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マツダ・アンフィニMS-9

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マツダ・アンフィニMS-9
HD5S/HDES型[1]
アンフィニ MS-9 フロント
アンフィニ MS-9 リア
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1991年11月-1994年6月[2]
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア サルーン
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 2.5L V6 J5-DE型
3.0L V6 JE-ZE型
最高出力 J5-DE型
117kW (160PS) /6,000rpm
JE-ZE型
147kW (200PS) /6,000rpm
最大トルク J5-DE型
210N·m (21.5kgf·m) /3,500rpm
JE-ZE型
270N·m (27.7kgf·m) /3,500rpm
変速機 4速AT
マルチリンク式
マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,850mm
全長 4,925mm
全幅 1,795mm
全高 1,380mm
車両重量 1,590-1,640kg
系譜
後継 センティアに統合
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アンフィニ MS-9 (Ẽfini MS-9) は、マツダが展開していた販売店ブランドアンフィニ(旧マツダオート)で、1991年11月から1994年6月にかけて販売されたEセグメントに属する高級セダンである。

車名のMS-9は、英語で「大いなる思い」を意味するMegalo Spiritsの頭文字と車格を示す9とを組み合わせできた造語で、「無限大に広がる喜びを提供するサルーン」の意味合いが込められている。

概要

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1991年10月発売[3]。当時マツダが推し進めていた販売店舗網の多チャンネル化に伴い、同年5月に発売されたセンティアをベースに、フロントグリルやアルミホイールといった主要パーツの一部意匠変更を施したモデルで、アンフィニにおけるフラッグシップモデルとして位置づけられていた。

主要パーツの一部意匠変更のほか、センティアには設定されない「ブラックフォレストマイカ」がMS-9の専用色としてボディカラーに設けられるなど差別化は図られたものの、ボディやエンジンといった基盤メカニズムをすべて共有するためか、両車を事実上の同一モデルとして捉える向きがある[4]

バブル崩壊とマツダの経営悪化に伴い、1993年12月[5]をもって販売終了となり、翌1994年1月にマイナーチェンジを実施するセンティアに統合される形で同年6月に販売を終了した。

ラインナップ

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グレード名称 生産年度 車両型式 排気量 新車価格 備考
25タイプI 1991年10月-1993年6月 E-HD5S 2.494L 275.0万円
25タイプII 299.0万円
30タイプIII E-HDES 2.954L 358.0万円
30タイプIV 414.0万円
30タイプJ 1992年10月-1993年6月 367.0万円 アンフィニ店開業1周年を記念した特別仕様車「30タイプJ」を新設定。
25タイプSE 1993年6月-1994年6月 E-HD5S 2.494L 282.6万円 一部改良を実施。
「25タイプI」を廃止するとともに、「25タイプSE」、「25タイプIII」、「30タイプJ」を新設定。
25タイプII 300.0万円
25タイプIII 320.0万円
30タイプJ E-HDES 2.954L 317.0万円
30タイプIII 350.0万円
30タイプIV 414.0万円

脚注

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注釈・出典

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  1. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第62号12ページより。
  2. ^ アンフィニMS-9”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月25日). 2020年1月25日閲覧。
  3. ^ 1991年5月から同年10月までの間、旧マツダオート店としてセンティアを販売していた。
  4. ^ Gazooホームページ>名車館>国名【メーカー・ブランド】一覧>アンフィニ>1991年 アンフィニ・MS-9 30タイプIV Archived 2005年2月8日, at the Wayback Machine.
  5. ^ MS-9(マツダ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月25日). 2020年1月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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