バーンパイ駅
表示
バーンパイ駅 | |
---|---|
1968年のバーンパイ駅 | |
บ้านไผ่ Ban Phai | |
◄バーンハン (10.90 km) (15.88 km) バーンヘート► | |
所在地 |
タイ王国 コーンケン県 バーンパイ郡 |
駅番号 | 2152 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 二等駅 |
所属路線 | 東北本線・北線 |
キロ程 | 407.72 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | บผ. |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
開業年月日 | 1933年4月1日 |
バーンパイ駅(バーンパイえき、タイ語: สถานีรถไฟบ้านไผ่ )は、タイ王国東北部コーンケン県バーンパイ郡にある、タイ国有鉄道東北線・北線の駅である。
概要
[編集]バーンパイ駅は、タイ王国東北部コーンケン県の人口10万人が暮らすバーンパイ郡に位置する。ほぼ町の中心部に位置し、駅の正面側は東向きである。
クルンテープ駅(バンコク)より407.72 km地点に位置し、急行列車利用で7時間30分程度である。二等駅であり、1日に14本(7往復)の列車が発着しその内訳は、急行3往復、快速1往復、普通3往復である。
当駅付近に新設される予定の分岐点バーンノーンウェーンライ(บ้านหนองแวงไร่ )より、マハーサーラカーム、ローイエット、ムックダーハーンを経由し、東北部ラオス国境のナコーンパノムに至る全長355 kmの支線が2027年開通予定である[1][2]。
歴史
[編集]タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅 - アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[3]。その後当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成すると、北本線、南本線の工事が始まりしばらく東北線の動きはなかった。北本線、南本線の完成後、東北線をウボンラーチャターニーまで延長する事になり1930年4月1日に完成した。その後ようやくウドーンターニー方面への工事が開始され、1933年4月1日に当駅を含むコーンケン駅までの完成をみた。
- 1922年5月1日 【開業】ナコンラチャシーマ駅 - タノンチラ駅 (2.63 km)
- 1929年5月1日 【開業】タノンチラ駅 - ノーンスーン駅 (28.80 km)
- 1932年5月1日 【開業】ノーンスーン駅 - ブワヤイ駅 (50.42 km)
- 1933年4月1日 【開業】ブワヤイ駅 - コーンケン駅 (104.25 km)
- 2019年2月14日 複線化事業に伴い、高架駅の供用開始[4] 。
駅構造
[編集]2019年より供用開始した高架新駅は島式2面4線ホームを備える。
- 高架化工事完成に伴い、ホーム高が従来にくらべ約60cmかさ上げとなった結果、乗降に支障が生じたことから、車両側に対し改修が行われることとなった[5]。
駅周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ “タイ国鉄コンケン―ナコンパノム線建設 全長355キロ、2025年開通目指す”. newsclip. (2019年5月28日) 2019年6月26日閲覧。
- ^ “เวนคืนทางคู่ “บ้านไผ่-นครพนม” รถไฟ 6.6 หมื่นล้าน เปิดประเทศเชื่อม AEC” (タイ語). プラチャーチャート・トゥラギット (2021年9月24日). 2022年5月19日閲覧。
- ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25
- ^ “เปิดใช้แล้ว! สถานีรถไฟทางคู่บ้านไผ่ จ.ขอนแก่น” (タイ語). Workpoint News (2019年2月13日). 2019年6月28日閲覧。
- ^ “タイ国鉄、駅改築でプラットホームと乗降口の段差60センチ”. newsclip (2019年4月7日). 2019年6月28日閲覧。
参考文献
[編集]- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5