北京地下鉄DKZ4型電車
北京地下鉄DKZ4型電車 | |
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四恵東駅にて | |
基本情報 | |
製造所 |
長春軌道客車 北京地鉄車輛廠 |
製造年 | 1998~2001年 |
製造数 | 186両 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 直流750V(第三軌条方式) |
最高運転速度 | 70 km/h |
設計最高速度 | 80 km/h |
起動加速度 | 3.0 km/h/s |
減速度(常用) | 3.6 km/h/s |
減速度(非常) | 4.3 km/h/s |
編成定員 | 1410人(座席256人) |
車両定員 |
先頭車:230人(座席36人) 中間車:245人(座席46人) |
車両重量 | 本文参照 |
編成重量 | 177.2 t |
全長 | 19,000 mm |
全幅 | 2,800 mm |
全高 | 3,510 mm |
車体 | 耐候性鋼 |
台車 | ボルスタレス台車 |
主電動機 |
東洋電機製造製 TDK-6175-A かご形三相誘導電動機 |
駆動方式 | TD平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 100/13(7.69) |
制御方式 |
VVVFインバータ制御 機器更新前:GTO素子 機器更新後:IGBT素子 |
制御装置 |
東洋電機製造元設計 機器更新前:RG644-A-M[1] 東洋電機製造製 機器更新後:RG6023-A-M[2] 湖南湘電東洋電気製 |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ |
北京地下鉄DKZ4型電車(ペキンちかてつDKZ4がたでんしゃ)は、北京地下鉄の電車の一つで、1号線・八通線で運行されている。1999年2月8日から運行開始。別名北京地下鉄S4000系電車と呼ぶ。
概要
[編集]1996年に発注し、1998年に6両編成31本(186両)が製造された。31編成のうち最初の19編成(S401~S419、現在番号更新済)は長春軌道客車製、残りの12編成(S420~S431、現在番号更新済)は北京地鉄車輛廠製である。1999年2月8日から運行を開始した。本車両は北京地下鉄初のVVVFインバータ制御車両である。現在は四恵車両基地と古城車両基地に配置されている。
車体
[編集]車体は丸みを帯びた構造である。ドアは引き戸で空気式で、各車両にそれぞれ片側4つのドアがある。車内にはLEDディスプレイやエレクトロニックフラッシュ、液晶ディスプレイが搭載されている。運転席のマスコンはハンドル式で、力行4段+制動7段となっている。
機器類
[編集]元制御装置は、東洋電機製造製のGTO素子(4500V/4000A)を用いたVVVFインバータ制御で、出力は1200KVAである[1]。
補助電源装置は40KVA出力の静止形インバータで、直流750Vから交流220V・直流110V・直流24Vに変換する。
改造
[編集]2008年の北京オリンピックに備えて、2007年から2012年にかけて北京地鉄車輛廠で改造が行われた。
更新内容は以下の通り:
- 塗装を白色から銀灰色に変更
- 冷房(12kW)の設置(製造当初は扇風機のみ)
- 懐中電灯およびLEDディスプレイの設置
保安装置
[編集]1号線の新たなCBTCシステムに対応するため、2013年から2016年まで、運転台コンソールの変更、CBTC用の保安装置の設置、制御装置の交換が行われた。制御装置は、東洋電機製造元設計・湖南湘電東洋電気製のIGBT素子VVVFインバータに変更された[2]。当初、以前のATP装置は客室に置かれていたが、1号線でCBTCの運用が開始された後、元のATP装置は撤去された。現在は全車両で更新が完了している。
編成
[編集]DKZ4 ← 苹果園 四恵東 →
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
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集電靴 | ○ | ○ | ○ | |||
形式 | DK28 (Mc) | DK30 (T) | DK29 (M) | DK31 (T) | DK31 (T) | DK28 (Mc) |
ユニット | 1 | 2 | 3 | |||
主要機器 (更新後) |
東洋電機製造元設計 RG6023-A-M IGBT - VVVF (L) 1C2M × 2群 |
南京華士電子製 180NB-101 または 東洋電機製造元設計 RG4056-A-M[3] IGBT - SIV (L) |
東洋電機製造元設計 RG6023-A-M IGBT - VVVF (L) 1C2M × 2群 |
- | 南京華士電子製 180NB-101 または 東洋電機製造元設計 RG4056-A-M[3] IGBT - SIV (R) |
東洋電機製造元設計 RG6023-A-M IGBT - VVVF (R) 1C2M × 2群 |
CP (R) | CP (L) | |||||
車両重量 | 33.5t | 26.9t | 32.1t | 24.3t | 26.9t | 33.5t |
定員 | 230人 | 245人 | 245人 | 245人 | 245人 | 230人 |
凡例 SIV:補助電源装置(静止形インバータ)
配属
[編集]事故など
[編集]- 2009年6月28日午前9時36分頃、西単駅 - 復興門駅間で故障が発生した。
- 2013年5月にS402編成が故障した。運用を離脱し、四恵車両基地へ送り込まれた。保安装置と運転台コンソールの更新を施工後、2015年2月に運用に復帰した。
脚注
[編集]- ^ a b 徐惠林 (2002). “北京复八线地铁车辆电传动系统”. 机车电传动 (3): 44~47 2021年5月17日閲覧。.
- ^ a b 湖南湘电东洋电气有限公司 (2020年). “拟进行清算所涉及的湖南湘电东洋电气有限公司实物资产市场价值 资产评估报告”. pp. 4. 2021年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月23日閲覧。 “设备型号为 RG6023-A-M 的 ATO 改造设备 VVVF”
- ^ a b 六編成のみ搭載(01 001、01 007、01 009、01 020、01 022、01 029)