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久保隼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
久保 隼
基本情報
本名 久保 隼
階級 フェザー級
身長 176.0cm[1]
リーチ 180.0cm[1]
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1990-04-08) 1990年4月8日(34歳)
出身地 京都府京都市
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 17
勝ち 15
KO勝ち 10
敗け 2
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久保 隼(くぼ しゅん、1990年4月8日 - )は、日本の元プロボクサー。元WBA世界スーパーバンタム級レギュラー王者。京都府京都市出身[2]。京都府初の世界王者[3]真正ボクシングジム所属。

来歴

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元アマチュア選手だった父の影響でボクシングを始め、南京都高校3年時に主将を務め全国高校総体フェザー級で準優勝[2]。高校の先輩である村田諒太の勧めで東洋大学に進学[2]。教員を目指していたが、教員免許を取得できず3年でボクシング部を退部した[2]

卒業後、元WBC世界フライ級王者のマルコム・ツニャカオに誘われ真正ジムでプロ転向[2][4]

2013年5月17日、神戸市立中央体育館でヨドソン・カムノイとフェザー級6回戦を行い、2回55秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[5]

2013年11月29日、神戸市立中央体育館でモニコ・ローレンテとスーパーバンタム級8回戦を行い、8回3-0の判定勝ちを収めた[6]

2014年8月22日、神戸市立中央体育館で行われた「REAL SPRITS vol38」でレンレン・パセグナヒンとスーパーバンタム級8回戦を行い、4回2分37秒TKO勝ちを収めた[7]

2014年12月19日、神戸市立中央体育館で行われた「リアルスピリッツVOL40」でWBC世界バンタム級11位のルイス・メイとスーパーバンタム級8回戦を行い、8回3-0(77-72、76-72×2)の判定勝ちを収めた[8]

2015年5月9日、神戸市立中央体育館で本田正二郎とフェザー級8回戦を行い、7回1分1秒TKO勝ちを収めた[9]

2015年8月28日、神戸市立中央体育館で行われた「リアルスピリッツ×ザ・ヒート」でジャカラートレック・ソーワンゲーとスーパーバンタム級8回戦を行い、初回54秒KO勝ちを収めた[10]

2015年12月26日、神戸市立中央体育館で和氣慎吾の王座返上に伴いロイド・ハルデリザとOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦を行い、5回1分19秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[11][12]

2016年5月16日、神戸市立中央体育館でベンジー・スガノブと対戦し、12回3-0(115-113、115-112、117-113)の判定勝ちを収めOPBF王座の初防衛に成功した[13]

2016年11月11日、神戸市立中央体育館で林ジヌクと対戦し、4回2分56秒TKO勝ちを収めOPBF王座の2度目の防衛に成功した[14]

2017年2月10日、WBA世界スーパーバンタム級王座に挑戦する為にOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座を返上した[15]

2017年3月17日、WBAは久保をWBA世界スーパーバンタム級8位にランクインした[16][17]

2017年4月9日、大阪府立体育会館でWBA世界スーパーバンタム級レギュラー王者のネオマール・セルメニョと対戦し、11回5秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[18][19][20]

2017年5月1日、神戸市より「神戸市スポーツ特別賞」を受賞し、久元喜造神戸市長より表彰された[21]

2017年9月3日、島津アリーナ京都でWBA世界スーパーバンタム級2位のダニエル・ローマンと対戦し、プロ初黒星となる9回1分21秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[22][23][24]

2018年4月28日、神戸市立中央体育館で大沢宏晋とフェザー級10回戦で戦い、10回2-1(97-95、96-93、94-95)の判定勝ちを収め再起戦を飾った[25]

2019年5月26日、中国撫州市でWBA世界フェザー級レギュラー王者徐燦と対戦し、6回1分16秒TKO負けを喫し、2階級制覇に失敗した[26]

2020年9月26日、神戸市立中央体育館で五十嵐嵩視と対戦し、8回3-0(78-74、79-73×2)で判定勝ちを収めた[27]

2021年3月28日、神戸市立中央体育館で佐伯瑠壱斗と対戦し、3回2分59秒TKO勝ちを収めた[28]

2022年4月12日、後楽園ホールで元日本フェザー級王者の佐川遼と対戦し、3回1分3秒KO負けした[29]

2022年6月25日、引退表明[2]

