深沢鳳介
横浜DeNAベイスターズ #043 | |
---|---|
2023年3月19日、ロッテ浦和球場にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都江戸川区 |
生年月日 | 2003年11月5日(21歳) |
身長 体重 |
177 cm 74 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2021年 ドラフト5位 |
年俸 | 520万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
深沢 鳳介(ふかざわ おうすけ、2003年11月5日 - )は、東京都江戸川区出身[2]のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学校1年生から地元の野球チーム「雷サンダース」で野球を始める[3]。江戸川区立上一色中学校では軟式野球部に入部し、2年生の時に二塁手から投手に転向[4]。中学では東京大会準優勝、関東大会優勝を果たす[5]。
中学の2学年上に横山陸人がおり、横山を追って専修大学松戸高等学校へ進学[6]。監督の持丸修一からサイドからのリリースが一番力の入る腕の高さだと見立てられ、入学後すぐにスリークォーターから横山と同じサイドスローに転向した[3]。3年春にはエースとして第93回選抜高等学校野球大会に同校史上初出場。中京大中京高校の畔柳亨丞と互角に投げ合い3安打に抑える好投を見せるも0対2で負け1回戦敗退[2][7]。夏の第103回全国高等学校野球選手権大会では1回戦で選抜準優勝の明豊高校を9回無四球完封勝利で破り専大松戸を甲子園初勝利に導くも[8][9]、2回戦で長崎商業高校に敗れた[10]。
2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから5巡目で指名を受けた[11]。担当スカウトは吉見祐治[12]。11月14日、契約金3000万円、年俸480万円で契約した(金額は推定)[13]。背番号は43。
DeNA時代
[編集]2022年、入団後しばらくは同期入団の小園健太と共に二軍で体作りに励み、7月28日のイースタン・リーグの読売ジャイアンツ戦でリリーフ登板し、1回を無失点に抑えて実戦デビューを果たした[14][15]。最終的に二軍戦で4試合に登板し、打者20人に対して5奪三振、無四球と、持ち味の制球力を見せた。
2023年、開幕から二軍の先発ローテーションに加わる。15試合に先発し、6勝6敗、防御率3.28の成績を残す。68奪三振、17与四球でK/BBは4.00を記録した。
2024年は、初めて春季キャンプをA班で迎え、対外試合2試合を投げ5回無失点被安打1とほぼ完璧な投球でアピールを続け、一軍の開幕ローテーション候補にも挙がっていたが[16]、2月25日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとのオープン戦(宜野湾)で2回を無失点に抑えたところで肘の張りを訴え降板[17]。リハビリ組に合流した後、3月19日に右肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けたことが球団から発表された[18]。以降はリハビリに専念し、シーズン終了後の11月15日、育成契約への移行が発表された[19]。背番号は043に変更された[20]。
投球スタイル
[編集]サイドの位置から投げる140km/h台前半の直球とスライダー、ツーシーム、スローカーブといった多彩な変化球で緩急を織り交ぜ、コーナーに投げ分ける制球を持ち味とする[7][21]。プロ入り後は130km/h台のカットボール、スプリットを織り交ぜて打者を翻弄する。本人はコントロールには自信を持っており、入団会見では「ハマの精密機械と呼ばれるようなピッチャーになりたい」と決意表明をした[22]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 43(2022年 - 2024年)
- 043(2025年 - )
脚注
[編集]- ^ 「DeNA - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月16日閲覧。
- ^ a b 「【ドラフト】専大松戸・深沢鳳介はDeNAが5位 クレバーな投球」日刊スポーツ、2021年10月11日。2021年2月20日閲覧。
- ^ a b 「人生を変えた「横山に寄せてみろ」 専大松戸・深沢鳳介は先輩を追いプロへ」スポニチアネックス、2021年9月21日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「DeNAの新星・深沢鳳介 野球人生変えた2度の転機」『カナロコ』2022年1月23日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「専大松戸・深沢鳳介、「失投」で泣いた春から球速6キロUP!成長力でつかんだ聖地初勝利/甲子園」イザ サンスポ、2021年8月16日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「【千葉】専大松戸・深沢鳳介、憧れ先輩・ロッテ横山陸人の雪辱果たし決勝進出」スポーツ報知、2021年7月21日。2022年2月20日閲覧。
- ^ a b 「スカウトも「投球センスがある」センバツ準V明豊を完封、専大松戸・深沢鳳介は緩急自在のクレバーな右腕【2021夏の甲子園】」『週刊ベースボールONLINE』2021年8月16日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「専大松戸 深沢が圧巻の11K完封「明豊高校さんは下位打線まで隙がなく苦しかった」」『デイリースポーツ』2021年8月26日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「高校野球選手権 - 専大松戸-明豊(8月16日)」スポーツ報知、2021年8月16日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「夏の全国高校野球 第3試合 長崎商が専大松戸に6対2で勝利」NHK、2021年8月22日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「DeNA5位指名 専大松戸高の深沢投手「目標は最低でも10勝」」『産経ニュース』2021年10月11日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「DeNA5位高校生No.1サイド右腕・深沢ここが凄い【担当・吉見祐治スカウトが評価したポイント】」スポニチアネックス、2021年10月16日。2022年8月1日閲覧。
- ^ 「DeNA、5位深沢と入団合意 「プロになる実感湧いた」」カナロコ by神奈川新聞、2021年11月14日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「【DeNA】小園健太が2軍巨人3連戦で実戦デビューも 未来の「ハマのエース」へ第1歩」日刊スポーツ、2022年7月12日。2022年8月1日閲覧。
- ^ 「【DeNA】5位深沢鳳介2軍戦で実戦デビュー1回無失点 巨人ウレーニャを併殺打、勝俣を左飛」日刊スポーツ、2022年7月28日。2022年8月1日閲覧。
- ^ 「DeNA投手陣の救世主になる!? 高卒3年目右腕が猛アピール!」高校野球ドットコム、2024年2月20日。2024年3月24日閲覧。
- ^ 「【DeNA】3年目深沢鳳介2イニング降板「肘も張ってきたと。無理させなかった」三浦監督」日刊スポーツ、2024年2月25日。2024年3月24日閲覧。
- ^ 「DeNA、若手有望株の深沢鳳介がトミージョン手術で今季絶望「自分を信じてリハビリに励みたい」」サンスポ、2024年3月19日。2024年3月24日閲覧。
- ^ “2025年シーズン 選手契約について | 横浜DeNAベイスターズ”. 横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ. 2024年11月15日閲覧。
- ^ 「【DeNA】西巻賢二、上甲凌大、橋本達弥、深沢鳳介と育成選手契約 4人とも今季1軍出場なし」『日刊スポーツ』2024年11月15日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「「最多勝のタイトルを」 専大松戸の深沢鳳介投手 DeNA入団 市長に活躍誓う」『東京新聞』2021年12月26日。2022年2月20日閲覧。
- ^ 「2022年度 新入団選手 記者発表会を実施」『横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ』2020年12月3日。2023年3月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 深沢鳳介 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手名鑑 - 横浜DeNAベイスターズ
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 深沢 鳳介 (@osuke_1105) - Instagram