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東妻純平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東妻 純平
横浜DeNAベイスターズ #57
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 和歌山県和歌山市[1]
生年月日 (2001-07-03) 2001年7月3日(23歳)
身長
体重
174 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2019年 ドラフト4位
初出場 2024年9月16日
年俸 600万円(2025年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

東妻 純平(あづま じゅんぺい、2001年7月3日 - )は、和歌山県和歌山市出身のプロ野球選手捕手)。右投右打[1]横浜DeNAベイスターズ所属。

兄は千葉ロッテマリーンズ所属の東妻勇輔[1]

経歴

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プロ入り前

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小学校1年の時から野球を始め、紀伊中学校時代は紀州ボーイズに所属[3]智弁和歌山では遊撃手から捕手に転向[3][4]。1年夏からベンチ入りし甲子園には5期連続出場[1]。1学年上に林晃汰、同学年に黒川史陽がいる。2年の時に元プロ野球選手で捕手中谷仁が監督となり、同じ捕手の中谷から捕手に関する指導を受けた[5]。高校通算34本塁打[6]

2019年10月17日に行われたドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから4位指名を受け[1]、契約金4180万円、年俸615万円で入団した(金額は推定)[7]。苗字が同音異字(あずま)である東克樹が在籍しているため、背ネームは「J.AZUMA」となり、アナウンスは両者ともフルネームとなる。 愛称は、その背ネームの.を取り除いてローマ字読みした『ジャズマ』。

DeNA時代

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2020年は一軍出場が無く、イースタン・リーグ公式戦には32試合に出場し、打率.070、0本塁打と打撃面の課題が露呈した。シーズンオフにみやざきフェニックス・リーグに出場した[8]

2021年も一軍出場は無く、二軍では64試合に出場し、打率.153、1本塁打だった。外野手が不足したチーム事情もあり、外野守備も経験した。また、2年連続でフェニックスリーグに出場する[9]。オフに、現状維持の推定年俸620万円で契約を更改した[10]

2022年も一軍出場は無かったが、二軍では59試合に出場し、打率.244、2本塁打と打撃に成長を見せた。

2023年も一軍出場は無く、二軍では61試合に出場し打率.226、4本塁打だった。シーズン終了後、オーストラリアのウインターリーグ (ABL) に参加し、キャンベラ・キャバルリーの一員としてプレー。12月5日には週間最優秀打者に選出された[11]他、本職ではない外野手や一塁手としても出場し、4番打者も務めた[12]。最終的にABLでは35試合に出場し、打率.267、2本塁打の成績を収めた。

2024年は、春季キャンプで初めてA班(一軍)に振り分けられ、捕手だけでなく外野練習にも取り組む[13]。3月6日のオープン戦では千葉ロッテマリーンズ所属の兄、東妻勇輔投手との兄弟対決が実現し、二塁打を放った[14]。外野での出場が中心になりながら二軍戦76試合に出場して打率.192ながら5本塁打を記録すると、9月16日、一軍正捕手の山本祐大の骨折による離脱を受けて、5年目にして初めて出場選手登録された[15]。同日の広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で、9回裏から左翼手として守備に入りプロ初出場した[16]。9月20日の阪神タイガース戦(横浜スタジアム)では、4回裏に坂本裕哉代打として出場し、島本浩也から粘りながらもストレートを左中間に打ち返し、プロ初打席で初安打となる適時二塁打を放った[17]。1点差に迫られていた中でチームの勝利に繋がる貴重な追加点となり、初めてのお立ち台も経験した[18]。捕手として起用されることはなく、10月2日に登録を抹消された[19]。チームがクライマックスシリーズに進出し、伊藤光が肉離れで離脱すると10月17日に再度出場選手登録された[20]が、出場機会はなく、日本シリーズ出場資格者名簿からも外れた[21]

選手としての特徴

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2024年3月22日(打撃フォーム)

遠投125メートルの強肩を最大限に生かし、二塁への送球時間は最速1秒84を誇る[1]

詳細情報

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O
P
S
2024 DeNA 3 2 2 0 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .500 .500 1.000 1.500
通算:1年 3 2 2 0 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .500 .500 1.000 1.500
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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外野












2024 DeNA 1 1 0 0 0 1.000
通算 1 1 0 0 0 1.000
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 57(2020年 - )

登場曲

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  • 「Kagemusha」2CELLOS(2020年 - )

