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大阪商業大学硬式野球部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大阪商業大学 硬式野球部
加盟団体 関西六大学野球連盟
本拠地 639-0254 奈良県香芝市関屋北1-1349-1 大阪商業大学関屋グラウンド
創部 1953年
練習グラウンド 関屋グラウンド
監督 富山陽一
公式サイト 公式ウェブサイト
リーグ戦成績
リーグ成績 リーグ優勝26回(2024年春季リーグ戦終了時点)
全日本大学野球選手権大会
出場回数 14回
最高成績 準優勝2回
明治神宮野球大会
出場回数 7回
最高成績 準優勝1回
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大阪商業大学硬式野球部(おおさかしょうぎょうだいがくこうしきやきゅうぶ)は、関西六大学野球連盟に所属する大学野球チーム。大阪商業大学の学生によって構成されている。

創部

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歴史

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1953年の創部から翌年の54年阪神大学野球連盟の結成に加わる。翌55年春に開始された阪神大学リーグ戦では甲南大に次ぐ2位となるが、同年秋に初優勝を果たしてから甲南大や天理大を抑え5連覇(5季連続優勝)を果たす。後述の旧関西六大学野球連盟(旧関六)への昇格・降格を繰り返す時期にあたる1962年秋から68年春頃まで阪神大学リーグ戦ではほぼ甲南大との2強対決の構図となる。

1962年関西大学野球連合が結成され入替戦制度がとられるようになり、同62年秋に入替戦で京都大を下し旧関六に初昇格した。

その後、龍谷大(63春に敗れ降格・71秋に下し昇格)、立命館大(67春昇格・67秋降格・68春昇格)、大阪学院大(70秋降格)などとの入替戦で、たびたび旧関六への昇格と阪神大学連盟への降格とを繰り返していたが、1970年代以降は村上博監督のもとで力を付けて大商大の黄金期を迎えた。1971年秋の入替戦で龍谷大を下し昇格して以降、旧関六に定着した。

1972年、秋季リーグの関西大1回戦でサヨナラ勝ちをし、関大山口高志投手が3回生だった1971年春季リーグ戦以来継続していた個人連勝記録を21でストップした。あわせて関大のチーム連勝記録も26でストップした。

1975年森口益光投手(通算39勝〈旧関六歴代3位〉16敗、76年卒)擁する近畿大田尾安志投手(通算14勝3敗、76年卒)擁する同志社大、彼らの1年下の平田英之投手(通算12勝19敗、77年卒)擁する立命館大などとリーグ優勝を競うなか、平田同様彼らの1年下の3回生エース斉藤明夫(通算30勝17敗)を中心に主軸の3回生田中昌宏、2回生柳原隆弘といった選手たちが活躍し、旧関西六大学野球春季リーグで初優勝を遂げた。続く第24回全日本大学野球選手権大会準決勝で八幡大を2-1(延長10回)で下し、決勝で明治大を下し進出してきた3回生森繁和投手や4回生中畑清らを擁する駒澤大に延長14回の末0-1で惜敗し準優勝。翌1976年、春季リーグ戦に優勝し、続く第25回全日本大学野球選手権大会では3回生江川卓投手擁する法政大や駒大を下したものの、この年採用されていた敗者復活戦で勝ち上がってきた3回生遠藤一彦投手擁する東海大に1-2で惜敗し前年に続き準優勝に留まった。

1977年、1回生の山田和英投手(通算9勝9敗)を擁して秋季リーグ戦で優勝し第8回明治神宮野球大会初出場。1回戦で札幌大に4-×5で敗退。以降、山田は1学年上の大川章(通算25勝)や同期堀井恒雄ら投手層の陰に隠れて目立った活躍はなかった。翌翌1979年、4回生大川投手、光井正和、3回生堀井と山田両投手、2回生服部浩一らを擁して春季リーグ戦に優勝。続いて第28回全日本大学野球選手権大会1回戦で八幡大に2-5で敗退。

1981年、連合が解体され翌1982年関西学生野球連盟が創設される際に、当時旧関六秋季リーグ戦で4位だった大商大と、秋季入替戦で立命大を下し昇格してきた京都産業大の動向が注視されたが[1]、新生関西六大学野球連盟に所属。

同1982年、清川栄治川原新治の3回生2枚看板投手や豊原豊外野手らを擁して春秋リーグ戦を連覇した。続く春の第31回全日本大学野球選手権では、当時設けられていた関西地区代表決定戦を勝ち抜き本戦出場。選手権準決勝で田中富生投手や木戸克彦ら擁する法政大に2-9で敗退。秋の第13回明治神宮野球大会でも関西地区代表となり、大会2回戦で専修大を2-1で下し、決勝で3回生高野光投手擁する東海大に2-3で惜敗し準優勝に留まる。清川川原以降も、熊田智行捕手(86年卒)や高橋昌也投手(通算22勝、87年卒)らが活躍した。

1992年秋、4回生佐伯貴弘や2回生谷佳知らを擁して10回目のリーグ戦優勝を果たすが、以来2013年秋の優勝まで21年間優勝から遠ざかる。90年代半ば前半からから龍谷大と大阪学院の2強状態が続き、90年代後半からは龍谷大が4連覇を2回、3連覇を1回、2連覇を3回遂げるなど全盛となり、それに大阪学院や京都産大などが互す展開になる。その間、大商大はたびたびリーグ戦で最下位になるなど低迷期を迎えることとなる。

