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全国障害者技能競技大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

全国障害者技能競技大会(ぜんこくしょうがいしゃぎのうきょうぎたいかい)とは、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構がほぼ毎年実施している、障害者が技能労働者として社会に参加できる自信と誇りが持てるようにその職業能力の向上を図るとともに、広く障害者の職業能力に対する社会の理解と認識を深め、その雇用の促進などを図ることを目的として職業技能を競う大会。愛称は全国アビリンピック。アビリンピック(abilympics)とは“アビリティ(ability・能力)”と“オリンピック(olympics)”の合成語[1]

国際身体障害者スポーツ大会(東京パラリンピック)と第19回技能五輪国際大会を参考に、身体障害者の志気向上と社会への理解浸透・雇用促進を目指して計画された。なお、身体障害者雇用促進法改正、障害者の雇用の促進等に関する法律一部改正を受けて2度の名称変更を行なっている。

なお、競技の種目数は開催年により異なり、例えば2009年は21種目、2012年は23種目、2014年は24種目であった。

沿革

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  • 1964年 国際身体障害者スポーツ大会(東京パラリンピック)開催
  • 1970年 第19回技能五輪国際大会開催
  • 1972年 第1回全国障害者技能競技大会開催(社団法人障害者雇用促進協会主催) 
  • 1975年 (社団法人障害者雇用促進協会が社団法人全国心身障害者雇用促進協会に改組)
  • 1977年 全国身体障害者技能競技大会に名称変更(第6回大会から)(身体障害者雇用促進協会主催)
  • 1988年 (身体障害者雇用促進協会が日本障害者雇用促進協会に名称変更)
  • 1997年 全国障害者技能競技大会に名称変更(第22回大会から)
  • 2003年 (独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構主催)
  • 2011年 (独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構主催)

歴代開催地並びに開催予定地

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全国障害者技能競技大会(第1回 - 第5回)

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全大会千葉県にて開催。

回数 開催年
第1回 1972年昭和47年
第2回 1973年昭和48年
第3回 1974年昭和49年
第4回 1975年昭和50年
第5回 1976年昭和51年

全国身体障害者技能競技大会(第6回 - 第21回)

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全大会千葉県にて開催。なお、1981年1985年1991年1995年国際アビリンピック(国際身体障害者技能競技大会)実施に伴い開催されていない。

回数 開催年
第6回 1977年昭和52年
第7回 1978年昭和53年
第8回 1979年昭和54年
第9回 1980年昭和55年
第10回 1982年昭和57年
第11回 1983年昭和58年
第12回 1984年昭和59年
第13回 1986年昭和61年
第14回 1987年昭和62年
第15回 1988年昭和63年
第16回 1989年平成元年
第17回 1990年平成2年
第18回 1992年平成4年
第19回 1993年平成5年
第20回 1994年平成6年
第21回 1996年平成8年

全国障害者技能競技大会(第22回 - )

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2000年2003年2007年2011年2015年国際アビリンピック(国際障害者技能競技大会)実施に伴い開催されていない。

回数 開催年 開催地 備考
第22回 1997年平成9年 千葉県
第23回 1998年平成10年
第24回 1999年平成11年
第25回 2001年平成13年
第26回 2002年平成14年 熊本県
第27回 2004年平成16年 宮城県
第28回 2005年平成17年 山口県
第29回 2006年平成18年 香川県
第30回 2008年平成20年 千葉県
第31回 2009年平成21年 茨城県 天皇陛下[2]御在位20年記念大会
第32回 2010年平成22年 神奈川県
第33回 2012年平成24年 長野県
第34回 2013年平成25年 千葉県
第35回 2014年平成26年 愛知県
第36回 2016年平成28年 山形県
第37回 2017年平成29年 栃木県
第38回 2018年平成30年 沖縄県
第39回 2019年令和元年 愛知県 天皇陛下御即位記念大会
本来予定された第10回国際アビリンピックの開催が決定していないため、急遽全国
アビリンピックが開催されることになった[3]
第40回 2020年令和2年 新型コロナウイルス感染症対策のため、選手および関係者等のみによる無観客開催。
第41回 2021年令和3年 東京都
第42回 2022年令和4年 千葉県
第43回 2023年令和5年 愛知県 同年には、第10回国際アビリンピックも開催された(フランスにて)[4]
第44回 2024年令和6年
第45回 2025年令和7年
第46回 2026年令和8年

脚注

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  1. ^ アビリンピックとは”. 高齢・障害・求職者雇用支援機構. 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構. 2021年11月2日閲覧。
  2. ^ 2019年(平成31年)4月30日に退位し、翌日(同年(令和元年)5月1日)より上皇となった。
  3. ^ 第10回国際アビリンピック派遣選手の選考について|独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構”. 高齢・障害・求職者雇用支援機構. 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構. 2019年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月2日閲覧。
  4. ^ 国際アビリンピック(特別号) →「第10回国際アビリンピックとは?」 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構(2023年12月3日閲覧)

関連項目

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外部リンク

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