仲川輝人
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名前 | ||||||
愛称 | テル | |||||
カタカナ | ナカガワ テルヒト | |||||
ラテン文字 | NAKAGAWA Teruhito | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1992年7月27日(32歳) | |||||
出身地 | 神奈川県川崎市川崎区 | |||||
身長 | 161cm | |||||
体重 | 57kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | FC東京 | |||||
ポジション |
FW(WG、CF) MF(SH) | |||||
背番号 | 39 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2005-2010 | 川崎フロンターレ | |||||
2011-2014 | 専修大学 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2015-2022 | 横浜F・マリノス | 140 | (35) | |||
2016 | → FC町田ゼルビア(loan) | 12 | (3) | |||
2017 | → アビスパ福岡(loan) | 18 | (0) | |||
2023- | FC東京 | 27 | (4) | |||
通算 | 197 | (42) | ||||
代表歴2 | ||||||
2019 | 日本 | 2 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月8日現在。 2. 2019年12月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
仲川 輝人(なかがわ てるひと、1992年7月27日 - )は、神奈川県川崎市川崎区出身のプロサッカー選手。Jリーグ・FC東京所属。ポジションはフォワード(ウインガー、センターフォワード)、ミッドフィールダー(サイドハーフ)。元日本代表。
2019年のJ1リーグの得点王(15得点)、MVP受賞者。
来歴
[編集]プロ入り前
[編集]川崎フロンターレのアカデミー出身。トップチーム昇格は果たせず、2011年に専修大学に進学[1]。 2013年、3年次に関東大学1部リーグ得点王を獲得[2]。ユニバーシアード代表にも選出されるなど大学No.1とも評されていたが、2014年10月19日、試合中に右膝前十字靭帯および内側側副靱帯断裂、右膝半月板損傷という大けがを負う。 同大学の二学年先輩に鈴木雄也、一学年先輩に長澤和輝・下田北斗、同期に北爪健吾、一学年後輩に福島春樹らがいる。
長期間プレーできない状態であったにも関わらず獲得オファーを提示した横浜F・マリノスへの2015シーズンからの加入が内定[2][3][4]。
横浜F・マリノス
[編集]10ヶ月にも及ぶリハビリを乗り越え[5]、2015年9月6日、天皇杯2回戦のMIOびわこ滋賀戦でプロ初出場。9月12日、J1リーグ・2ndステージ第10節のアルビレックス新潟戦でリーグ戦初出場を果たした。
2016年5月25日、ナビスコカップGL第6節の新潟戦でプロ初ゴールを記録した[6]。同年9月6日、FC町田ゼルビアへの育成型期限付き移籍が発表された[7][8]。町田ではリーグ戦12試合3ゴールを記録。
2017年、横浜FMへ復帰したが[9]、リーグ戦出場はなく7月24日にアビスパ福岡への期限付き移籍が発表された[10]。福岡ではリーグ戦18試合無得点だったが、J1昇格プレーオフ決勝で先発するなど経験を積んだ。
2018年、横浜FMに再復帰。序盤はベンチ外が続いたが、5月2日のJ1第12節・ジュビロ磐田戦でJ1初ゴールを決めるとそれ以降から出場機会が増加。5月19日、J1第15節のV・ファーレン長崎戦ではプロ入り初となる1試合2ゴールを決めた[11]。9月29日、J1第28節のベガルタ仙台戦では、ハーフウェイライン付近からドリブルを仕掛け、相手DFを股抜きでかわしてゴール。9月度の月間ベストゴールに選出されるなど[12]、残留争いに巻き込まれたチームの中で存在感を発揮。この年はリーグ戦自己最多の24試合9ゴールを記録した。
