佐野陽子
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佐野 陽子(さの ようこ、1931年3月15日[1] - )は、日本の経済学者。専攻は、人的資源管理(元々の専攻は労働経済学)。人的資源管理は経営学の領域だが、取得学位は経済学博士。慶應義塾大学名誉教授。嘉悦大学名誉学長。ノーベル経済学賞受賞者ゲーリー・ベッカーの著作、『Human Capital』(人的資本)の邦訳を行ったことでも知られる。紫綬褒章・瑞宝中綬章受章。
学歴
[編集]- 1954年3月 - 慶應義塾大学経済学部卒業。
- 1957年3月 - 同大学院経済学研究科修士課程修了。
- 1959年3月 - 同経済学研究科博士課程修了。
- 1970年9月 - 同大学より経済学博士の学位を取得。学位論文は「賃金決定の計量分析」[2]。
職歴
[編集]- 1960年4月 - 慶應義塾大学産業研究所助手。
- 1964年9月 - イリノイ大学労使関係研究所所員(1年)。
- 1972年4月 - 慶應義塾大学商学部教授。
- 1982年7月 - オーストラリア国立大学豪日研究センター訪問教授(2ヶ月)。
- 1983年9月 - グラスゴー大学政治経済学部客員研究員(1年間)。
- 1987年5月 - 日本労務学会代表理事(2年間)。
- 1989年10月 - 慶應義塾大学商学部長、同大学院商学研究科委員長(2年間)。
- 1992年1月 - エセック経済商科大学院訪問教授(3ヶ月間)。
- 1993年9月 - フィリピン国立大学労働産業関係大学院訪問教授(半ヶ月)。
- 1994年4月 - 慶應義塾評議員。
- 1996年4月 - 慶應義塾大学名誉教授。
- 1996年4月 - 東京国際大学商学部教授。
- 1996年7月 - クランフィールド経営大学院訪問教授(2ヶ月間)。
- 2001年4月 - 嘉悦大学学長、同経営経済学部教授。
- 2005年4月 - 嘉悦大学名誉学長。
受賞歴
[編集]所属学会
[編集]- 日本経済学会 1960年-
- 日本労務学会 1984年-
- 日本労使関係研究協会 1985年-
- 日本交渉学会 1986年-
- 日本年金学会 1990年-
- Industrial Relations Research Association 1985年-
- Human Resource Planning Society 1993年-
- Academy of Management 1997年-
主な著作
[編集]- 1970年 『賃金決定の計量分析』 東洋経済新報社
- 1972年 『女子労働の経済学』 日本労働協会
- 1976年 『人的資本-教育を中心とした理論的・経験的分析』 東洋経済新報社 ゲーリー・ベッカー著 佐野陽子訳
- 1981年 『労働経済学(共著)』 労働総合研究所
- 1981年 『賃金と雇用の経済学』 中央経済社
- 1982年 『労働市場と情報(共著)』 慶應通信
- 1987年 『「働き蜂」社会はこう変わる-問われる日本型労働時間』 東洋経済新報社 小野旭共著
- 1989年 『企業内労働市場』 有斐閣
- 1991年 『中小企業の賃金決定』 東洋経済新報社 石田英夫、井上詔三共著
- 1991年 『変貌する金融機関と人材』 東洋経済新報社 石田英夫、重里俊行共著
- 1993年 『ホワイトカラーのキャリア管理-上場企業500社調査による』 中央経済社 川喜多喬共著
- 1995年 『ヒューマン・リソース・マネジメント』 日本労使関係協会
- 1997年 『日本の人的資源慣行にかんする最新課題(共著)』 日本労働研究機構
- 1999年 『人と企業を活かすルールしばるルール-これからの労働法制を考える』 中央経済社 八代充史、宮本安美共著
- 2001年 『ジェンダー・マネジメント-21世紀型男女共創企業に向けて』 東洋経済新報社 志野澄人、嶋根政充共著
- 2005年 『働く女性の履歴書-無名のウーマンパワー』 朝陽会 佐田節子共著
- 2007年 『はじめての人的資源マネジメント』 有斐閣
- 2009年 『ドバイのまちづくり―地域開発の知恵と発想』 慶應義塾大学出版会
脚注
[編集]外部リンク
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