富山陽一監督就任後の2013年秋季リーグ戦で、92年秋以来21年ぶり(42季ぶり)の優勝を遂げる。近藤大亮桂依央利の4回生バッテリー、3回生金子丈投手(通算23勝)、橋爪大佑や2回生吉持亮汰らを擁して、京都産大3回戦を5-0で締め、全チームから勝ち点を挙げる完全優勝を遂げた。 直後の第11回関西地区大学選手権(関西地区代表決定戦)では、近藤投手が関西学院大ノーヒットノーランに抑えるなど優勝し[2]第44回明治神宮野球大会に82年以来31年ぶり3回目の出場。同大会準決勝に進出したものの、3回生山崎福也投手や2回生高山俊ら擁する明治大に1-4で敗退。

翌翌2015年春、岡田明丈投手、吉持亮汰、1回生の太田光滝野要らを擁してリーグ戦春秋連覇。続く第64回全日本大学野球選手権大会にも91年以来24年ぶりに出場し、準々決勝で3回生濵口遥大投手擁する神奈川大に5-6(延長10回)で敗退。同年秋は、関西地区大学選手権(関西代表決定戦)で奈良学園大に敗れ、明治神宮大会出場は叶わず。

2019年大西広樹(通算27勝2敗)と橋本侑樹の2枚看板投手や小野寺暖らを擁して春秋リーグ戦優勝。2015年春季より同19年秋季までの10季中8季で優勝し、2018年秋季から同19年秋季にかけて現関六連盟記録を更新[3]する24連勝を記録[4]。同19年春の第68回全日本大学野球選手権大会は準々決勝で東海大に3-4で敗退。同年秋は関西地区大学選手権(関西代表決定戦)で4回生森翔平投手らの関西大を下し関西第1代表となるものの、続く第50回明治神宮野球大会1回戦で東海大札幌に0-2で敗退した(関西第2代表の関大は準優勝)。

2022年3月、伊原陵人(通算15勝1敗、23年卒)と3回生上田大河 [5](通算20勝、24年卒)両投手の継投(上田6回 - 伊原3回)で、プロ・アマ交流戦(バファローズスタジアム舞洲)のオリックス2軍との試合で完全試合を達成[6]。同年秋、秋季リーグベストナインの3回生高太一投手のほか伊原、上田らの投手陣を擁するも、第53回明治神宮野球大会準決勝で國学院大に2-6で敗退した。

2024年春、岡田皓一朗投手や渡部聖弥ら4回生の投打を擁して、現関六連盟記録を更新する5連覇(5季連続優勝)となる26回目のリーグ戦優勝を果たす[7]。続く第73回全日本大学野球選手権大会では2回戦で準優勝した早稲田大に0-1(延長10回)で惜敗した。同年秋、引き続き連盟記録を更新する6連覇(6季連続優勝)となる27回目のリーグ戦優勝を果たす。続く第22回関西地区大学選手権(関西地区代表決定戦)では、天理大と佛教大に接戦で敗れ神宮大会に出場ならず。

本拠地

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記録

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2024年春季リーグ戦終了時点

主な出身者

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プロ野球選手

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野球指導者

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野球審判員

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脚注

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  1. ^ 近大総監督 松田博明 ”Talk”and Talk 泣き笑い指導者論(3) 近畿大学硬式野球部OB開明会
  2. ^ 第11回大阪市長杯争奪 関西地区大学野球選手権大会”. univbbl.web.fc2.com. 2020年2月12日閲覧。
  3. ^ 旧関六時代からの記録も現在の関西六大学野球連盟(及び現在の関西学生野球連盟)に引き継がれており、その場合上記の関大の26連勝が最多記録となる。
  4. ^ 連盟記録(リーグ戦)>通算チーム記録 関西六大学野球連盟
  5. ^ 2023年9月16日、4回生となった上田大河投手は秋季リーグ戦対大阪学院大1回戦でノーヒットノーランを達成している(【大学野球】大商大の最速154キロ右腕・上田大河がノーヒットノーラン スポーツ報知、2023年9月16日13時10分)。大商大では近藤研二・川原新治橋本侑樹に次ぐ4人目。連盟では12人目となる。なお、この3日前の9月13日には、神戸学院大3回生藤井基投手が同じく対大阪学院大3回戦で連盟11人目のノーヒットノーランを達成している(神戸学院大の藤井基、関西6大学史上11人目のノーヒットノーラン 過去には元阪神杉山直久ら 日刊スポーツ、2023年9月13日15時46分)。
  6. ^ 【スポニチ潜入(7)大商大・伊原陵人】“朗希級”の直球回転数で関西を代表する左腕に スポニチ、2022年06月28日 08:00
  7. ^ これまで大商大自身(16年秋 - 18年春、19年春 - 21年春〈20年春はコロナ禍で開催中止により含まず〉)と龍谷大(99年春 - 00年秋、08年春 - 09年秋)がそれぞれ4連覇(4季連続優勝)を2度記録している(連盟記録(リーグ戦)>通算チーム記録 関西六大学野球連盟)。

外部リンク

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