三河一色駅
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三河一色駅 | |
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駅舎(2004年) | |
みかわいしき MIKAWA ISHIKI | |
◄西一色 (1.5 km) (2.0 km) 松木島► | |
所在地 |
愛知県幡豆郡一色町前野 (現:西尾市一色町前野) |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 三河線 |
キロ程 | 30.2 km(知立起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
167人/日(降車客含まず) -2003年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)9月1日 |
廃止年月日 | 2004年(平成16年)4月1日 |
三河一色駅(みかわいしきえき)は、かつて愛知県幡豆郡一色町前野(現:西尾市一色町前野)にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
歴史
[編集]- 1926年(大正15年)9月1日:大浜港(のちの碧南) - 神谷(のちの松木島)間(当時:三河鉄道)の開通に伴い開業[1]。
- 1941年(昭和16年)6月1日:三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社三河線の駅となる。
- 1958年(昭和33年)3月5日:駅舎改築[2]。
- 1964年(昭和39年):西三河養殖漁協のウナギ発送用の貨物側線(0.2km)、倉庫などを設置[3]。
- 1977年(昭和52年)5月25日:貨物営業廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)
- 1990年(平成2年)7月1日:碧南 - 吉良吉田間の電化設備廃止[5]。レールバス(キハ20形)の営業開始[5]。
- 2003年(平成15年)8月1日:業務委託終了(終了時の委託者は名鉄東部観光)。無人化[6]。
- 2004年(平成16年)4月1日:廃止[1]。
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ホームより碧南方面を望む。ホーム右側には貨物側線跡がある。(2004年)
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更地化された駅跡(2020年)
駅構造
[編集]1984年4月1日付けで名鉄の駅員の配置はなくなったが、2003年7月31日までは名鉄東部観光による管理委託駅で、切符を販売していた[6]。駅舎はコンクリート製で、廃駅後は数年間代替バスであるふれんどバスの事務所として使われていた。晩年はホーム1面1線の停留場であったが、1984年までは島式ホーム1面2線で列車の行き違いが可能であった。また最盛期には貨物側線が2本あった。
ホームの有効長は当初2両だったが、1967年度下期建設改良工事で4両化された[7]。
配線図
[編集] ← 碧南方面 |
→ 吉良吉田方面 |
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凡例 出典:[8] |
利用状況
[編集]- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は714人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中252位、 三河線(38駅)中24位であった[9]。
- 『愛知統計年鑑』によると2003年度の乗車人員は1日平均167人であった[10]。2003年度までの1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1998年 | 210 [11] |
1999年 | 208 [12] |
2000年 | 176 [13] |
2001年 | 176 [14] |
2002年 | 168 [15] |
2003年 | 167 [10] |
駅周辺
[編集]旧一色町の中心地にあった駅であり、駅跡の西側にある一色亥新田交差点に至るアクセス道路がある。旧町役場は駅から北へ少し離れた所にあったが、後に(駅跡の南西側にある)公民館内へ移設され、現在は市役所支所として機能している。国道247号は駅南側、愛知県道12号線は駅西側を通る。
- 備考
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- 駅跡地の周辺には和菓子屋が点在しており、えびせんべいを扱う店が多い。
- 駅跡地は再開発が行われ、2023年現在は住宅地となっている。
バス路線
[編集]- 三河線の碧南・吉良吉田間の廃止に伴う代替バスで、旧沿線自治体で構成するふれんどバス運行協議会からの委託によりバス会社が運行している。
- いっちゃんバス
- 一色地区を巡回するバス
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一色町公民館バス停(ふれんどバス)
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一色町公民館バス停(名鉄東部交通バス)
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一色町公民館バス停(いっちゃんバス)
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、45頁。ISBN 978-4107900258。
- ^ a b c 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、80頁。ISBN 978-4876701292。
- ^ 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォト・パブリッシング、2021年、38頁。ISBN 978-4-8021-3270-1。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1020頁。
- ^ a b 「三河線も一部ワンマンに 名鉄、来月レールバス投入」『交通新聞』交通新聞社、1990年6月23日、1面。
- ^ a b 徳田耕一『名古屋近郊電車のある風景 今昔II』JTB、2004年、113頁。ISBN 978-4533050985。
- ^ 名古屋鉄道(編)「四十二年下期建設改良工事の概要」『れいめい』第227号、名古屋鉄道、1967年10月、10頁。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ a b 平成17年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成12年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成13年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成14年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成15年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成16年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ “岡田屋製菓”. 岡田屋製菓株式会社. 2023年3月12日閲覧。
- ^ “岡田屋製菓 会社案内”. 岡田屋製菓株式会社. 2022年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月12日閲覧。
- ^ “停留所及び運賃変更のご案内” (PDF). 名鉄東部交通 (2017年9月21日). 2019年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月12日閲覧。