パークチョン駅
パークチョン駅 | |
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パークチョン駅(2023年2月3日) 左側が増設された待合室 | |
ปากช่อง Pak Chong | |
◄バンダイマー (6.29 km) (7.96 km) サップムアン► | |
所在地 |
タイ王国 ナコーンラーチャシーマー県 パークチョン郡 |
駅番号 | 2093 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 一等駅 |
所属路線 | 東北本線 |
キロ程 | 179.93 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | ปช. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1899年5月25日 |
パークチョン駅(パークチョンえき、タイ語:สถานีรถไฟปากช่อง)は、タイ王国東北部ナコーンラーチャシーマー県パークチョン郡にある、タイ国有鉄道東北線の駅である。
概要
[編集]パークチョン駅は、世界遺産に登録されているドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯の最寄駅であり、タイ王国東北部ナコーンラーチャシーマー県の人口19万人が暮らすパークチョン郡にある。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(東側)が、市街地である。コラート台地の西端部の高原地帯に位置し、近隣のカオヤイ国立公園付近や、ラムターコン湖周辺が避暑地として開発されていることから、バンコク首都圏からの避暑観光客の利用も多い。 クルンテープ駅(バンコク)から179.93 km 地点に位置し、特急列車利用で3時間15分程度である。一等駅であり1日に28本(14往復)の列車が発着しその内訳は、特急1往復、急行6往復、快速5往復、普通2往復であり特急列車を含む全列車が停車する。又当駅近辺にセメント工場があり、これを輸送する為の貨物列車も頻繁に往来している。
歴史
[編集]タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[1]。その後ナコンラチャシーマに向け路線を延長し、1899年5月25日に当駅が開業した。開業後1年半程は終着駅であったが、1900年12月21日にナコンラチャシーマ駅まで延伸開業された事により中間駅となった[2]。
- 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08 km)
- 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - ケンコーイ駅 (54.02 km)
- 1898年3月3日 【開業】ケンコーイ駅 - ムワックレック駅 (27.20 km)
- 1899年5月25日 【開業】ムワックレック駅 - パークチョン駅 (27.63 km)
- 1900年12月21日 【開業】パークチョン駅 - ナコンラチャシーマ駅 (83.72 km)
駅構造
[編集]島式ホーム2面2線をもつ地上駅である。東北本線改良工事に合わせホームが高床化され、またバンコク寄りには待合室が増設された。待合室とホームは跨線橋で結ばれている。
駅周辺
[編集]国道2号線まで200 m程であり、国道沿いにバスターミナル、ショッピングセンター等がある。
- パークチョンバスターミナル(400 m)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5