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Social studies
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[編集]英語 - Wikipedia参照
代名詞
[編集]名詞
[編集]- 可算名詞の複数変化
- 名詞の格、性による変化は、三人称単数代名詞(he/she/it)など一部の例外を除き消失したが、可算名詞 (countable noun) は、複数を表す語尾として -s を付する(例: books「本」)。語が無声音で終わっていれば発音は [s]、有声音なら [z] となる。もともと語尾が"s"になっている語では、-es と付する(例: gases 「(数種の)気体」)。また、"f" /f/ で終わる語の中にも複数語尾が"-es"となる語があり、その場合 /f/ は有声化し(綴りも含めて) [v] となる(例: leaves 「葉」)。
- なお、古英語時代の強変化名詞の中には、複数変化に伴う語幹の音変化を現代英語でも保っている物がある(例: mouse > mice 「ネズミ」)。また、単複同型のもの(例: fish 「魚」、Japanese 「日本人」)、弱変化名詞の変化を未だ保っているもの(例: ox > oxen 「オスの去勢牛」)、woman → women といった不規則変化など、例外も多くある。
- 名詞の所有表現
- ある名詞が何らかを所有していることを表し、直後に置かれる他の名詞を形容詞的に修飾する場合、単数の場合は語尾に -'s、複数の場合は -'(アポストロフィのみ)を付する(例: the servant's king 「使用人のキング」/ the servants' king 「使用人たちのキング」)。中英語期まで、所有を表すには属格 (genitive) を用いていたが、現代では弱変化名詞属格の活用語尾の名残としてこのような形になって一般化した。
- また、前置詞 of を用いて所有関係を表すこともある(例: the crown of the king 「王の王冠」)。
もっと多くの例:
- The judge's decision / Decision of the judge : 裁判官の決定
- The judges’decision / Decision of the judges : 裁判官たちの決定
- Horus' battleship / Battleship of Horus : ホリスの戦艦
- 派生名詞
- 他の品詞の語に語尾を追加して名詞化する例が多い。
- 動詞 + -er または -or …する人(行為者) 例: batter
- 動詞 + -ing …すること(行為) 例: batting
- 動詞 + -ment …すること(抽象的行為) 例: settlement
- 形容詞 + -ness …であること(状態) 例: madness
- 形容詞 + -ity …であること(状態) 例: homosexuality
- 形容詞 + -ality …であること(状態) 例: commonality
- 形容詞 + -ist …である人 例: specialist
- 名詞 + -ism …主義または傾向 例: capitalism
- 名詞 + -ist …主義者 例: capitalist
- 元の品詞と意味の派生方法は代表的なものだけを示した。
- 逆に言えば、これらの語尾で終わる英単語はほぼ間違いなく名詞である。
動詞
[編集]一般動詞 (ordinary verb) は、法 (mood) 、数 (number) 、人称 (person) による活用をほぼ消失しており、三人称単数現在形で"-(e)s"が付されるだけである。時制 (tense) による変化は不規則変化動詞においては現在形、過去形、過去分詞形でそれぞれ変化するが(例: rise/rose/risen 「昇る」)、規則変化動詞では過去形、過去分詞形に -ed 語尾が付されるのみとなる(例: walk/walked/walked 「歩く」)。また、動名詞 (gerund) ・現在分詞 (present participle) においては全ての動詞において原形 (bare form) に -ing 語尾を付すれば良い。
ドイツ語 (-en) やフランス語 (-er, -ir) と違い、不定形 (infinitive) に一見して動詞とわかる綴りの形はない。したがってある単語の原形が与えられたとき、動詞かどうか判断する手段はない。このため語形を変えずに品詞の転換が容易である。例: smoke は名詞では「煙」「タバコの一服」だが、そのまま動詞として「煙を出す」「タバコを吸う」とも使える。
