コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

大阪城公園駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大阪城公園駅
駅全景(2010年3月)
おおさかじょうこうえん
Ōsakajōkōen
JR-O06 森ノ宮 (0.9 km)
(0.8 km) 京橋 JR-O08
地図
所在地 大阪市中央区大阪城3
北緯34度41分18.88秒 東経135度32分4.13秒 / 北緯34.6885778度 東経135.5344806度 / 34.6885778; 135.5344806 (大阪城公園駅)
駅番号 JR-O07[1]
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 大阪環状線
キロ程 5.7 km(天王寺起点)
電報略号 オシ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
11,604人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1983年昭和58年)10月1日
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
阪 大阪市内
テンプレートを表示

大阪城公園駅(おおさかじょうこうえんえき)は、大阪府大阪市中央区大阪城にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪環状線である。第4回近畿の駅百選に選定されている。駅番号JR-O07[1]。駅シンボルフラワーは「瓢箪」である。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線[10]を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。駅舎の改札外にはエレベーターが設置されておらず、1番内回りホームに外に通じるスロープが設置されており車いす利用者は駅員を呼び出してそこから出入りすることができる。駅とペデストリアンデッキで直結しているJO-TERRACE OSAKAにエレベーターがありそちらの利用も可能であるがやや離れた箇所にある。ホームは8両編成に対応している。分岐器絶対信号機がないため、停留所に分類される。当駅は大阪環状線で唯一の地上駅となっているが[注 1][2]、当駅周辺にはかつて大阪砲兵工廠が置かれていた[11]。そのため当駅付近を高架化した場合、軍事機密が漏洩する可能性があったため、旧陸軍は高架化を認めなかったとされている[2]。長らくのりば番号が存在していなかったが、2006年秋頃にのりば番号が付与された。

京橋駅が管理している直営駅みどりの窓口は存在しないが、みどりの券売機プラス(稼働時間:6時30分から23時)が設置されている。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAを利用することができる(相互利用対象ICカードはICOCAの項を参照)。改札口付近の上には、小説家の司馬遼太郎が開業を祝って書いた詩を写したもの1面と、日本画家の西山英雄の絵を写した3面の陶板レリーフが設置されている[3][12]

のりば

[編集]
のりば 路線 方向 行先
1 O 大阪環状線 内回り ユニバーサルシティ方面[13] / 京橋大阪方面[13]
2 外回り 鶴橋天王寺方面[13]

発車メロディ

[編集]

「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から大坂の陣にちなんだオリジナル曲「法螺貝」が発車メロディとして使用されている[7][8][9]

利用状況

[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員11,604人であり、大阪環状線の快速停車駅の中で乗車人員が最も少ない駅である。大阪城大阪城ホールの来訪客が多いと思われ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行があった2020年は他の大阪環状線の駅より大きく落ち込んだ。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 15,203 [* 1]
1991年(平成03年) 15,399 [* 2]
1992年(平成04年) 15,907 [* 3]
1993年(平成05年) 15,646 [* 4]
1994年(平成06年) 15,098 [* 5]
1995年(平成07年) 15,305 [* 6]
1996年(平成08年) 15,283 [* 7]
1997年(平成09年) 14,371 [* 8]
1998年(平成10年) 13,723 [* 9]
1999年(平成11年) 13,279 [* 10]
2000年(平成12年) 13,317 [* 11]
2001年(平成13年) 13,183 [* 12]
2002年(平成14年) 12,583 [* 13]
2003年(平成15年) 12,482 [* 14]
2004年(平成16年) 12,717 [* 15]
2005年(平成17年) 12,296 [* 16]
2006年(平成18年) 12,184 [* 17]
2007年(平成19年) 12,377 [* 18]
2008年(平成20年) 11,708 [* 19]
2009年(平成21年) 11,545 [* 20]
2010年(平成22年) 10,667 [* 21]
2011年(平成23年) 10,975 [* 22]
2012年(平成24年) 11,068 [* 23]
2013年(平成25年) 11,210 [* 24]
2014年(平成26年) 11,587 [* 25]
2015年(平成27年) 11,537 [* 26]
2016年(平成28年) 12,246 [* 27]
2017年(平成29年) 12,999 [* 28]
2018年(平成30年) 12,878 [* 29]
2019年(令和元年) 13,531 [* 30]
2020年(令和02年) 6,893 [* 31]
2021年(令和03年) 8,233
2022年(令和04年) 11,604

駅周辺

[編集]

以下は当駅外回りホームの奥にある。

備考

[編集]
  • 大阪城ホールのJRにおける最寄駅であるため、コンサート終了後は激しく混雑することがある。
    • 当駅にはその旨を示す掲示板が常備されており、コンサート開催日には歌手名や入場者数、混雑が予想される時間帯を記入して使用する。なお、同様の掲示板は大正駅京セラドーム大阪のJRにおける最寄駅)にも設置されている。
    • また、コンサート終了後は当駅の混雑を避けるため、京橋駅や森ノ宮駅まで歩く乗客も散見される。なお、大阪城ホール側では、京橋駅や森ノ宮駅からのアクセスも案内している。
  • 朝ラッシュ時には、当駅を始発とする外回り列車が設定されている。

隣の駅

[編集]
西日本旅客鉄道(JR西日本)
O 大阪環状線
大和路快速・区間快速・関空快速・紀州路快速・快速・直通快速・普通
森ノ宮駅 (JR-O06) - 大阪城公園駅 (JR-O07) - 京橋駅 (JR-O08)

脚注

[編集]

記事本文

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 天王寺駅上町台地の掘割部分にホームがあるため、厳密には地平駅ではない。

出典

[編集]
  1. ^ a b 双葉社 2021, p. 80.
  2. ^ a b c “大阪環状線 大阪城公園周辺、高架化されず(謎解きクルーズ)”. 日本経済新聞. (2015年10月3日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO92132660W5A920C1AA1P00/ 2022年2月9日閲覧。 
  3. ^ a b “見事なレリーフ除幕”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年3月15日) 
  4. ^ 双葉社 2021, p. 88.
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  6. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  7. ^ a b c 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年3月16日https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/03/page_6940.html2022年2月9日閲覧 
  8. ^ a b c 大阪環状線、全駅の発車メロディ決定 天王寺は和田アキ子、新今宮はドヴォルザーク”. 乗りものニュース (2015年3月16日). 2022年2月9日閲覧。
  9. ^ a b “大阪・環状線発車音、笑い誘う 森ノ宮は「くまさん」”. 日本経済新聞. (2020年9月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63814850U0A910C2AA1P00/ 2022年2月9日閲覧。 
  10. ^ a b 双葉社 2021, p. 78.
  11. ^ 終戦前日の大空襲…標的となった「東洋一の兵器工場」【戦後75年の記憶】”. 報道ランナー (2020年8月14日). 2021年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月9日閲覧。
  12. ^ ひと駅ひと物語 大阪環状線めぐり - 読売新聞
  13. ^ a b c 大阪城公園駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月17日閲覧。
  14. ^ 大阪城公園に「JO-TERRACE OSAKA」開業!緑に包まれた新名物スポット”. 電通報 (2017年6月23日). 2022年2月9日閲覧。

利用状況

[編集]
  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
大阪府統計年鑑

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]