2019年、5月3日のJ1第10節のサンフレッチェ広島戦でJ1において令和初ゴールを決めた[13]。この年は前年からの好調を維持し、年間通して高いパフォーマンスを発揮。リーグ戦で33試合15ゴール9アシストを記録し、チームの15年ぶり4度目のリーグ優勝の立役者となった。仲川個人は得点王とMVP、ベストイレブンを獲得した[14][15]。なおチームメイトであるマルコス・ジュニオールも15ゴールを決め得点王となっており、同一チームから2人の得点王輩出はJリーグ史上初の事例となった[14]。
2020年、2月19日のACLGS第2節のシドニーFC戦で2ゴールを挙げて、AFC第2節のベストプレーヤーに選出された[16]。8月26日、J1第29節の北海道コンサドーレ札幌戦でリーグ戦今季初ゴールを挙げた[17] が、自身の怪我の影響もあり、リーグ戦18試合2ゴール6アシストに終わる。
2021年7月にヴィッセル神戸からオファーを受けるもチームに残留[18]。
2022年は2月19日、J1開幕戦のセレッソ大阪戦で同点ゴールを挙げると、続く2月23日のJ1第9節・川崎戦では2ゴールを決めチームの今季初勝利に貢献し、好スタートを切った[19]。リーグ戦31試合に出場。先発出場は怪我や同じウイングの水沼宏太、エウベルらの台頭もあって15試合に留まり苦しんだものの、11月5日に行われたJ1最終節の神戸戦では、途中出場後にチームの優勝を引き寄せる3点目を挙げた。最終的にはリーグ戦7ゴール6アシストを記録し、3年ぶり5度目の優勝に貢献した[20]。
FC東京
[編集]2022年11月28日、2023年からFC東京へ完全移籍で加入することが発表された[21]。
日本代表
[編集]2019年12月、EAFF E-1サッカー選手権2019に出場する日本代表に初選出され[22][23]、同月14日の香港戦で初出場。
人物・エピソード
[編集]- 2019年、横浜FMのトップパートナーである日産自動車にちなみ、背番号を19から23(日産→にっ・さん)へ変更[24]。
- 日産・GT-Rの大ファン。自身のSNSなどでも度々GT-Rに関する投稿をしており、2019シーズン終了後の「23得点に絡むことが出来たので、日産自動車さんどうかGT-Rを…ご検討お願いします笑」という仲川のツイートがきっかけとなり[25]、2020年1月11日に開催された横浜FMの新体制発表会において、昨季の得点王とMVP獲得の活躍を讃える意味も込められ、生産元の日産自動車よりGT-Rが贈呈された[26]。
- 2023年に移籍したFC東京では、オフィシャルスポンサーで経営元のMIXI(ミクシィ)とサンキューにちなみ、背番号39を選択[27]。
- 2019年12月8日に行われたJリーグアウォーズでMVPと得点王を受賞するも、前述のE-1サッカー選手権の代表に選出され韓国にいたため、会場と中継を繋いでの参加となった[28]。
- ルーティンが異常に多いことで知られ「オレンジジュースを飲む」「体毛を剃る」「手首にテーピングを巻く」「アゲアゲ系の曲を聴く」など合計で10個を超えるという。そのため、試合前の円陣に遅れることがとても多い[29]。
所属クラブ
[編集]- 川崎フロンターレスクール(川崎市立新町小学校)(新町ジュニアーズ)
- 2005年 - 2007年 川崎フロンターレU-15(川崎市立渡田中学校)
- 2008年 - 2010年 川崎フロンターレU-18(日本体育大学荏原高等学校)
- 2011年 - 2014年 専修大学
- 2015年 - 2022年 横浜F・マリノス
- 2023年 - FC東京
個人成績
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2015 | 横浜FM | 19 | J1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 |
2016 | 4 | 0 | 5 | 1 | - | 9 | 1 | ||||
町田 | 25 | J2 | 12 | 3 | - | - | 12 | 3 | |||
2017 | 横浜FM | 19 | J1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 |
福岡 | 24 | J2 | 18 | 0 | - | - | 18 | 0 | |||
2018 | 横浜FM | 19 | J1 | 24 | 9 | 10 | 4 | 3 | 0 | 37 | 13 |
2019 | 23 | 33 | 15 | 2 | 0 | 1 | 0 | 36 | 15 | ||
2020 | 18 | 2 | 1 | 0 | - | 19 | 2 | ||||
2021 | 28 | 2 | 5 | 4 | 0 | 0 | 33 | 6 | |||