法
[編集]- 直説法 (indicative)
- 一般動詞においては過去形、過去分詞形、現在分詞形、動名詞、三人称単数現在形以外では目に見える形で活用せず、実質原形を用いる。
- 仮定法 (subjunctive)
- 中英語期以前までは、現在・過去のいずれの時制でも現れ、それぞれ固有の語形変化をもっていたが、現代では仮定法自体やや特殊な用法となっている。 if などを用いた条件節 (conditional clause) 内においては一般動詞を過去形に、be 動詞の場合は were にすることによって法を表現し(現在の口語では主語が you 以外の単数の場合 was が用いられることもある)、条件節以外では助動詞の過去形(例: would, could, might, should)を用いることによって表現する。仮定法本来の動詞変化が消失したためにこのような形で表現するのであるが、そのせいで動詞の語形変化で表される時制と、仮定法によって叙述される時制にズレが生じる。
- 例: If I were a bird, I could fly into the sky. 「もし私が鳥ならば、空に向かって飛んでいけるのだが。」
- これを「仮定法過去」といい、叙述されているのは現在の状態・動作である。
- 仮定法によって過去の状態・動作を叙述するには、次のような構造を用いる。
- 例: If I had been a bird, I could have flown into the sky. 「もし私が鳥だったならば、空に向かって飛んでいけたのだが。」
- 条件節内を「助動詞 have の過去形 had + 過去分詞」とし、主節 (main clause) 内を「助動詞過去形 + 助動詞 have + 過去分詞」とする。これを「仮定法過去完了」という。
- なお、主節の動詞が話者の意思を表す動詞 (intentional verb) の場合、従属節 (subordinate clause) 内の動詞が人称・時制にかかわらず原形になる場合があり、これを「仮定法現在(仮定法未来)」という。叙述されている時制は主節内の動詞の時制となる。これはアメリカ英語に多く見られる用法であり、イギリス英語では従属節内の動詞の前に should をおく。
- 例: He insisted that she be innocent.「彼は、彼女が無罪であると主張した。」(アメリカ英語)
- 例: He insisted that she should be innocent.「彼は、彼女が無罪であると主張した。」(イギリス英語)
- このような動詞には、insist の他にも recommend, suggest などがある。
- 仮定法の条件節において if を使わず、助動詞を倒置させることがしばしばある。
- 例: Had I had the money, I could have made my fortune. 「あの金さえあればひとやま築けたのに。」
- 命令法 (imperative)
- 動詞を原形で文 (sentence) の最初に置くことによって表現する。命令法以外では文頭に動詞の原形が置かれることはほとんど無い。
- 例: Be quiet. 「静かにしなさい。」 Go to school. 「学校に行け。」 Open the window. 「窓を開けなさい。」
時制
[編集]英語の基本的な時制は、非過去 (nonpast) と過去 (past) の二つである。これはゲルマン語系言語に共通する特徴である。過去形は不規則変化動詞においては語幹変化で、規則変化動詞においては -ed 語尾を付して表現する。本来、英語には未来時制がないので、未来のことを表現するときは法の助動詞 will, shall を用いて表現したり、be going to という慣用表現を用いたりする。直近の予定は現在進行形で表現することもある。
英語の時制、法、相、態は以下のように結びつく。
時制 | 法 | 相 | 態 | 動詞 | |
---|---|---|---|---|---|
完了相 | 進行相 | ||||
-Ø (非過去) -ed (過去) |
Ø (通常) will (未来) |
Ø (通常) have -en (完了) |
Ø (通常) be -ing (進行) |
Ø (能動) be -en (受動) |
do |
時制、法 (will) 、完了、進行が各2通りあるので、実質的な時間表現は16通りある。不定詞では相および態しか使えない。本来の時制の他、will による未来表現も時制に入れることがある。この場合、現在 (-Ø) 、過去 (-ed) 、未来 (will) 、過去未来 (would) と呼ばれる。
