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三浦銀二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三浦 銀二
2022年3月15日 明治神宮野球場
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県福岡市南区
生年月日 (1999-12-30) 1999年12月30日(24歳)
身長
体重
175 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2021年 ドラフト4位
初出場 2022年3月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

三浦 銀二(みうら ぎんじ、1999年12月30日 - )は、福岡県福岡市南区出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

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プロ入り前

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福岡市立筑紫丘小学校3年生の時に筑紫丘ファイターズに入り軟式野球を始め[1]、福岡市立筑紫丘中学校では軟式野球部に所属[2]

福岡大学附属大濠高等学校に進学し、1年秋からベンチ入り。同学年にはバッテリーを組んだ古賀悠斗がおり[3]、1学年上に浜地真澄、2学年上に坂本裕哉がいた[2]。2年秋からエースとなり、九州大会で優勝し、明治神宮大会でもベスト4に進出。この秋の公式戦は全て完投した。3年春の第89回選抜高等学校野球大会に出場し、創志学園との1回戦で3失点完投勝利[4]滋賀学園との2回戦では宮城滝太と投げ合い、延長15回を1失点完投し引き分け再試合に[5]。中1日で行われた再試合で3失点完投勝利し、ベスト8に進出した[6]報徳学園との準々決勝では疲労を考慮して登板を回避し、チームも敗れた[7]。同年夏は福岡県大会決勝で東筑に敗れ、2季連続での甲子園出場を逃した[3]。大会後に行われた2017 WBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出され、オープニングラウンドの南アフリカ戦、3位決定戦のカナダ戦に先発登板していずれも勝利投手となった[8][9]

法政大学に進学し、1年春からベンチ入り。同年秋には3勝を記録し、チームのリーグ戦優勝に貢献した[10]。3年時は調子を落とし未勝利に終わったが、4年春から主将に就任し、2021年4月10日の慶應大学戦では無安打での1失点完投勝利「ノーヒットワンラン」を記録した[11]。その後、9月10日にプロ志望届を提出した[12]

10月11日のドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから4位指名を受けた[13]。11月18日、契約金4500万円、年俸870万円で仮契約を結んだ[14]。背番号は30[15]。背ネーム表記は、監督である三浦大輔の「D.MIURA」にあやかって、「G.MIURA」となった。 ベイスターズでは高校日本代表のチームメイトで、東京六大学野球でも対戦した早稲田大学出身の徳山壮磨がドラフト2位の同期入団となり[16]、高校の先輩である坂本のほか、高校日本代表でチームメイトだった櫻井周斗、法政大で1学年先輩だった石川達也とも再びチームメイトとなった。

DeNA時代

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2022年は、春季キャンプから一軍メンバーに選ばれる[17]。ルーキーで唯一の開幕一軍入りを果たしたが、プロ入り初登板となった3月25日の広島戦で8回からリリーフ登板し2回3失点。その後、登板の機会が無く4月1日に登録抹消となった[18]。二軍で調整を続け、8月28日に再び一軍昇格したが、最終的に6試合の登板で防御率10.80だった。

2023年は2年連続で開幕を一軍で迎え、開幕4戦目に登板するも打ち込まれ翌日登録抹消となった。その後は二軍で19試合連続自責点無しと好投した時期もあったが、最終的に36試合に登板し防御率5.30に終わり、一軍へ昇格することも無かった。

2024年は二軍で17試合に登板し防御率8.62と不振に陥った。一軍登板もなく、同年戦力外通告を受けた[19]

選手としての特徴

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テイクバックの小さい上手投げから投げる最速152キロ、常時140キロ台中盤の直球を武器に、スライダーカーブフォークといった変化球を織り交ぜる[20][21]

体操選手のように体が柔らかく、柔軟性に優れた身体能力を持ち合わせている[1][22]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2022 DeNA 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 42 8.1 16 2 1 0 0 8 0 0 10 10 10.80 2.04
2023 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 1.0 4 0 1 1 0 0 0 0 4 4 36.00 5.00
通算:2年 7 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 50 9.1 20 2 2 1 0 8 0 0 14 14 13.50 2.36
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2022 DeNA 6 0 0 0 0 ----
2023 1 0 0 0 0 ----
通算 7 0 0 0 0 ----
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録
打撃記録