2022 | 31 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 32 | 7 | |||
2023 | FC東京 | 39 | 27 | 4 | 3 | 1 | - | 30 | 5 | ||
2024 | |||||||||||
通算 | 日本 | J1 | 167 | 39 | 30 | 11 | 6 | 0 | 203 | 50 | |
日本 | J2 | 30 | 3 | - | 0 | 0 | 30 | 3 | |||
総通算 | 197 | 42 | 30 | 11 | 6 | 0 | 233 | 53 |
太字はリーグ最多
その他の公式戦
- 2017年
- J1昇格プレーオフ 2試合0得点
- 2020年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2020 | 横浜FM | 23 | 6 | 3 |
2022 | 6 | 0 | ||
通算 | AFC | 12 | 3 |
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- 横浜F・マリノス
個人
[編集]- Jリーグ・最優秀選手賞:1回(2019年)
- Jリーグベストイレブン:1回(2019年)
- J1リーグ・得点王:1回(2019年)
- J1リーグ・月間MVP:1回(2019年10月)[30]
- J1リーグ・月間ベストゴール:1回(2018年9月)
- 関東大学サッカーリーグ戦・得点王(2013年)
選抜・代表歴
[編集]出場大会
[編集]- 全日本大学選抜
- デンソーカップサッカー(2012年 - 2014年)
- 日本代表
- 2019年 - EAFF E-1サッカー選手権2019
試合数
[編集]- 国際Aマッチ 2試合 0得点(2019年)
日本代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2019 | 2 | 0 |
通算 | 2 | 0 |
出場
[編集]No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2019年12月14日 | 釜山 | 九徳総合運動場 | 香港 | ○5-0 | 森保一 | EAFF E-1サッカー選手権2019 |
2. | 2019年12月18日 | 釜山アジアド主競技場 | 韓国 | ●0-1 |
脚注
[編集]- ^ JリーグMVP仲川輝人の分岐点となった大学選択 THE ANSWER 2020年4月15日
- ^ a b “横浜FM仲川輝人、大卒4年目の覚悟。2年連続の期限付き移籍から復帰、その真意”. FOOTBALL CHANNEL (2018年1月30日). 2018年1月30日閲覧。
- ^ 【横浜M】得点王・仲川輝人 独占手記…けがでも入団、クラブ通いで朝帰り 腐っても見捨てないでくれてありがとう 2019年12月8日 スポーツ報知
- ^ “仲川輝人選手 2015年加入内定のお知らせ”. 横浜F・マリノス (2014年10月28日). 2014年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月18日閲覧。
- ^ 横浜M・仲川輝人 10カ月間のリハビリ乗り越え 快足武器にピッチで躍動 2015年10月18日 産経ニュース
- ^ “横浜M・仲川、貴重なプロ初ゴール「あまり覚えていない」/ナビスコ杯”. サンケイスポーツ. (2016年5月25日). オリジナルの2016年8月7日時点におけるアーカイブ。 2016年5月25日閲覧。
- ^ “仲川 輝人選手 FC町田ゼルビアへ育成型期限付き移籍のお知らせ”. 横浜F・マリノス (2016年9月6日). 2016年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月6日閲覧。
- ^ “仲川輝人選手 加入のお知らせ”. FC町田ゼルビア (2016年9月6日). 2016年9月6日閲覧。
- ^ “仲川輝人選手 復帰のお知らせ”. 横浜F・マリノス (2017年1月12日). 2017年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月12日閲覧。
- ^ “仲川輝人 選手 横浜F・マリノスより期限付き移籍加入のお知らせ”. アビスパ福岡 (2017年7月24日). 2017年7月25日閲覧。
- ^ 横浜FW仲川「ゴールが勝利に」プロ初1試合2発 日刊スポーツ(2018年5月19日)