相
[編集]英語の相 (aspect) は、完了相 (perfect -) と進行相 (progressive -) が存在する。
- 完了相
- 「助動詞 have + 過去分詞形動詞」によって表される。助動詞 have を過去形 had にすることにより、完了相の時制を表現することが可能である。
- 現在完了の例: She has gone to India.「彼女はインドへ行ってしまった。」
- 過去完了の例: He said that she had gone to India.「彼は、彼女がインドに行ってしまったのだと言った。」
- 過去完了を用いることにより、間接話法中において、時制の差異を表現することができる。これを「大過去」ともいう。
- 現在完了と過去時制との違いは、後者が過去における事実を叙述するに過ぎないのに対し、前者は過去の行為が現在に及ぼす影響を含んでいること。したがって現在完了は経験や継続を表すのに使われる。
- 現在完了の例: She has gone to India.「彼女はインドへ行ってしまった(そのまま戻っていない)。」
- 過去の例: She went to India.「彼女はインドに行った(もう戻っているかもしれないし、戻っていないかもしれない)。」
- 現在完了の例: She has lived in India.「彼女はインドに住んだ経験がある」または「彼女はインドに(現在に至るまで)住み続けている。」
- 過去の例: She lived in India.「彼女は(過去のある時点で)インドに住んでいた(現在どこに住んでいるかは叙述していない)。」
- 古くは、自動詞の完了相は「助動詞"be"+過去分詞形動詞」によって表されていた。現在でも少数の自動詞は慣用的にこの形をとる。「少数」とはいえ、慣用により頻出である。
- 例 He is gone. 「彼は行ってしまった。」
- 例 The sun is set. 「日は沈んでしまった。」
- 例 I'm done with it. 「私はもう済みました。」
- 進行相
- 「助動詞"be"+現在分詞形動詞」によって表される。ただし、動作を表す動詞しか用いることはできない(例えば"know"や"have"は状態を表すので一般的には進行相にならない)。また、助動詞beを過去形"was", "were"にすることにより、進行相の過去時制を表現することが可能である。
- 現在進行形の例: She is playing tennis.「彼女はテニスをしている。」
- 過去進行形の例: She was playing tennis.「彼女はテニスをしていた。」
態
[編集]英語の態は能動態 (active voice) と受動態 (passive - ) があり、能動態においては動詞によって表される状態・動作を主語が行うことを表す。一方受動態は、主語が何らかの動作を「されている」ことを表す。受動態は「助動詞be+過去分詞」で表現され、その場合の真の動作主は by で導かれる前置詞句 (prepositional phrase) によって表される。ただし、他動詞 (transitive verb) に限定され、能動態において目的語を取らない自動詞 (intransitive - ) (例:"stand"「立つ」)は受動態にできない。また、助動詞beを過去形"was", "were"にすることにより、受動態の時制を表現することが可能である。
- 「能動態」の例: He builds a kennel.「彼は犬小屋を造る。」
- 「受動態」の例: A kennel is built (by him). 「犬小屋が(彼によって)造られる。」
なお、これらの法・時制・相を組み合わせて複雑な時間軸・動作の表現をすることも論理上可能になる。
- 例: He would say that the building had been being built.「彼は言うだろう、その建物は建設中であったと。」
- (wouldは仮定法、had beenが過去完了形、been beingが進行形、being builtが受動態)
be動詞の活用
[編集]be 動詞の原形は be である。仮定法過去においては人称に関係なく were となる(主語が you 以外の単数の場合は was が使われることもある)。過去分詞形は been、現在分詞、動名詞は being である。
直説法 | 一人称 | 二人称 | 三人称 | ||
---|---|---|---|---|---|
単数 | 複数 | 単数 | 複数 | ||
現在形 | am | are | are | is | are |
過去形 | was | were | were | was | were |
