演奏やコーラスは生身のグッチーズが行っている)。初期の頃は生身のグッチーズが出演していた。

コーナー内で流された曲

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ここではパロディ曲について記す。上記の通り、大半が日本の童謡と内外の大物アーティストの楽曲を組み合わせたものである。

後日談として、2015年のNHK総合「スタジオパークからこんにちは」にグッチがゲスト出演した際に「犬のおまわりさん」のビデオを流した後「元の大ヒット曲より先に僕のパロディを聴いて育った世代が現れる、と考えたら可笑しくて」と笑いを噛み殺しながら述べている。2018年に開設したグッチ裕三のYouTubeチャンネルでも一部の曲をセルフカバーしている。

以下は「あつまれ!みんなの広場 ハッチポッチステーション」で初登場したアーティストである。

脚注

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  1. ^ 曲冒頭及び終了後は複数パターン存在し、ポップコーンを持ちながら登場したり、寝ていたり、観客席に誰もいない場合もある。また、トランクも座っていることもある。
  2. ^ 画面上での表記(正確には「THE ビールトス」)。ドラムには「The ビールとす」とある。
  3. ^ おそらく、著作権問題をクリアできなかった故の苦肉の策である。
  4. ^ 『I lOVE HoTCH POTCH STATION』ブックマン社、1999年7月1日。ISBN 4893083686 
  5. ^ BIRKENHEAD ERKY - 【グッチ裕三】おうま~Oh, Pretty Woma”. BIGGERA CURL (2019年4月20日). 2022年10月2日閲覧。

外部リンク

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