戦績

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  • プロボクシング:18戦15勝3敗(10KO)
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年5月17日 勝利 1R 0:24 KO ヨドソン・カムノイ タイ王国の旗 タイ プロデビュー戦
2 2013年9月1日 勝利 1R終了 TKO ペッチクランナム・ソービセットキット タイ王国の旗 タイ
3 2013年11月29日 勝利 8R 判定3-0 モニコ・ラウレンテ フィリピンの旗 フィリピン
4 2014年4月4日 勝利 4R 2:18 KO ノーンディア・ソーバンカル タイ王国の旗 タイ
5 2014年8月22日 勝利 4R 2:37 TKO レンレン・パセグナヒン フィリピンの旗 フィリピン
6 2014年12月19日 勝利 8R 判定3-0 ルイス・メイ メキシコの旗 メキシコ
7 2015年5月9日 勝利 7R 1:01 TKO 本田正二郎(10COUNT) 日本の旗 日本
8 2015年8月28日 勝利 1R 0:54 KO ジャカラートレック・ソーワンゲー タイ王国の旗 タイ
9 2015年12月26日 勝利 5R 1:19 KO ロイド・ハルデリザ フィリピンの旗 フィリピン OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦
10 2016年5月16日 勝利 12R 判定3-0 ベンジー・スガノブ フィリピンの旗 フィリピン OPBF防衛1
11 2016年11月11日 勝利 4R 2:56 TKO 林ジヌク 大韓民国の旗 韓国 OPBF防衛2
12 2017年4月9日 勝利 11R 0:05 TKO ネオマール・セルメニョ ベネズエラの旗 ベネズエラ WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
13 2017年9月3日 敗北 9R 1:21 TKO ダニエル・ローマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA王座陥落
14 2018年4月28日 勝利 10R 判定2-1 大沢宏晋 (ロマンサ) 日本の旗 日本
15 2019年5月26日 敗北 6R 1:16 TKO 徐燦 中華人民共和国の旗 中国 WBA世界フェザー級タイトルマッチ
16 2020年9月26日 勝利 8R 判定3-0 五十嵐嵩視(ロマンサ) 日本の旗 日本
17 2021年3月28日 勝利 3R 2:59 TKO 佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ) 日本の旗 日本
18 2022年4月12日 敗北 3R 1:03 KO 佐川遼三迫 日本の旗 日本
テンプレート

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ a b セルメニョvs久保隼、9日WBA世界戦予備検診 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月6日
  2. ^ a b c d e f “元WBA・S・バンタム級王者 久保隼が引退を表明「戦う人として心も体も作れない」”. ボクシング・ニュース. (2022年6月25日). https://boxingnews.jp/news/91634/ 2022年6月26日閲覧。 
  3. ^ 久保隼が王者棄権で王座、長谷川穂積氏「後継」へ 日刊スポーツ 2017年4月10日
  4. ^ 本学卒業生の久保隼選手がWBA世界スーパーバンタム級王者に輝く”. 東洋大学. 2017年4月11日閲覧。
  5. ^ 鈴木が5回KO勝ちで再起 5.17神戸 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年5月17日
  6. ^ 大場が2度目の防衛成功、長谷川を圧倒 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年11月29日
  7. ^ 久保隼5連勝、日本フィリピン対決1勝3敗 8.22神戸 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月23日
  8. ^ 久保隼、世界ランカーを破り6戦全勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月20日
  9. ^ 長谷川穂積、再起戦で無敗メキシカンに大差判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月9日
  10. ^ 中谷正義がTKOで4度目の防衛 OPBFライト級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月29日
  11. ^ 【BOX】久保隼がデビュー9連勝で新王者に スポーツ報知 2015年12月26日
  12. ^ 久保隼が鮮やかなKO勝ち、OPBF・SB級新王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月27日
  13. ^ 久保隼 苦しみながらもOPBF・SB級王座初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月17日
  14. ^ 久保隼が4回TKO勝ち、中谷正義は圧勝でV6達成 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月11日
  15. ^ 長谷川穂積の後継者、久保隼が4.9世界初挑戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月10日
  16. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年3月17日
  17. ^ 村中優、久我勇作、野中悠樹がWBAランク入り Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月18日
  18. ^ Kubo dethrones WBA 122lb champ Cermeno Fightnews.com 2017年4月9日
  19. ^ Kubo, new WBA Super Bantamweight Champion WBA公式サイト 2017年4月9日
  20. ^ 久保隼がWBA王座獲得、王者セルメニョ11回棄権 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月9日
  21. ^ WBA新王者の久保隼、神戸市スポーツ特別賞を受賞 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月1日
  22. ^ Roman stops Kubo, wins WBA 122lb belt Fightnews.com 2017年9月3日
  23. ^ Roman dethroned Kubo in Japan WBA公式サイト 2017年9月3日
  24. ^ 久保隼、初防衛ならず ローマンに9回TKO敗 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月3日
  25. ^ 前王者の久保隼が再起、大沢との実力者対決2-1勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月29日
  26. ^ 久保隼は6回TKO負け WBAフェザー級獲得ならず Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月26日
  27. ^ 元世界王者の久保隼 2階級制覇へ危なげなく再起 Boxing News(ボクシングニュース)2020年9月26日
  28. ^ 元世界王者の久保隼 3回TKO勝ちで再起2戦目飾る Boxing News(ボクシングニュース)2021年3月28日
  29. ^ 元日本王者の佐川遼が右ストレート炸裂、元世界王者の久保隼を3回KO 2022年4月12日

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
和氣慎吾
第42代OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者

2015年12月26日 - 2017年2月10日(返上)

空位
次タイトル獲得者
大竹秀典
前王者
ネオマール・セルメニョ
WBA世界スーパーバンタム級王者

2017年4月9日 - 2017年9月3日

次王者
ダニエル・ローマン