助動詞
[編集]助動詞 (auxiliary verb) は法、相などの文法的機能を担い、意味を担う本動詞と共に用いる。
- 不定詞を後置する場合
- 助動詞には直後に原形不定詞を置くものと to不定詞を置くものがある。中でも、可能・義務・予定など、話者の意思を表すものは法助動詞 (modal auxiliary) と呼ばれ、助動詞の中でも使用の頻度が高い。
- 法助動詞の例: can, will, shall, may, must, need
- 古英語・中英語期に、一般動詞として使用されてきたものが転じて助動詞となったものがある(例: can < cunnan 「~できる」)。must を除く法助動詞は過去形を持ち、本動詞の代わりに語形変化をして過去時制を表す。
- 例: Once I could swim very well.「私はかつて、上手く泳げた。」
- 英語には元来、未来時制は存在しないが、will, shall, be going to を用いることによって未来を表せる。
- 分詞を後置する場合
- 分詞を後置する助動詞には have, be があり、各々過去分詞・現在分詞と結びついて完了相・進行相を形成する。この場合、have, be は主語の人称・数・時制に対応して一般動詞の場合と同様の語形変化をする。
- 疑問文と否定文の形成
-
- 助動詞が無い文の場合
- 助動詞が無い肯定文を、疑問文・否定文にするには、助動詞 do を用いる。その場合の do は主語の人称・数・時制に対応して語形変化する。その際の語順は、疑問文の場合、「助動詞 do - 主語 - 本動詞」となる。
- 例: Do you swim? 「あなたは泳ぎますか?」
- 例: Does he swim? 「彼は泳ぎますか?」
- 例: Did you swim? 「あなたは泳ぎましたか?」
- ただし be 動詞と、古風なイギリス英語における所有を表す have は do を使わずに主語と倒置させて疑問文を作る。
- 例: Are you a swimmer? 「あなたは泳者ですか?」
- 例: Have you a pen? 「ペンを持っていますか?」(古風なイギリス英語のみ。ただし具体的な「所有」の場合に限る。形質を表す場合、例えば "Has he blue eyes?" とは言わない)
- 否定文の語順は「主語 - 助動詞 do - 副詞 not - 本動詞」となる。一般に do と not が縮約して don't になる。疑問文と同様、be と古風なイギリス英語における have は、do を用いない。
- 例: I do not swim. 「私は泳ぎません。」
- 例: He does not swim. 「彼は泳ぎません。」
- 例: You did not swim. 「あなたは泳ぎませんでした。」
- 例: I am not a swimmer. 「私は泳者ではありません。」
- 例: I have not any money. 「私はお金をまったく持っていません。」(古風なイギリス英語のみ)
- 助動詞がある文の場合
- 助動詞がある肯定文を、疑問文にするには、助動詞を主語の直前に置き、語順を「助動詞 - 主語 - 本動詞」にする。
- 例: Can you swim? 「あなたは泳げますか?」
- 例: Are you swimming? 「あなたは泳いでいるのですか?」
- また、助動詞の直後に副詞 not を置くことにより否定文を形成する。am と may を除き、n't を含む縮約形がある。ただし、口語表現ではmayn'tという形は存在し、また失礼な表現ではある物のam not→ain'tという表現がある。
- 例: I will not swim. 「私は泳ぎません。」
- 例: I am not swimming. 「私は泳いでいません。」
- 疑問否定文の形成
- 否定文をさらに疑問文にするには、助動詞を主語の前に移動する。この時、n't を含む縮約形は1語と見なす。
- 例: Don't you swim? 「あなたは泳がないのですか?」
- 例: Aren't you a swimmer? 「あなたは泳者ではないのですか?」
- 硬い表現では縮約形を使わないが、この時、not は元の位置に留まる。am と may は縮約形が無いので、必ずこの形式になる。
- 例: Do you not swim? 「あなたは泳がないのですか?」
- 例: Are you not a swimmer? 「あなたは泳者ではないのですか?」
- 否定命令文の形成
- 動詞の種類にかかわらず don't (= do not) を文頭に置く。(つまりbeを一般動詞と見なすということ。これは命令文は法の種類でみると命令法に含まれるため)副詞の never を用いることもある。
