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堤聖也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
堤 聖也
堤 聖也 角海老宝石ジム・2020年9月撮影
基本情報
本名 堤 聖也
階級 バンタム級
身長 166cm
リーチ 164cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1995-12-24) 1995年12月24日(29歳)
出身地 熊本県熊本市
スタイル 左変則ファイター(スイッチヒッター
プロボクシング戦績
総試合数 14
勝ち 12
KO勝ち 8
敗け 0
引き分け 2
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堤 聖也(つつみ せいや、1995年12月24日 - )は、日本プロボクサー熊本県熊本市出身[1]角海老宝石ボクシングジム所属。現WBA世界バンタム級王者。

入場曲はステッペンウルフの「Born to Be Wild」。かつてはワタナベボクシングジムに所属していた[2]

来歴

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九州学院高校高校選抜で優勝。卒業後、平成国際大学に入学[3]

2018年2月、B級プロテストに合格[4]

2018年3月27日、プロデビュー戦は1回KO勝ち[5]

2019年9月、角海老宝石ボクシングジムに移籍[6]

GOD'S LEFTバンタム級トーナメントへ1回戦はシードで準決勝から出場、2019年11月9日に後楽園ホール山下賢哉とトーナメント準決勝を行う予定だったが[7]、山下の棄権のため試合中止となり、不戦勝で決勝に進出した[8]

2020年1月28日、後楽園ホールのGOD'S LEFTバンタム級トーナメント決勝で、日本バンタム級6位の中嶋一輝と対戦し、8回0-1(75-77、76-76、76-76)で引き分けとなり、優勢点で優勝を逃した[9]

2020年10月26日、後楽園ホールで元WBC世界フライ級王者で、WBC世界バンタム級8位・WBA世界同級9位の比嘉大吾と対戦し、10回0-1(94-96、95-95×2)で引き分けとなった[10]

2022年6月23日、後楽園ホールで日本バンタム級王者の澤田京介と対戦し、8回47秒TKO勝ちを収めて王座獲得に成功した [11]

2022年10月20日、後楽園ホールで日本バンタム級6位の大嶋剣心と日本バンタム級タイトルマッチを行い、9回2分42秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。その後、同会場で行われた日本バンタム級次期挑戦者決定戦で勝利し、堤との挑戦権を獲得した南出仁がリング上で「オレは強いですよ。ベルトを磨いて待っとけ」と挑発し、堤も「寝言は寝て言えといいたい感じですけど、今日の試合で偉そうなことは言えない。南出選手に勝って少しでも自信を付けたい」と応じた[12]

2023年3月20日、後楽園ホールで日本バンタム級1位の南出と日本バンタム級タイトルマッチを行い、7回1分41秒TKO勝ちを収めて2度目の王座防衛に成功した。

2023年3月31日、大橋ボクシングジム興行「モンスタートーナメント」へ1回戦はシードで準決勝から出場することが発表された[13]

2023年8月30日、後楽園ホールで日本バンタム級4位の増田陸とモンスタートーナメント準決勝兼日本バンタム級タイトルマッチを行い、4回に増田のアッパーで眉間をカットし、大量出血を起こすアクシデントに見舞われながらも、その後のラウンドを耐え凌ぎ、10回3-0(96-94×2、97-93)判定勝ちを収め、3度目の防衛成功と同時にトーナメント決勝戦に進出した。

2023年12月26日、有明アリーナ井上尚弥 対 マーロン・タパレス戦の前座で穴口一輝とモンスタートーナメント決勝戦兼日本バンタム級タイトルマッチを行い、10回3-0の判定勝ちを収め、トーナメントに優勝して優勝賞金の1000万円を獲得すると同時に4度目の王座防衛に成功した[14]。しかし、穴口が試合直後控室で意識を失い病院に搬送され、右硬膜下血腫の緊急手術を受けたが[15][16]、そのまま回復することなく、2024年2月2日午後5時38分に死亡した[17]

2024年1月6日付で、日本バンタム級王座を返上した[18]

2024年7月7日、両国国技館で井岡一翔フェルナンド・マルティネスの前座で世界前哨戦としてウィーラワット・ヌーレと対戦し、4回1分13秒TKO勝ちを収めた。

2024年10月13日、有明アリーナで行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチで王者の井上拓真に挑戦し、判定3-0で勝利して王座奪取に成功した[19]

