伊藤実
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いとう みのる 伊藤 実 | |
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生年月日 | 1928年3月13日(96歳) |
出生地 | 日本・千葉県 |
ジャンル | 俳優 |
活動期間 | 1952年 - 1982年 |
活動内容 | 劇映画(時代劇・現代劇、特撮映画)、テレビドラマ |
主な作品 | |
『海底軍艦』 『怪獣総進撃』 |
人物
[編集]1952年(昭和27年)、東宝と専属契約を結び[3][4]、1954年(昭和29年)公開の黒澤明監督映画『七人の侍』で映画デビュー。以降、サラリーマンものや特撮映画、時代劇など、ジャンルを問わず数多くの作品に出演した。彫りが深く、眉の濃い顔立ちが特徴[4]。
特撮映画では、軍人役や警官役、記者役が多かった[1][4]。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]- さらばラバウル(1954年 本多猪四郎監督):補充要員の特攻隊員
- 七人の侍(1954年 黒澤明監督):野武士
- 透明人間(1954年 小田基義監督):透明人間を轢いた男[5]
- あすなろ物語(1955年 堀川弘通監督):幸枝を誘いに来る男
- 地球防衛軍(1957年 本多猪四郎監督):記者[要出典]
- 嵐の中の男(1957年 谷口千吉監督):警官
- 最後の脱走(1957年 谷口千吉監督):匪賊
- 変身人間シリーズ
- 密告者は誰か(1958年 熊谷久虎監督):記者
- 隠し砦の三悪人(1958年 黒澤明監督):山名の雑兵
- 戦国群盗伝 (1959年)
- 暗黒街の顔役(1959年 岡本喜八監督):ランデブーのダンスフロアの客
- 潜水艦イ-57降伏せず(1959年 松林宗恵監督):イ-57乗組員[要出典]
- 娘・妻・母(1960年):食堂の客
- モスラ(1961年 本多猪四郎監督):自衛官[1][注釈 1]
- 世界大戦争(1961年 松林宗恵監督):観測員[要出典]
- 暗黒街撃滅命令(1961年 福田純監督):警官
- 黒い画集 第二話 寒流(1961年 鈴木英夫監督):比良野の得意先
- どぶろくの辰(1962年 稲垣浩監督):監視人
- 椿三十郎(1962年 黒澤明監督):大目付配下の武士
- 妖星ゴラス(1962年 本多猪四郎監督):鳳号乗組員[要出典]
- クレージー映画
- ゴジラシリーズ(本多猪四郎監督)
- 天国と地獄(1963年 黒澤明監督):刑事
- 海底軍艦(1963年 本多猪四郎監督):留置所の警官、轟天建武隊軍曹、ムウ帝国人[要出典]
- ああ爆弾(1964年 岡本喜八監督):銀行員[注釈 2]
- 宇宙大怪獣ドゴラ(1964年):火力発電所所員、防衛隊員[要出典]
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年 本多猪四郎監督):病院職員[要出典]
- 侍(1965年 岡本喜八監督):浪士
- 戦場にながれる歌(1965年 松山善三監督):正規兵
- けものみち(1965年 須川栄三監督):刑事
- クレージー作戦シリーズ
- 大冒険(1965年 古澤憲吾監督):ナチス偽札偽造団隊員[要出典]
- クレージーだよ 奇想天外(1966年 坪島孝監督):大聖グループ重役
- クレージーだよ天下無敵(1967年 坪島孝監督):神武の手下
- クレージーの怪盗ジバコ(1967年 坪島孝監督):ジバコ特捜班刑事
- クレージーのぶちゃむくれ大発見(1969年 古澤憲吾監督):警官
- クレージーの大爆発(1969年 古澤憲吾監督):警官
- 100発100中(1965年 福田純監督):青沼興業の子分
- 100発100中 黄金の眼(1968年 福田純監督):部下
- フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年 本多猪四郎監督):記者3[9]
- キングコングの逆襲(1967年):フーの手下[要出典]
- 斬る (1968年)
- 奇々怪々 俺は誰だ?!(1969年 坪島孝監督):牛印乳業社員
- 水戸黄門漫遊記(1969年 千葉泰樹監督):黒川の腹心
- 栄光への反逆(1970年 中平康監督):トレーナー
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年 岡本喜八監督):バックナーを狙撃する兵[要出典]
テレビドラマ
[編集]- ウルトラシリーズ
- ウルトラQ(1966年)
- 第14話「東京氷河期」:羽田空港管制官
- 第15話「カネゴンの繭」:銀行員[注釈 3]
- 第27話「206便消滅す」:羽田空港管制官
- ウルトラマン
- 第30話「まぼろしの雪山」(1967年):飯田山猟師
- 第32話「果てしなき逆襲」(1967年):宮の森土地開発現場主任
- ウルトラセブン
- 第7話「宇宙囚人303」(1967年):ハンター木村
- 第31話「悪魔の住む花」(1968年):高田医師(東西病院)
- 帰ってきたウルトラマン 第4話「必殺! 流星キック」(1971年):国連病院付近の警察官
- ウルトラQ(1966年)
- 青春とはなんだ 第32話「エレキで助けろ」(1966年):金高組弟分
- 昔三九郎 第1話「お命頂戴仕る」(1968年)
- 兄貴の恋人 第2話(1970年)
- ザ・ハングマン 第51話(最終話)「死人たちは二度死なない」(1981年)
- 特捜最前線
- 第239話「神代警視正の犯罪!」(1981年)
- 第254話「海に消えた殺人婦警!」(1982年)
- 第272話「狙われた乗客!」(1982年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g ゴジラ大百科 1993, p. 114, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ a b c d e f 野村宏平、冬門稔弐「3月13日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、76頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ a b c d 東宝特撮映画全史 1983, p. 527, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b c d e f モスラ映画大全 2011, p. 106, 「大部屋俳優のスターたち」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 9, 「『透明人間』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 「俳優名鑑」『東宝特撮映画DVDコレクション』第48号、デアゴスティーニ・ジャパン、2011年8月、8頁、雑誌コード:20693-8/16。
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 51, 「『ガス人間第一号』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 107, 「『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』作品解説/俳優名鑑」
参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
- 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。
- 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2。