- 例: Don't swim. 「泳ぐな」
- 例: Don't be surprised. 「驚くな」
- 例: Never mind.「気にするな」
- 付加疑問文の形成
- 助動詞と代名詞からなる 2 語の疑問文を文末に付加し、付加疑問文を形成する。付加疑問文では、文中の動詞と同一の時制、相をとる。なお、先行する文が肯定文の場合は付加疑問文は否定文となり、先行する文が否定文の場合は付加疑問文が肯定文となる。つまり、先行文と肯定・否定の関係を逆転させる。
- 例: He will study English, won't he? 「彼は英語を勉強しますね?」
- 例: He is studying English, isn't he? 「彼は英語を勉強していますね?」
- 例: He won't study English, will he? 「彼は英語を勉強しませんね?」
- 例: He isn't studying English, is he? 「彼は英語を勉強していませんね?」
- このとき、硬い表現での付加否定疑問文では、上記の通り助動詞+主語+notの語順となる。よってIを主語とした文では、~,am I not?となるわけであるが、堅すぎるとして、口語においては~,don't you think?等と言い換えることがある。
- 動詞の強調
- 助動詞 do を本動詞の前に置いて動詞を強調する。
- 例: I do swim. 「(泳がないなんてことはありません)本当に泳ぎます」
- この用法は平叙文では be 動詞に使えないが、命令文では使える。
- 例: Do be prepared. 「しっかり準備しておいてください。」
- 疑問文に対する回答で元の動詞を代表する
- この用法の do は特に「代動詞」と呼ばれることがある。
- 例: Do you swim? Yes, I do. 「あなたは泳がないのですか?」 「はい、泳ぎます。」
- 例: Can't you swim? Yes, I can. 「あなたは泳げないのですか?」 「泳げます。」
- 日本語と違い、疑問が肯定的であるか否定的であるかに関わらず、回答が肯定文ならば yes、否定文ならば no で答える(日本語の場合の回答の「はい」「いいえ」は質問者の考えの正否を答えている)。
- 二重否定
- 正式な英語では二重否定は(その論理のとおりに)肯定を意味する。しかし、必ずしも肯定的な意味を示すわけではない。たとえば、話者が積極的に肯定するわけではないとき、
- Their plan wasn't unsuccessful.(彼らの計画は失敗だったわけではない)とすることがある。
- 無教養な話者の会話では否定の強調に使われることもある。一般に二重否定を用いることは好ましくないとされている。
- 例:I dunno nothin'. 「わっしゃぁ、なんもしらねぇ。(dunno = don't know)」
- I don't know anything. もしくは I know nothing. が正しい英語。
- 例:I dunno nothin'. 「わっしゃぁ、なんもしらねぇ。(dunno = don't know)」
- 形容詞
- 形容詞 (adjective) は、古英語期まで修飾する名詞の数・性・格によって変化していたが、現在では消失した。語形変化としては、比較級 (comparative class) の"-er"および最上級 (superlative - ) の"-est" 接辞がある。3音節以上の語では級変化せず、直前に副詞more/the mostを置く。一部の形容詞には語幹変化するものもある(例:many/much>more>most, little>less>least)。
- 英語の形容詞の位置は安定しており、補語となる場合(例:He looks good.)を除き修飾される名詞の前に置かれる(例:He is a good guy.)。修飾される名詞が{some|any|no}{body|one|thing}の場合のみフランス語のように後置される(例:something good)。
- 副詞
- 元来独立して副詞 (adverb) として存在してきたものに加え、古英語時代の接尾辞 "-lice" の流れを受け、形容詞に "-ly" を付けた物が多い。
- 形容詞や別の副詞を修飾する場合は前置されるが、動詞を修飾する場合は前置の場合と後置の場合がある(例:He seldom runs, but he runs fast.)。
- 冠詞
- 冠詞 (article) は品詞の上では形容詞に分類される。
