豊野駅 (北海道)
豊野駅 | |
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とよの Toyono | |
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所在地 | 北海道紋別郡興部町字豊野 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 名寄本線 |
キロ程 | 73.0 km(名寄起点) |
電報略号 | トノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1947年(昭和22年)2月11日[1] |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)5月1日[1] |
備考 | 名寄本線の廃止に伴い廃駅 |
豊野駅(とよのえき)は、北海道(網走支庁)紋別郡興部町字豊野にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲122114[2]。
歴史
[編集]一部の普通列車は通過した(1989年4月30日時点(廃止時の時刻表)で、下り3本上り2本(快速運転列車)[3])。
- 1947年(昭和22年)2月11日 - 運輸省名寄本線の豊野仮乗降場(局設定)として開業[1]。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道に移管。
- 1950年(昭和25年)1月15日 - 駅に昇格、豊野駅となる[1]。旅客、荷物を取り扱い[4]。
- 1959年(昭和34年)6月1日 - 荷物の取り扱いを廃止[1]。無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承[1]。
- 1989年(平成元年)5月1日 - 名寄本線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]所在地名より。もともと当地を流れる河川名から「ルロチ」とよばれ、漢字を当てて「留露千」あるいは「瑠橡」と表記されたが、読みにくいという理由により上流域が豊畑(とよはた)、駅が設けられた下流域が豊野と改名され[5]、駅名に採用された。
「豊野」の由来については「豊かな実りの野原にしたいという念願」からとされている[6][7]。
なお、「ルロチ」の名称はアイヌ語の「ルロチ(ru-ot-i)」(海水が・いっぱいある・もの〔川〕=満潮時に海水が入る川)に由来するとされる[5]。
駅構造
[編集]廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、構内の南西側(遠軽方面に向かって右手側)に存在した[8]。
無人駅となっており、駅舎はないが木造の待合所を2棟有していた[8]。ホームは、道路と同じ高さであった[8]。
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | |
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年間 | 1日平均 | |||
1977年(昭和52年) | 133 | [9] |
駅周辺
[編集]駅跡
[編集]2001年(平成13年)時点ではホームが残存し、枕木とホーム囲いに利用されていた古レールが残骸として残っていた[11]。2011年(平成23年)時点でも同様で、線路跡も確認できた[12]。空き地になっている。2017年(平成29年)7月時点では、駅跡に続く道が途中で立入禁止となっている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、910-911頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、242頁。doi:10.11501/1873236 。2023年3月21日閲覧。
- ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、220頁。ISBN 978-4893915498。
- ^ 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第2号」『官報』第6895号、国立国会図書館デジタルコレクション、1950年1月9日。
- ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、179頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、186頁。ISBN 978-4893915498。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、196頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正、小学館、1983年7月、210頁。ISBN 978-4093951012。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、905頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ a b 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、18頁。
- ^ 宮脇俊三 編『鉄道廃線跡を歩くVIII』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2001年7月、34頁。ISBN 978-4533039072。
- ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、120頁。ISBN 978-4894536128。
関連項目
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