戦績

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  • アマチュアボクシング:101戦 84勝 (40KO) 17敗
  • プロボクシング:14戦 12勝 (8KO) 無敗 2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2018年3月27日 1R 1:31 KO アロンコーン・ガイシー タイ王国の旗 タイ プロデビュー戦
2 2018年6月17日 1R 1:14 KO ガムライヨック・オーワンダヴィー タイ王国の旗 タイ
3 2018年9月24日 3R 1:35 TKO 稲元純平(熊谷コサカ) 日本の旗 日本 B級トーナメント2018バンタム級決勝
4 2018年10月14日 6R 判定3-0 ユー・ジアチ 中華人民共和国の旗 中国
5 2019年4月14日 1R 1:52 TKO ライアン・ポンテラス フィリピンの旗 フィリピン
6 2020年1月28日 8R 判定0-1 中嶋一輝大橋 日本の旗 日本 GOD’S LEFTバンタム級トーナメント決勝
7 2020年10月26日 10R 判定0-1 比嘉大吾Ambition 日本の旗 日本
8 2022年6月23日 8R 0:47 TKO 澤田京介JB SPORTS 日本の旗 日本 日本バンタム級タイトルマッチ
9 2022年10月20日 9R 2:42 TKO 大嶋剣心(帝拳 日本の旗 日本 日本防衛1
10 2023年3月20日 7R 1:41 TKO 南出仁(セレス 日本の旗 日本 日本防衛2
11 2023年8月30日 10R 判定3-0 増田陸(帝拳) 日本の旗 日本 バンタム級モンスタートーナメント準決勝
日本防衛3
12 2023年12月26日 10R 判定3-0 穴口一輝真正 日本の旗 日本 バンタム級モンスタートーナメント決勝
日本防衛4
13 2024年7月7日 4R 1:13 TKO ウィーラワット・ヌーレ タイ王国の旗 タイ
14 2024年10月13日 12R 判定3-0 井上拓真(大橋) 日本の旗 日本 WBA世界バンタム級タイトルマッチ
15 2025年2月24日 - - - 比嘉大吾志成 日本の旗 日本 WBA世界バンタム級タイトルマッチ
試合前
テンプレート

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ DANGAN B級トーナメント2018vol.1 決勝 Dangan
  2. ^ 堤聖也「デビュー戦のつもりで」バンタム級T制す 日刊スポーツ 2018年9月4日
  3. ^ 堤聖也選手(S66回) プロボクサーテスト合格! 九州学院 2018年2月22日
  4. ^ 宇津木&堤がB級プロテスト合格 元王者内山を尊敬 日刊スポーツ 2018年2月20日
  5. ^ 2018年3月試合結果 日本ボクシングコミッション
  6. ^ 選手移籍情報など ボクシングモバイル 2019年10月28日
  7. ^ 山中慎介バンタム級トーナメント白熱 準決勝は中嶋一輝vs南出仁、山下賢哉vs堤聖也 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年12月10日
  8. ^ 井上尚弥の同級生 中嶋一輝が初回TKO勝ち 山中慎介バンタム級トーナメント決勝進出 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年11月9日
  9. ^ 中嶋一輝が山中慎介バンタム級T初代王者に 強打不発で堤聖也とドローも優勢点で優勝 Boxing News(ボクシングニュース)2020年1月28日
  10. ^ 比嘉大吾の強打は不発 キャリア初判定でドロー 堤聖也は健闘及ばず金星逃す Boxing News(ボクシングニュース)2020年10月26日
  11. ^ 堤聖也が8回TKO勝ちで日本バンタム級王座奪取 王者の澤田京介は初防衛ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2022年6月23日
  12. ^ 日本バンタム級王者の堤聖也 大嶋剣心に9回TKO勝ちでV1 挑戦者決定戦は南出仁に軍配 ボクシングニュース 2022年10月20日
  13. ^ 日本バンタム級王者の堤聖也、モンスタートーナメントに参戦…破格賞金1000万円の使いみちは「ビンテージの古着を」”. スポーツ報知 (2023年3月31日). 2023年4月9日閲覧。
  14. ^ 堤聖也 壮絶な流血戦制してバンタム級モンスタートーナメント優勝!賞金1000万円の使い道は古着!?”. スポニチ (2024年12月27日). 2024年4月26日閲覧。
  15. ^ ボクシング日本王座戦で挑戦者が開頭手術 予断を許さない状況 井上尚弥のセミで激闘4度のダウン ライブドアニュース 2023年12月30日
  16. ^ 硬膜下血腫のボクサー穴口一輝「手術は成功」1000万円トーナメントで4度ダウン 東スポWeb 2023年12月30日
  17. ^ “【ボクシング】穴口一輝さんが死去 23歳 昨年12月の試合後、右硬膜下血腫のため開頭手術”. サンケイスポーツ. (2024年2月2日). https://www.sanspo.com/article/20240202-NUKXOZV4A5JG3FZQCCT6ED4ANY/?outputType=theme_fight 2024年2月3日閲覧。 
  18. ^ 【ボクシング】堤聖也、世界挑戦準備のため日本バンタム級王座返上”. サンスポ (2024年1月9日). 2024年1月9日閲覧。
  19. ^ 堤聖也 井上拓真との死闘制し涙の世界初奪取 リング禍の亡き戦友への思い胸に悲願成就…WBA世界バンタム級”. スポーツ報知 (2024年10月13日). 2024年10月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
澤田京介
第75代日本バンタム級王者

2022年6月23日 - 2024年1月6日 (返上)

空位
次タイトル獲得者
富施郁哉
前王者
井上拓真
WBA世界バンタム級王者

2024年10月13日 - 現在

次王者
N/A