マキノ駅
マキノ駅 | |
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駅舎(2020年8月) | |
まきの Makino | |
◄JR-B11 永原 (7.1 km) (3.2 km) 近江中庄 JR-B13► | |
所在地 | 滋賀県高島市マキノ町西浜神田1243 |
駅番号 | JR-B12 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■湖西線 |
キロ程 | 12.9 km(近江塩津起点) |
電報略号 | マキ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
251人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1974年(昭和49年)7月20日 |
備考 | 簡易委託駅 |
マキノ駅(マキノえき)は、滋賀県高島市マキノ町西浜神田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線の駅である[1]。駅番号はJR-B12。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1974年(昭和49年)7月20日:日本国有鉄道湖西線の開通と同時に開業[2]。旅客のみを取り扱う駅員無配置駅[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[4]。
- 1996年(平成8年)3月16日:新快速の停車駅となる。当時は午後の1往復のみであった。
- 1997年(平成9年)3月8日:夕方下りの快速の停車駅となる。
- 2006年(平成18年)10月21日:永原駅 - 近江塩津駅間などの電化方式変更(直流化)に伴い当駅停車の新快速が大幅に増発された。毎日朝の上り快速列車が停車するようになる。ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2009年(平成21年)7月1日:アーバンネットワーク各駅共通の施策により、終日全面禁煙となる。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 2019年(令和元年)9月30日:簡易委託駅となる。
駅名について
[編集]当駅は日本の駅では珍しいカタカナ表記の駅名である。これは、開業当時の所在自治体である「マキノ町」に由来するものであるが、町名は「マキノ高原スキー場」にちなんだものである[1]。なお開業当時、国鉄駅でカタカナ表記の駅名は他にニセコ駅(北海道・函館本線)のみであった[1]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線[5]を有する高架駅である。近江中庄方に両渡り線があった[5]が、2020年3月に撤去されたため、現在は停留所として運用されている。改札口は1か所のみ。当駅に停車する列車は最大でも8両編成である。改札内トイレは閉鎖され、駅前にバリアフリーの公衆トイレが整備された[6]。
堅田駅が管理する簡易委託駅で、窓口(クレジットカード支払いできず自動改札が利用できない切符で発券される)と自動券売機(高額紙幣利用不可)が設置されている。なお、自動改札機は未設置となっているがカードリーダーが設置されており、ICOCAの利用が可能である。
レンタカー営業所(JR駅レンタカー、観光案内所が受託)設置駅であるが、冬期(12月29日 - 翌年2月末日)は休業する[7]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 湖西線 | 下り | 近江塩津・敦賀方面[5][8] |
2 | 上り | 近江今津・京都方面[5][8] |
ダイヤ
[編集]- 日中時間帯
- 敦賀発着の新快速が上下線とも1時間あたり1本停車する。
- 朝晩
- 敦賀発着の快速が1往復(朝は敦賀発、晩は敦賀行き)、永原発着の普通が京都まで、近江今津発着の普通が近江塩津または敦賀まで運行される。
- 朝は永原発の新快速と近江今津 → 米原間を運行する普通が、晩は敦賀・近江塩津 → 京都間を運行する普通が設定されている(各列車とも1本のみ運行)。
- 過去の運行
- 永原を始終着とする新快速(1996年3月から運行開始)と普通(京都発着)が設定されたが、新快速は1往復しか運行されなかった。なお、この当時は永原駅の北側(近江塩津駅から南側に離れた所)にデッドセクション(2006年9月廃止)を設けていたため、近江今津発着の普通は気動車で運行していたが、後に交直流電車へ変更された。なお、2006年10月以降は直流電車で運行する普通も混在する。
- 2008年3月14日までは平日に永原始発の大阪行き快速(湖西線内は普通、京都 → 大阪間は快速)を設定していた。
- 2023年3月17日までは近江今津 → 福井間を運行する普通が朝に1本だけ設定されていた。
利用状況
[編集]「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年 | 292 | [統計 1] |
1993年 | 301 | [統計 2] |
1994年 | 296 | [統計 3] |
1995年 | 284 | [統計 4] |
1996年 | 323 | [統計 5] |
1997年 | 344 | [統計 6] |
1998年 | 349 | [統計 7] |
1999年 | 311 | [統計 8] |
2000年 | 325 | [統計 9] |
2001年 | 340 | [統計 10] |
2002年 | 348 | [統計 11] |
2003年 | 346 | [統計 12] |
2004年 | 352 | [統計 13] |
2005年 | 353 | [統計 14] |
2006年 | 342 | [統計 15] |
2007年 | 359 | [統計 16] |
2008年 | 349 | [統計 17] |
2009年 | 342 | [統計 18] |
2010年 | 324 | [統計 19] |
2011年 | 311 | [統計 20] |
2012年 | 321 | [統計 21] |
2013年 | 338 | [統計 22] |
2014年 | 321 | [統計 23] |
2015年 | 311 | [統計 24] |
2016年 | 330 | [統計 25] |
2017年 | 326 | [統計 26] |
2018年 | 326 | [統計 27] |
2019年 | 309 | [統計 28] |
2020年 | 230 | [統計 29] |
2021年 | 224 | [統計 30] |
2022年 | 251 | [統計 31] |
