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二枚落ち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
△持駒 -
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二枚落ち(にまいおち、nimai-ochi The 2-Piece)とは、将棋の手合割の一種であり、上手大駒二枚(飛車角行)を落として指す将棋のこと。したがって、上手には玉将小駒のみが残されている。

下手には通常どおり20種類のセットアップがある。二枚落ちは、日本将棋連盟公式の手合割である。

上手5三銀-6三玉型

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二歩突っ切り戦法

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二歩突っ切り (Two-Pawn Sacrifice Push ni fu tsukkiri).

二枚落ちは上手に角行が無いので、下手は角道を生かして4筋と3筋の位をとることができ、上手が2筋方面は金銀で守ることになって金銀が分散することになる。

12手目. ▲3八飛. 下手は浮き飛車袖飛車に構える。18手目. ▲6八銀. 下手は カニ囲い を築く。

この構えでの下手の一般的な攻撃方法は、右銀を4六~3五に配してからの▲4四歩。

銀多伝

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銀多伝 (Silver Tandem gin taden)。図のように金と銀二枚を縦に並べた囲い。

下手は中飛車に構える。

上手5三銀-5五歩型

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上手は下手の角筋の利きを緩和する目的で、図のように▲5五歩と5筋の位をとる指し方もある。

これを▲同角とすると、△5四銀から4筋の位の歩もとってしまおうという意図。▲同角と応じなくても上手は△5四銀から取りにいくので、下手は▲4八飛から位を確保し、▲3八銀から右銀をくりだして位を確保する。図の続きでは上手は左銀を前線に活用し、△6四銀から7六の歩を狙うので、下手も10手目▲6八銀から左銀を繰り出して備えることになる。

上手5二玉型

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上記の続き。図の上手の構えでは、王将は6三の地点には配置できないので、5二と中住まいの構えにする。

上手5二金型

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上記と違って、上手は居玉。図の下手は上手の狙いの△7六銀にかまわず、▲5五銀左から△8七銀不成に▲6六角を狙う。

上手5四金-5二玉型

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この上手の構えは今度は金将で、下手の4筋と3筋の位を狙っている。下手はまずは▲4八飛で4筋の位を確保する。

参考文献

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  • Aono visits Netherlands. (1981). p. 18.  · Rook & Lance, 2-Piece, 4-Piece, and 6-Piece handicap games from 1981
  • Hosking, Tony (1996). The art of shogi. The Shogi Foundation. ISBN 978-0-95310-890-9 
  • 所司, 和晴 (2000). 駒落ち定跡. 毎日コミュニケーションズ. ISBN 4-8197-0209-2 

関連項目

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外部リンク

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