女流本因坊戦
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女流本因坊戦 | |
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公式戦(女流棋戦) | |
前身 | 女流選手権戦 |
概要 | |
主催 | 共同通信社・日本棋院 |
協賛 | JA共済連、共栄火災 |
協力 | 関西棋院 |
優勝賞金 | 550万円 |
挑戦手合 | 五番勝負 |
棋戦形式 | 24名による本戦トーナメントで優勝者決定 |
持ち時間 |
挑戦手合:4時間 本戦:3時間 |
秒読み | 5分前より |
創設年 | 1981年 |
開催時期 |
挑戦手合:10-11月 本戦: 4-8月 |
記録 | |
現女流本因坊 | 藤沢里菜(第43期) |
名誉称号 | 謝依旻・藤沢里菜(名誉女流本因坊資格) |
最多優勝 | 謝依旻・藤沢里菜 8回 |
最長連覇 | 謝依旻(6連覇) |
女流本因坊戦(じょりゅうほんいんぼうせん)は、共同通信社及び日本棋院主催の囲碁の女流棋戦。1981年創設。女流棋戦では最も格が高い。挑戦手合の勝者は女流本因坊のタイトル称号を得る。また5連覇により名誉女流本因坊の資格を得る。前身は1952年創設の女流選手権戦。毎日新聞社主催の本因坊戦とは無関係。
概要
[編集]- 掲載新聞 岩手日報、福島民友新聞、山梨日日新聞、北日本新聞、福井新聞、山陰中央新報[注釈 1]、愛媛新聞、徳島新聞、佐賀新聞、長崎新聞、琉球新報
- 優勝賞金 (-3期)300万円、(4期-)360万円、(5期-)380万円、(7期-)420万円、(9期-)430万円、(13期-)460万円、(16期-)500万円、(28期-)580万円、(35期-)550万円
方式
[編集]24名による本戦トーナメントで挑戦者で挑戦者を決定し、前年の女流本因坊に挑戦する。前年の本戦ベスト4と、女流タイトル保持者はシード権を得て、予選免除で本戦トーナメントより出場する。挑戦手合は、第1-13期は三番勝負、1995年第14期以降は五番勝負。コミは、第1-21期は5目半、第22期より6目半。持時間は各4時間。第1期は前年の女流選手権者への挑戦手合。
1997年から2000年の優勝者は、翌年の日中スーパー囲碁の女流戦に出場した。
歴代優勝者と挑戦手合
[編集](左が優勝者)
- 1982年 本田幸子 2-1 小林禮子
- 1983年 楠光子 2-1 本田幸子
- 1984年 本田幸子 2-0 楠光子
- 1985年 楠光子 2-1 本田幸子
- 1986年 小川誠子 2-0 楠光子
- 1987年 楠光子 2-1 小川誠子
- 1988年 楠光子 2-0 小川誠子
- 1989年 楠光子 2-0 小川誠子
- 1990年 中澤彩子 2-1 楠光子
- 1991年 中澤彩子 2-1 小林千寿
- 1992年 加藤朋子 2-0 中澤彩子
- 1993年 吉田美香 2-1 加藤朋子
- 1994年 吉田美香 2-0 佃亜紀子
- 1995年 吉田美香 3-1 知念かおり
- 1996年 吉田美香 3-0 中澤彩子
- 1997年 知念かおり 3-1 吉田美香
- 1998年 知念かおり 3-0 加藤朋子
- 1999年 知念かおり 3-1 小林泉美
- 2000年 祷陽子 3-2 知念かおり
- 2001年 小林泉美 3-1 祷陽子
- 2002年 小林泉美 3-2 知念かおり
- 2003年 小林泉美 3-1 矢代久美子
- 2004年 知念かおり 3-1 小林泉美
- 2005年 矢代久美子 3-0 知念かおり