駅周辺
[編集]駅北側を国道161号湖北バイパス(当駅付近は国道303号との重複区間)が通り、駅のすぐ東側で湖西線と交差した後、その先にある交差点で駅南側を通る滋賀県道54号海津今津線と合流する。ちなみに、駅と滋賀県道54号線を結ぶ道路には「アクアパレス通り」という愛称がある。
駅北側には中学校・運動公園・工業団地があるが、いずれも駅からやや離れた所にある。そこから西へ進むとマキノピックランド(農業公園)[9]やメタセコイア並木[10]に至る。駅南側には琵琶湖があり、高木浜水泳場や宿泊施設があるが、こちらは駅の近くにある。
- マキノ郵便局
- マキノ物産会館[11]
- マキノ駅前診療所
- マキノサニービーチ 高木浜[12] - オートキャンプ場併設
- 奥琵琶湖マキノグランドパークホテル(旧「奥琵琶湖マキノプリンスホテル」)
- 高島警察署海津警察官駐在所
- 国道161号湖北バイパス
- 滋賀県道54号海津今津線
- 知内川
バス路線
[編集]駅前ロータリー内に「マキノ駅」停留所があり、高島市コミュニティバスの路線が発着する[13]。なお、カッコ内の事業者名は路線の運行委託先である。
マキノ駅 | ||
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運行事業者 | 系統または路線名・行先 | 備考 |
高島市コミュニティバス (湖国バス) |
国境線:近江中庄駅 / マキノ高原線:マキノ駅 |
国境線:マキノ病院前方面 / 西浜、野口、 マキノ高原線:白谷、マキノ高原温泉さらさ、マキノピックランド方面 |
高島市コミュニティバス (大津第一交通) |
マキノ北西部線:近江中庄駅 / マキノ南西部線:近江中庄駅 / 近江今津駅 |
マキノ北西部線:定時乗合タクシー マキノ南西部線:デマンドタクシー(要予約) |
冬季は国境高原スノーパーク行きの臨時バスが湖国バスによって運行される[14][15]。高島市コミュニティバスの路線ではない。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、27頁。
- ^ 『マキノ町誌』マキノ町、1987年1月30日、1227頁。
- ^ 「通報 ●湖西線山科・近江塩津間の開業について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1974年7月5日、3頁。
- ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、曽根悟 監修、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、26頁。
- ^ a b c d 『都市鉄道完全ガイド 関西JR編 2021-2022年版』双葉社、2021年6月22日、12頁。ISBN 978-4-575-45881-7。
- ^ “JRマキノ駅前トイレ”. 施工事例. 有限会社 ほんだ建築. 2021年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月8日閲覧。
- ^ “JR駅レンタカー(マキノ駅営業所)”. JR駅レンタカー. 2022年4月26日閲覧。
- ^ a b “マキノ駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
- ^ “マキノ農業公園マキノピックランド”. びわ湖高島観光ガイド (2018年6月). 2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月21日閲覧。
- ^ “メタセコイア並木”. びわ湖高島観光ガイド (2018年6月). 2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月21日閲覧。
- ^ “マキノ物産会館”. びわ湖高島観光ガイド (2018年6月). 2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月21日閲覧。
- ^ “マキノサニービーチ 高木浜オートキャンプ場”. びわ湖高島観光ガイド (2018年6月). 2022年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月22日閲覧。
- ^ “マキノ地域 バス・乗合タクシー時刻表(高島市コミュニティバス)” (PDF). 高島市 (2023年4月1日). 2023年9月25日閲覧。
- ^ “アクセス | 滋賀県のスキー場は女性も子どもも楽しめる国境高原スノーパーク”. 国境高原スキー場. 2023年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “国境高原スノーパークスキー場へのアクセス方法(公共交通機関、貸切バス)”. バス旅ねっと. (株)トライシード. 2024年3月25日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ 平成4年滋賀県統計書
- ^ 平成5年滋賀県統計書
- ^ 平成6年滋賀県統計書
- ^ 平成7年滋賀県統計書
- ^ 平成8年滋賀県統計書
- ^ 平成9年滋賀県統計書
- ^ 平成10年滋賀県統計書
- ^ 平成11年滋賀県統計書
- ^ 平成12年滋賀県統計書
- ^ 平成13年滋賀県統計書
- ^ 平成14年滋賀県統計書
- ^ 平成15年滋賀県統計書
- ^ 平成16年滋賀県統計書
- ^ 平成17年滋賀県統計書
- ^ 平成18年滋賀県統計書
- ^ 平成19年滋賀県統計書
- ^ 平成20年滋賀県統計書
- ^ 平成21年滋賀県統計書
- ^ 平成22年滋賀県統計書
- ^ 平成23年滋賀県統計書
- ^ 平成24年滋賀県統計書
- ^ 平成25年滋賀県統計書
- ^ 平成26年滋賀県統計書
- ^ 平成27年滋賀県統計書
- ^ 平成28年滋賀県統計書
- ^ 平成29年滋賀県統計書
- ^ 平成30年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和元年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和2年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和3年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和4年滋賀県統計書 (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- マキノ駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道