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北潟湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北潟湖

北潟湖空撮
所在地 日本の旗 日本
福井県あわら市石川県加賀市
位置
北潟湖の位置(日本内)
北潟湖
北緯36度16分20秒 東経136度14分30秒 / 北緯36.27222度 東経136.24167度 / 36.27222; 136.24167座標: 北緯36度16分20秒 東経136度14分30秒 / 北緯36.27222度 東経136.24167度 / 36.27222; 136.24167
面積 2.16[1] km2
周囲長 14 km
最大水深 3.7[2] m
平均水深 2.5 m
水面の標高 0.45[2] m
淡水・汽水 汽水
湖沼型 海跡湖
プロジェクト 地形
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北潟湖(きたがたこ)は、福井県あわら市石川県加賀市に跨る、国道305号沿いに広がる越前加賀海岸国定公園の一部である[3]

概要

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北潟湖周辺の空中写真。
2008年4月29日撮影の22枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

湖面の約99%が福井県に属し、同県では三方五湖の水月湖、三方湖に次いで3番目に大きい。県境付近で二級水系大聖寺川本流に直接合流し、数百メートル下流の福井県北端かつ石川県西端にあたる塩屋漁港で日本海につながっている。日本海との水位差があまり無いため海水が流れ込みやすい。

日本の重要湿地500(2001年)、生物多様性保全上重要な里地里山(2015年)に選定されている[3]

約2万年ほど前に加越台地が浸食してできた谷に約6,000年前、水が溜まり形成された。湖底には厚さ10〜15メートルの青みがかった暗黒色の硫化水素の臭いがする泥が堆積している。

周辺の地質

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湖の周辺は、貝などの化石を含む凝灰岩泥岩砂岩安山岩からなり、約1,500万年前に堆積したとみられる。その上には厚さ30~50メートルの砂層があり、数万年前の氷期に堆積したと考えられている。また表層には鳥取県大山から偏西風にのって飛んできた火山灰層(芦原ローム層)が堆積している。

歴史

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江戸時代にはカキ養殖が盛んに行われていた。しかし、19世紀後半から始まった新田開発により、潮止めのための開田橋がつくられたため徐々に淡水化、カキの養殖は衰退した。大正や昭和期には埋め立てが計画されたが、実現されず、重要な自然環境として現在に至る。

生物

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レジャー

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周辺

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鹿島の森

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鹿島の森
  • 大聖寺川と北潟湖に囲まれた海抜30メートル、面積約3万平方メートルの小高い山林で、全域が石川県加賀市に属している。もともと孤島だったが、1688年頃から始まった加賀藩の土木工事により砂州が発達し、1713年頃には陸続きになった。山全体に照葉樹の原生林が広がっており、うちイヌマキなどは当地が植生北限とされている。1938年天然記念物に指定[7]された。
  • 鹿島神社があり、山全体が神域である。
  • 2021年重要文化的景観「加賀海岸地域の海岸砂防林および集落の文化的景観」の構成要素となる。

脚注

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  1. ^ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積” (PDF). 2015年3月22日閲覧。
  2. ^ a b 小松・加賀・あわら地区 湖沼湿原調査報告書 3.北潟湖湖沼調査報告(pdf) 国土地理院 湖沼湿原調査
  3. ^ a b 北潟湖自然マップ”. あわら市. 2024年11月2日閲覧。
  4. ^ 柴漬漁:大量の松の枝葉(柴)を水中に沈め、水の流れを悪くして水温を上げ、魚を寄り付かせる。数日後、柴の周囲を網で囲み揚げる漁。
  5. ^ 小松・加賀・あわら地区 湖沼湿原調査報告書 国土地理院 湖沼湿原調査
  6. ^ 道の駅「蓮如の里あわら」基本計画 - あわら市
  7. ^ 文化遺産オンライン「鹿島の森」”. 文化庁. 2016年1月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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