- 2006年 矢代久美子 3-1 祷陽子
- 2007年 謝依旻 3-0 矢代久美子
- 2008年 謝依旻 3-1 鈴木歩
- 2009年 謝依旻 3-1 青木喜久代
- 2010年 謝依旻 3-0 向井千瑛
- 2011年 謝依旻 3-1 向井千瑛
- 2012年 謝依旻 3-0 奥田あや
- 2013年 向井千瑛 3-2 謝依旻
- 2014年 藤沢里菜 3-0 向井千瑛
- 2015年 謝依旻 3-2 藤沢里菜
- 2016年 藤沢里菜 3-1 謝依旻
- 2017年 謝依旻 3-2 藤沢里菜
- 2018年 藤沢里菜 3-1 謝依旻
- 2019年 上野愛咲美 3-1 藤沢里菜
- 2020年 藤沢里菜 3–2 上野愛咲美
- 2021年 藤沢里菜 3–0 星合志保
- 2022年 藤沢里菜 3–0 上野愛咲美
- 2023年 藤沢里菜 3–2 上野梨紗
- 2024年 藤沢里菜 3–2 牛栄子
女流選手権戦
[編集]1952年創設、1981年で終了し、女流本因坊戦に発展。東京タイムズ主催。第1期は決勝一番勝負、第2期以降は挑戦手合三番勝負。第6期から、前年度挑戦手合敗者と予選を勝ち上がった3名の計4名のリーグ戦で挑戦者を決定。コミは4目半、第21期より5目半。女流棋戦としては最も古い歴史を持つ。
歴代優勝者(左が優勝者)
- 1952年 伊藤清子(友恵) - 武田みさを
- 1953年 本田寿子 2-0 伊藤友恵
- 1954年 杉内(本田)寿子 2-0 鈴木津奈
- 1955年 杉内寿子 2-1 伊藤友恵
- 1956年 杉内寿子 2-0 伊藤友恵
- 1957年 伊藤友恵(リーグ戦で優勝者を決定)
- 1958年 伊藤友恵 2-0 鈴木津奈
- 1960年 伊藤友恵 2-0 本田幸子
- 1961年 伊藤友恵 2-0 木谷禮子
- 1962年 伊藤友恵 2-0 武田みさを
- 1963年 木谷禮子 2-1 伊藤友恵
- 1965年 伊藤友恵 2-1 木谷禮子
- 1966年 木谷禮子 2-0 伊藤友恵
- 1967年 木谷禮子 2-1 伊藤友恵
- 1968年 木谷禮子 2-1 児玉幸子
- 1969年 本田幸子 2-1 木谷禮子
- 1971年 木谷禮子 2-0 本田幸子
- 1972年 木谷禮子 2-1 本田幸子
- 1973年 本田幸子 2-0 木谷禮子
- 1974年 本田幸子 2-0 伊藤友恵
- 1975年 本田幸子 2-1 小林千寿
- 1976年 小林千寿 2-0 本田幸子
- 1977年 小林千寿 2-1 本田幸子
- 1978年 小林千寿 2-1 小川誠子
- 1979年 小川誠子 2-0 小林千寿
- 1980年 小川誠子 2-1 小林千寿
- 1981年 本田幸子 2-1 小川誠子
記録
[編集]- 最多連続優勝 謝依旻 6回
- 最多優勝 謝依旻・藤沢里菜 8回
- 最多優勝(女流本因坊戦) 謝依旻・藤沢里菜 8回
- 最多優勝(女流選手権戦) 伊藤友恵 7回
- 最年少奪取 藤沢里菜 16歳1ヶ月(第33期女流本因坊戦)
- 最年少挑戦 藤沢里菜 16歳0ヶ月(第33期女流本因坊戦)
- 最年少本戦入り 仲邑菫 11歳11ヶ月(第40期女流本因坊戦)
- 親子優勝 木谷禮子(女流選手権戦)・小林泉美(女流本因坊戦)
- 姉妹優勝 杉内寿子・本田幸子(女流選手権戦)・楠光子(女流本因坊戦)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2021年5月8日付から掲載。
関連項目
[編集]外部リンク
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