- 冠詞には定冠詞 (definite article) "the"と不定冠詞 (indefinite - ) "a / an"が存在する。これもすべての格変化を消失している。
- 前置詞
- 前置詞 (preposition) は、英語においては特に発達している。理由としては、中英語期まで名詞は主格 (nominative) の他に属格、与格 (dative) 、対格 (accusative) の格変化を持っており、語形変化によって他の語との意味的な関係を表していたが、現代英語に至って格が消失した結果、それを補うためと考えられる。
- 接続詞
- 接続詞 (conjunction) には、等位接続詞 (coordinate - ) と従属接続詞 (subordinate - ) がある。接続詞#英語の接続詞に詳しいので、そちらを参照されたい。
- 間投詞
- 間投詞 (interjection) は、Oh, Yeahなどのことばである。
なお品詞は全部で8つあり、内容語と機能語に大別される。 名詞、動詞、形容詞、副詞が内容語、代名詞、前置詞、接続詞、間投詞が機能語である。
基本文型
[編集]英語は、他の多くのヨーロッパ言語が持っている名詞の格変化や動詞の人称変化のほとんどを失ったため、文中の格関係(誰が誰に何をどうするか)を語順に依存しており、したがって語順が固定的であり「文型」がはっきりしている。
日本の英語教育では、C・T・オニオンズの提唱した5文型という考え方が英語の基本文型として広く使われている(実際には、5つの文型ではうまく説明できない文も存在するとし、5文型を強調しすぎることが却って学習の妨げになる、という主張も珍しくない。)。
5文型は、英文の中心をなす主語述語部分において、前置詞無しに語を並べただけで文ができあがっている物を分類したものと言える。そこで使われている語は、主語としての名詞、存在を言う述語としてのbe動詞、作用を言う述語としての一般動詞、主語の性質や状態を言う形容詞、一般動詞の目的語になる名詞、その目的語に対する内容的な述語になる動詞の原形や名詞や形容詞である。このように5文型は、主語と動詞と、前置詞無しで並ぶ名詞とその名詞に対して内容的な述語として並ぶ単純な形という限られた部分に於いて、並んだ語の種類によって分類し5つの形にまとめた物と言える。ここには文の大基本である主語と述語に含まれている意味への考察がなされていない。そのために、意味に基づいて言葉を使用しようとしている学習者にはかえって妨げとなっているのである。
これまでは、下記の文型が主要かつ重要なものであるとして扱われてきた。英文の構造の分類法としての5文型は日本以外の国ではあまり一般的ではないが、動詞の語法を説明する上では、「基本5文型」をベースとした動詞型の分類が世界的に受け入れられていて、ジーニアス英和辞典、Oxford Advanced Leaner's Dictionary等の多くの権威ある辞書において積極的に採用されている。
通常、進行形の文は第2文型とは見なさず、動詞部分を三単現など主語に合わせたの形にして文型を考える。また完了形も同様である。また受動態の文も5文型に当てはまらない。群動詞を含む文は群動詞全体を1つの動詞と考えることが多い。また、群動詞は、助動詞と本動詞が融合したものであるので、特別な形の助動詞として扱えばよい。 そもそも5文型は助動詞を除去した主語と述語の部分において語の並びだけによって分類した物なのである。
ランドルフ・クァーク (Randolph Quirk) は付加語 A (adverbial) を加えた考え方を提唱している。付加語 A は修飾語 M とは異なり省略することができない。この考えでは従来の 5 文型に SVA と SVOA という文型が加わる。また第 2 文型のうち V が be 動詞の場合を特別に扱う考えもある(つまり S be C)。また A・S・ホーンビー (A.S. Hornby) は第 3 文型、第 4 文型、第 5 文型の O や C が不定詞や分詞や動名詞や that 節の場合などで細かく分類した文型を提唱している。
- 第1文型 S + V
- これは修飾語 M を除いたとき、主語 S と述語動詞 V だけで文章が完結している文型である。このときそのVを完全自動詞という。
- 第1文型に用いられる動詞には be, come, go などがある。
- 第2文型 S + V + C
- これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと主語を説明する補語Cで文章が成り立っている文型である。このときそのVを不完全自動詞という。このとき主語S⊆補語Cという関係が成立している。