- ^ “9月のベストゴールは横浜FMの仲川輝人が受賞! 「インパクト絶大」”. SOCCERKING (2018年10月18日). 2018年10月27日閲覧。
- ^ “J1令和初ゴール”の横浜FM仲川輝人、元号またいでの連発弾に「何かしら縁があるのかな」 ゲキサカ(2019年5月3日)
- ^ a b 『2019Jリーグ 各賞発表のお知らせ 最優秀選手賞は仲川 輝人選手(横浜F・マリノス)が初受賞~横浜F・マリノスからの受賞は3人目、得点王とダブル受賞~』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2019年12月8日 。2019年12月8日閲覧。
- ^ 『2019 J.LEAGUE AWARDS 4部門受賞!』(プレスリリース)横浜F・マリノス、2019年12月8日 。2019年12月8日閲覧。
- ^ 横浜FM仲川輝人、AFC第2節のベストプレーヤー選出 シュート成功率100%で2ゴール football-zone 2020年2月21日
- ^ 昨季得点王&MVPの横浜FM仲川が今季初ゴール「やっと取れた」 ゲキサカ 2020年8月27日
- ^ 横浜FW仲川輝人が残留 神戸からオファーも仲間とタイトル目指す 日刊スポーツ 2021年7月21日
- ^ 日本代表で「上がり馬」になる可能性も。横浜F・マリノス仲川輝人、2試合3得点の完全復活 web Sportiva 2022年2月24日
- ^ 我慢と辛抱のシーズンを戦い抜いた仲川輝人。3年ぶりJ1制覇の背景にあった30歳アタッカーの“人間的成長” サッカーダイジェスト 2022年11月6日
- ^ “仲川輝人選手 完全移籍加入のお知らせ”. FC東京 (2022年11月28日). 2022年11月28日閲覧。
- ^ 『遠藤渓太選手・仲川輝人選手・畠中槙之輔選手 EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会 SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー選出のお知らせ』(プレスリリース)横浜F・マリノス、2019年12月4日 。2019年12月7日閲覧。
- ^ 『SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー・スケジュール ~EAFF E-1サッカー選手権2019(12/10~18@韓国)~』(プレスリリース)日本サッカー協会、2019年12月4日 。2019年12月7日閲覧。
- ^ “【横浜】ダジャレ? ノルマ? 仲川輝人の背番号が19から「23」に。その理由とは?”. サッカーダイジェストweb. 日本スポーツ企画出版社 (2019年1月13日). 2020年2月12日閲覧。
- ^ “仲川輝人 本人ツイート”. Twitter (2019年12月23日). 2020年2月12日閲覧。
- ^ “「GT-Rがほしい」とおねだりツイートしたらサプライズプレゼントされた横浜F・マリノスの仲川輝人選手がうらやましい!”. cliccar.com (2020年1月11日). 2020年1月11日閲覧。
- ^ 新加入のFW仲川輝人、Vけん引へ決意「J1初優勝を目標にここにきた」 背番号39にもこだわり 2023年1月7日 中日スポーツ
- ^ 仲川かっこよすぎ表彰式欠席 V一夜明け代表「10」で韓国入り 日刊スポーツ 2019年12月9日
- ^ “今年最も輝いた男!ハマの新幹線【仲川輝人】の履歴書:Jリーグ.jp”. 2021年1月20日閲覧。
- ^ “10月のJ1月間MVPはマリノス仲川輝人。ポステコグルー監督も最優秀監督に”. FOOTBALL CHANNEL (2019年11月8日). 2019年11月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 仲川輝人 - National-Football-Teams.com
- 仲川輝人 - Soccerway.com
- 仲川輝人 - Soccerbase.comによる選手データ
- 仲川輝人 - FootballDatabase.eu
- 仲川輝人 - WorldFootball.net
- 仲川輝人 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 仲川輝人 - J.League Data Siteによる選手データ
- 仲川輝人 - TheFinalBall.com
- 仲川輝人 - Mackolik.com
- 仲川輝人 (@ternp7) - X(旧Twitter)
- 仲川輝人 (@nakateru0727) - Instagram