マツダ・CX-50
マツダ・CX-50 | |
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2023年モデルフロント | |
2023年モデルリア | |
概要 | |
製造国 |
アメリカ合衆国 マツダ・トヨタ・マニュファクチャリング・U.S.A. (アラバマ州) |
ボディ | |
駆動方式 | 四輪駆動(i-ACTIV AWD) |
パワートレイン | |
エンジン |
SKYACTIV-G2.5:直列4気筒2.5Lガソリンエンジン SKYACTIV-G 2.5T:直列4気筒2.5Lガソリンターボエンジン |
最高出力 |
SKYACTIV-G2.5:190ps/6000rpm SKYACTIV-G2.5T:254ps/44.3kgm |
最大トルク | SKYACTIV-G2.5:25.7kgm/4000rpm |
変速機 | 6速AT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,815mm |
全長 | 4,720mm |
全幅 | 1,920mm |
全高 | 1,605mm |
CX-50(シーエックス・フィフティ)は、マツダが製造・販売するクロスオーバーSUV型の乗用車である。
概要
[編集]2021年11月16日、北米向けクロスオーバーSUVとして発表された[1]。マツダとトヨタの合弁工場であるマツダ・トヨタ・マニュファクチャリング・U.S.A.(アメリカ・アラバマ州)で生産される初のマツダ車である[1]。2022年1月18日に量産が開始された[2]。中国でも長安マツダが南京工場で生産する[3]。
アメリカでの要望を主に取り入れ、アウトドアやオフロードでの機能を重視して開発された[1]。エンジンはSKYACTIV-G・2.5とSKYACTIV-G・2.5Tを搭載し、全車で四輪駆動が標準仕様となる[1]。高強度のルーフレールや強化されたBピラー等を採用することで、屋根の上に道具を固定する際の使い勝手を向上させている[4]。また、マツダ車としては初めてパノラマサンルーフが設定された[4]。遅れて、トヨタ・A25A-FXSを搭載したハイブリッドモデルが中国で発売され、続いてアメリカでも販売が開始される。
マツダの最新の魂動デザインを導入し、新たなスタイリング表現を生み出すことを目指した[5]。滑らかな長いシルエットとワイドなスタンスを備えており、ダイナミックなプロポーションとした[5]。ターボモデルには、専用エンブレム、大径テールパイプ、LEDテールライト、LEDオートレベリングヘッドライトを備えたアダプティブLEDフロントライトシステムが装備される[5]。
インテリアは、ドライバーに焦点を合わせたレイアウトを採用した[5]。シートの素材やデザインは、冒険やアクティブなライフスタイルを好む顧客に向けて、居心地の良い雰囲気を演出することを重視したという[5]。インテリアは、すべての乗員に快適さをもたらすようにデザインされた[5]。カーゴスペースは、アウトドアでのアクティビティを支援するように設計されている[5]。荷室の高さと長さは、アウトドアアイテムを積載して固定するのに理想的、と自負する[5]。ボディカラーにはジルコンサンドやトランキリティブルー、内装色にはテラコッタなど、新しいカラーオプションを設定している[5]。
パワートレイン
[編集]CX-50では、ドライバーがオンロードとオフロードで自信を持って走行できるように、マツダらしい自然な走行フィールを強化した[5]。最新の「i-ACTIV AWD」テクノロジーと改良新型『CX-5』にも採用された「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(Mi-Drive)」が標準装備される[5]。ドライブモードはMi-Driveのスイッチで選択でき、オフロード走行やキャンピングカーなどの牽引など、さまざまな条件において、ドライバーを支援する[5]。
米国発売時には、2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンの「SKYACTIV-G 2.5」と、2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」エンジンの2種類が用意される。今回、発表されたスペックによると、自然吸気のSKYACTIV-G 2.5は、最大出力187hp、最大トルク25.7kgmを発生する。ターボのSKYACTIV-G 2.5Tは、最大出力256hp、最大トルク44.3kgmを引き出す。両エンジンともに、トランスミッションは6速ATを組み合わせた。ターボモデルには、パドルシフトが付く。
中国ではトヨタ・A25A-FXSを搭載したハイブリットモデルが発売され、のちにアメリカでもハイブリットモデルが導入された。ハイブリットモデルには、トヨタ製e-AWDが搭載されトランスミッションもE-CVTが使用される。
グレード構成
[編集]SKYACTIV-G2.5では、「2.5 S」、「2.5 S Select」、「2.5 S Preferred」、「Preferred Plus」、「2.5 S Premium」、「2.5 S Premium Plus」が用意され、価格は、2万6800米ドル(約308万円)から3万6400米ドル(約419万円)であり、
SKYACTIV-G2.5Tでは、「2.5 Turbo」、「2.5 Turbo Premium」、「2.5 Turbo Premium Plus」が用意され、価格は、3万6400米ドル(約419万円)から4万1550米ドル(約478万円)である。
年表
[編集]- 2021年10月7日
- マツダは2022年以降のクロスオーバーSUVの商品計画を公表し、その一環としてCX-50を導入することを発表[6]。
- 2021年11月16日
- オンラインイベントにて世界初公開[1][4]。
- 2022年1月18日
- 量産を開始[2]。
- 2022年2月22日
- グレード等の詳細を発表[7]。
- 2022年4月
- 販売を開始[8]。
- 2022年12月15日
- 長安マツダが中国に導入すると発表[3]。広州モーターショーで実車を披露[9]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 『北米向けクロスオーバーSUV「MAZDA CX-50」を世界初公開 米国新工場で生産される、北米市場での新たな基幹車種』(プレスリリース)マツダ株式会社、2021年11月16日 。2021年11月18日閲覧。
- ^ a b 『マツダ、米国新工場で北米向け新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-50」を量産開始』(プレスリリース)マツダ株式会社、2022年1月27日 。2022年1月27日閲覧。
- ^ a b “マツダ新型「タフ顔SUV」発表! ”屈強さ“溢れ出る「CX-50」を中国市場に導入へ”. くるまのニュース. 2022年12月19日閲覧。
- ^ a b c 『Mazda Reveals All-New CX-50』(プレスリリース)Mazda North American Operations、2021年11月15日 。2021年11月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “マツダ『CX-50』、2.5リットルターボは最大出力256hp”. レスポンス(Response.jp). 2022年4月9日閲覧。
- ^ 『マツダ、2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表』(プレスリリース)マツダ株式会社、2021年10月7日 。2022年3月31日閲覧。
- ^ “マツダ新型「CX-50」発売! オフ顔SUVに全10仕様設定! 約308万円から米国に投入”. くるまのニュース. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “2022年3月期 決算説明会” (PDF). マツダ株式会社 (2022年5月13日). 2022年5月15日閲覧。
- ^ “マツダが「ランクルプラド」より幅広い新型「CX-50」お披露目! ゴツい「新型アウトドアSUV」中国で発売へ”. くるまのニュース. 2023年1月10日閲覧。