背番号

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  • 30(2022年 - 2024年)

代表歴

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登場曲

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脚注

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  1. ^ a b 福岡市 【筑紫丘校区】銀二先輩頑張って!”. 福岡市南区 (2017年4月4日). 2022年4月6日閲覧。
  2. ^ a b 濱地真澄に憧れて。超高校級投手・三浦銀二のターニングポイントは2年秋【前編】”. 高校野球ドットコム (2021年9月10日). 2022年4月6日閲覧。
  3. ^ a b 福岡大大濠、プロ注目三浦&古賀の夏終わる/福岡”. 日刊スポーツ. 2021年9月19日閲覧。
  4. ^ 第89回選抜高校野球:福岡大大濠6-3創志学園 福岡大大濠、右腕粘投”. 毎日新聞. 2021年9月19日閲覧。
  5. ^ 福岡大大濠-滋賀学園は延長15回引き分け再試合”. 日刊スポーツ. 2021年9月19日閲覧。
  6. ^ 福岡大大濠8強 三浦15回完投から中1日完投勝ち”. 日刊スポーツ. 2021年9月19日閲覧。
  7. ^ エース温存、福岡大大濠が敗退 三浦「投げたかった」”. 朝日新聞デジタル (2017年3月29日). 2021年9月19日閲覧。
  8. ^ U18三浦銀二「楽しかった」5回7K無失点好投”. 日刊スポーツ. 2021年9月19日閲覧。
  9. ^ 日本銅メダル、三浦7回0封12K/U18W杯詳細”. 日刊スポーツ. 2021年9月19日閲覧。
  10. ^ 法政が12季ぶり優勝 東京六大学野球、慶応が逆転負け”. 朝日新聞デジタル (2018年10月29日). 2021年9月19日閲覧。
  11. ^ 【大学野球】法大・三浦銀二が“ノーヒット・ワンラン”62年ぶり3人目の珍記録”. スポーツ報知 (2021年4月10日). 2021年9月19日閲覧。
  12. ^ 【大学野球】慶大・正木智也、法大・三浦銀二、山下輝らがプロ志望届を提出”. スポーツ報知 (2021年9月10日). 2021年9月12日閲覧。
  13. ^ 【ドラフト】「いずれはリーゼントに」DeNA4位三浦銀二は番長系譜継ぐ”. 日刊スポーツ (2021年10月11日). 2021年12月4日閲覧。
  14. ^ DeNA4位三浦銀二が仮契約 契約金は「車が好きなので車に使いたい」”. 日刊スポーツ (2021年11月18日). 2021年12月4日閲覧。
  15. ^ DeNAドラ1小園健太「18」背負い入団会見「勝利にたくさん貢献を」”. 日刊スポーツ (2021年12月3日). 2021年12月4日閲覧。
  16. ^ DeNA、早大の徳山壮磨を2位指名 最速151キロの直球と切れ鋭い変化球が武器”. 日刊スポーツ (2021年10月12日). 2022年3月17日閲覧。
  17. ^ DeNA4位三浦銀二「自分の力出せた」初日ブルペン入りに三浦監督も評価”. 日刊スポーツ (2021年2月1日). 2022年4月6日閲覧。
  18. ^ DeNA三浦銀二が登録抹消 ルーキーとして唯一1軍入り”. カナロコ (2022年4月1日). 2022年4月6日閲覧。
  19. ^ 日本テレビ. “【DeNA】大和、西浦直亨、大田泰示ら10選手と来季の契約を結ばず 投手は三浦銀二ら若手4選手も|日テレNEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2024年10月1日閲覧。
  20. ^ 三浦銀二(横浜DeNAベイスターズ)”. 週刊ベースボールONLINE. 2022年4月6日閲覧。
  21. ^ 三浦銀二(福岡大大濠高・投手) 連投が可能で冷静な対応力。上のレベルでは救援に適性”. 週刊ベースボールONLINE (2017年1月25日). 2022年4月6日閲覧。
  22. ^ 驚異の身体能力ルーキー”. 横浜DeNAベイスターズ 公式Twitter (2022年2月8日). 2022年4月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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