- 第2文型における文の例:He is a teacher. (彼は先生です。)となり、これが最も基本的な核となる部分であり、もしこれが例として「彼は英語の先生です。」としたいならば、 "He is an English teacher." というように継ぎ足せばよい。
- He is kind. He is busy. (彼は親切である。彼は忙しい。)
- He looks busy. This tastes good. (彼は忙しく見える。これは美味しい味がする)
- 第2文型に用いられる動詞には次のものがある。
- 状態の維持を表す be, remain など。
- 状態の変化を表す become, get, come, go など。
- 感覚を表す seem, feel, look, hear, smell, taste など。
- 第3文型 S + V + O
- これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと動作の対象となる目的語Oで文章が成り立っている文型である。このときそのVを完全他動詞という。
- 第3文型における最も有名で分かり易い文としては I love you. (私はあなたを愛しています。)が挙げられる。
- 第4文型 S + V + IO + DO
- これは修飾語Mを除いたとき、主語Sと述語動詞Vと動作を受ける人間接目的語IOとその動作を受ける人に対して動くもの直接目的語DOで文章が成り立っている文型である。このときそのVを授与動詞という。
- 間接目的語IOと直接目的語DOの位置を入れ替えると、前置詞が加わってS + V + DO + 前置詞 + IOという形になる。このときの前置詞はtoかforの場合がほとんどである(toの場合のほうが多い)。
- 第4文型に用いられる動詞には次のものがある。
- to が加わる give, hand, pass, offer, allow; sell, lend, owe; show, teach, tell, promise, read など。
- for が加わる buy, make, get, do, find, cook, play, choose など。
- 第 5 文型 S + V + O + C
- これは修飾語 M を除いたとき、主語 S と述語動詞 V と動作の対象となる目的語Oと目的語を説明する補語 C で文章が成り立っている文型である。このときその V を不完全他動詞という。
- 第 5 文型における例文としては、 I think him a suspect. (私は彼を容疑者だと考えている、みなしている。)となる。このとき目的語 O ⊆ 補語 C という関係が成立している。第 5 文型における、この関係はイェスペルセンが考えた用語ネクサスの一種である。ネクサスとは主語・述語の関係をさすが、本来の主語・述語の他に第 5 文型の目的語と補語のような意味上の主語・述語も含まれる。
言い換えると、OC とは、文の中心の主語述語以外で主語述語に当たるものを言うときに、主語を非主格の目的格にして O とし、述語を動詞の原形にしたり、be 動詞を省略して残った物を C としているわけである。
Science
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- 昆虫の成長や体のつくり、植物の成長や体のつくり、昆虫と植物の関わり
- 光の性質(日光、鏡)、電気回路(乾電池、豆電球)、磁石の性質
- 太陽の動き(日なたと日陰)
- 動物の活動、植物の成長、天気による気温の変化
- 空気及び水の性質(圧力)、金属、水及び空気の性質(かさ、温度)、電気の働き(モーター、光電池)
- 月や星の特徴や動き、水の状態変化(水蒸気、氷)
- 植物の発芽、成長、結実及びその条件、魚や人の発生と成長
- 物の溶け方、てこ、おもりの動き
- 天気の変化、流れる水の働きと土地の変化(川、台風)
- 人及び動物の体、動物や植物と養分、生物と環境との関わり
- 水溶液の性質や働き、燃焼、電流の働き(電磁石)
- 土地のつくりと変化(地層、化石、火山、地震)
- 光と音(光の反射や屈折、凸レンズ、音)、力と圧力(力の働き、力のつり合い、圧力、大気圧)
- 物質のすがた(物質の性質、状態変化、気体の性質、気体の発生)、水溶液(溶解、再結晶、水溶液の性質、酸とアルカリ)
- 電流(静電気、電流、回路、電圧、電気抵抗)、電流の利用(磁界、コイル、電流の働き)
- 物質の成り立ち(物質の分解、原子、分子、原子記号)、化学変化と物質の質量(化合物、化学式、化学反応式、質量保存の法則)
- 運動の規則性(物体の運動、エネルギー、エネルギー保存の法則)
- 物質と化学反応の利用(酸化と還元、化学エネルギー)
- エネルギー資源、科学技術と人間