コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

一本松駅 (北海道紋別市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一本松仮乗降場から転送)
一本松駅
いっぽんまつ
Ippommatsu
元紋別 (4.9 km)
(3.3 km) 小向
所在地 北海道紋別市元紋別
北緯44度17分34秒 東経143度25分22秒 / 北緯44.29278度 東経143.42278度 / 44.29278; 143.42278 (一本松駅)座標: 北緯44度17分34秒 東経143度25分22秒 / 北緯44.29278度 東経143.42278度 / 44.29278; 143.42278 (一本松駅)
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 名寄本線
キロ程 102.6 km(名寄起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1955年(昭和30年)12月25日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 名寄本線廃線に伴い廃駅
テンプレートを表示
1978年の一本松仮乗降場と周囲約500m範囲。右が遠軽方面。ホーム横に待合室の屋根が見える。現在は遠軽側にあった踏切を通る小道のすぐ左まで、空港の誘導施設が設置されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

一本松駅(いっぽんまつえき)は、かつて北海道網走支庁紋別市元紋別に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線廃駅)である。名寄本線の廃線に伴い、1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった[1]

一部の普通列車は通過した(1989年(平成元年)4月30日時点(廃止時の時刻表)で、下り5本上り7本(快速運転列車ほか)[2])。

歴史

[編集]

1955年(昭和30年)12月25日に名寄本線・渚滑線・興浜南線でレールバスの運行が開始されると同時に[3]、利用者の利便を図って増設された仮乗降場に出自を持つ駅である[4]

年表

[編集]

駅構造

[編集]

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。

仮乗降場に出自を持つ無人駅となっていた。

駅周辺

[編集]

駅の廃止後、周辺には新たに紋別空港が建設(移転)された。

駅跡

[編集]

2011年(平成23年)時点では、地面に刺さった枕木や放置された鉄道標識が残存していた[6]。元紋別駅跡から当駅跡附近の線路跡には防雪林が残存し、未舗装の道路として紋別空港前まで続いており[6]、線路跡は小向駅跡まで続いていた[6]。空き地になっている。

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道
名寄本線
元紋別駅 - 一本松駅 - 小向駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、911頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、220頁。ISBN 978-4893915498 
  3. ^ 日本国有鉄道旭川鉄道管理局 編『旭川・鉄道八十八年の歩み』日本国有鉄道旭川鉄道管理局、1987年3月、83頁。doi:10.11501/13278510 
  4. ^ 紋別市史編さん委員会 編『新紋別市史 下巻』紋別市、1983年3月30日、684-685頁。doi:10.11501/9570999 
  5. ^ a b c 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、18頁。 
  6. ^ a b c 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、124-125頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目

[編集]