脚注

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  1. ^ a b c d e f DeNA、智弁和歌山・東妻捕手を4位指名 1年秋から不動の正捕手 兄はロッテの投手・勇輔」『スポーツニッポン』スポーツニッポン新聞社、2019年10月17日。2020年2月22日閲覧
  2. ^ DeNA - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月4日閲覧
  3. ^ a b ロッテ東妻勇輔が智弁和歌山の弟・純平へエール。全国制覇の夢を託す」『web Sportiva』2019年8月14日、1頁。2020年5月3日閲覧
  4. ^ ロッテ東妻勇輔が智弁和歌山の弟・純平へエール。全国制覇の夢を託す」『web Sportiva』2019年8月14日、2頁。2020年5月3日閲覧
  5. ^ 元阪神捕手の智弁和歌山・中谷監督、「うれしい」夏1勝!/甲子園」『サンケイスポーツ』2019年8月9日。2021年3月28日閲覧
  6. ^ ドラフト候補の智弁和歌山・東妻、木製バットで本塁打!黒川は3安打」『スポーツニッポン』2019年9月30日。2020年5月2日閲覧
  7. ^ DeNAドラ4・東妻 契約金4180万円、年俸615万円で仮契約「球団を代表する正捕手に」」『スポーツニッポン』2019年11月6日。2024年2月4日閲覧
  8. ^ 「第17回 みやざきフェニックス・リーグ」参加選手決定のお知らせ」『横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ』2020年11月4日。2021年12月30日閲覧
  9. ^ 「第18回 みやざきフェニックス・リーグ」参加選手決定のお知らせ」『横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ』2021年10月6日。2021年12月30日閲覧
  10. ^ 【DeNA】2年目東妻純平が現状維持でサイン「後々は正捕手として守れるような1年にしたい」」『スポーツ報知』2021年11月11日。2021年12月30日閲覧
  11. ^ 驚異の打率「.600」…DeNA22歳が異国で覚醒中 “5季連続甲子園”の逸材が打ちまくり」『Full-Count』2023年12月5日。2024年2月3日閲覧
  12. ^ 東妻純平選手(キャンベラ/横浜DeNA)インタビュー☆「純粋に野球を楽しめたABL。日本に帰っても思い切りプレーしたい」」『ABL Japan』2024年1月8日。2024年2月3日閲覧
  13. ^ DeNA宜野湾キャンプスタート 捕手登録の東妻が外野手に挑戦」『スポニチアネックス』2024年2月1日。2024年2月5日閲覧
  14. ^ 「東妻兄弟」対決実現 DeNAの純平が兄の勇輔から快音“兄越え中越え二塁打”」『スポーツニッポン』2024年3月6日。2024年3月17日閲覧
  15. ^ 【DeNA】上茶谷大河、リリーフ要員で3カ月ぶり1軍昇格 捕手・東妻純平は5年目で初の1軍」『日刊スポーツ』2024年9月16日。2024年9月16日閲覧
  16. ^ ニッカン式スコア 広島対DeNA」『日刊スポーツ』2024年9月16日。2024年9月17日閲覧
  17. ^ 小早川宗一郎「【DeNA】東妻純平がプロ初打席で初安打初打点となる二塁打「緊張する場面をイメージしていた」」『日刊スポーツ』2024年9月20日。2024年9月20日閲覧
  18. ^ 「サイコーです!」DeNA・東妻純平がプロ初打席タイムリー 大事な場面での代打起用に応える 三浦監督も「よく打った」」『日テレNEWS』2024年9月21日。2024年9月30日閲覧
  19. ^ 【DeNA】度会隆輝が抹消「CSに向け頑張る」東妻純平も抹消で松尾汐恩が1軍合流見込み」『日刊スポーツ』2024年10月2日。2024年10月2日閲覧
  20. ^ 【DeNA】伊藤光、左ふくらはぎ肉離れと診断 三浦監督「抹消します」と明言 東妻純平が登録」『日刊スポーツ』2024年10月17日。2024年10月21日閲覧
  21. ^ スポニチDeNA担当2024 [@SpBaystars] (2024年10月24日). "【スポニチ超速報】". X(旧Twitter)より2024年10月24日閲覧
  22. ^ DeNA5年目の東妻がプロ初打席で二塁打 初安打初打点をマーク!」『スポニチ Sponichi Annex』2024年9月20日。2024年9月20日閲覧

関連項目

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外部リンク

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