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農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦(ノンシンしんラーメンはい せかいいごさいきょうせん、농심신라면배세계바둑최강、农心辛拉面杯世界围棋团体锦标赛)は、囲碁の国際棋戦で、韓国日本中国の3国の、各国5名のチームによる勝ち抜き戦で団体優勝を争う。1999年に開始(第1回は1999-2000年)。

  • 主催 (1-17期)日刊スポーツ、(18期-)韓国棋院
  • 主管 韓国棋院
  • 協賛 株式会社農心
  • 協力 中国囲棋協会、日本棋院
  • 優勝賞金 (1-9期)1億5000万ウォン、(10-16期)2億ウォン、(17期-)5億ウォン

[1]

1993年に開始された真露杯SBS世界囲碁最強戦が、1997年のアジア通貨危機の影響で終了し、同じ方式で本棋戦として開始された。開催地は北京釜山上海などを転戦していたが、2020-2021年、2021-2022年の大会は、新型コロナウイルス感染症のため、対局はインターネットを通じて行なわれた。第25回から再度対面対局で行う。

個人の連勝賞金として、3連勝1千万ウォンから、10連勝1億ウォンまでが与えられる。

ルール

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持ち時間は各1時間(チェスクロック)、使い切ると1分の秒読み。コミは6目半。

過去の順位

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回次 年度 優勝 2位 3位
1 1999-2000 韓国(6-4) 日本(4-5) 中国(4-5)
2 2000-01 韓国(7-4) 日本(4-5) 中国(3-5)
3 2001-02 韓国(6-4) 中国(7-5) 日本(1-5)
4 2002-03 韓国(6-4) 中国(6-5) 日本(2-5)
5 2003-04 韓国(5-4) 日本(6-5) 中国(3-5)
6 2004-05 韓国(6-4) 中国(4-5) 日本(4-5)
7 2005-06 日本(6-4) 韓国(5-5) 中国(3-5)
8 2006-07 韓国(6-4) 中国(6-5) 日本(2-5)
9 2007-08 中国(7-3) 韓国(4-5) 日本(2-5)
10 2008-09 韓国(7-3) 中国(5-5) 日本(1-5)
11 2009-10 韓国(6-4) 中国(6-5) 日本(2-5)
12 2010-11 韓国(7-3) 中国(4-5) 日本(2-5)
13 2011-12 中国(8-4) 韓国(6-5) 日本(0-5)
14 2012-13 韓国(6-4) 中国(7-5) 日本(1-5)
15 2013-14 中国(8-4) 韓国(5-5) 日本(1-5)
16 2014-15 中国(6-3) 韓国(4-5) 日本(3-5)
17 2015-16 中国(5-4) 韓国(5-5) 日本(4-5)
18 2016-17 中国(8-1) 韓国(2-5) 日本(1-5)
19 2017-18 韓国(8-3) 中国(5-5) 日本(0-5)
20 2018-19 中国(8-1) 韓国(2-5) 日本(1-5)
21 2019-20 中国(8-4) 韓国(5-5) 日本(1-5)
22 2020-21 韓国(7-3) 中国(4-5) 日本(2-5)
23 2021-22 韓国(6-4) 日本(5-5) 中国(3-5)
24 2022-23 韓国(7-4) 中国(6-5) 日本(1-5)
25 2023-24 韓国(6-4) 中国(7-5) 日本(1-5)

過去の戦績

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回次 年度 勝抜き順
1 1999-2000 睦鎮碩山下敬吾邱峻
工藤紀夫(睦)
羅洗河(工藤)
金栄三(羅)
依田紀基(金、王磊
曺薫鉉(依田)
常昊(曺、山田規三生劉昌赫
趙善津(常)
李昌鎬(趙、馬暁春
2 2000-01 崔哲瀚余平王銘琬劉菁
小林覚(崔)
邵煒剛(小林)
睦鎮碩(邵)
武宮正樹(睦)
常昊(武宮、崔明勲
山下敬吾(常)
曺薫鉉(山下、兪斌
加藤正夫(曺)
李昌鎬(加藤)
3 2001-02 邵煒剛(淡路修三
崔哲瀚(邵、小林光一
羅洗河(崔、山下敬吾、崔珪昞
中野寛也(羅)
劉昌赫(中野)
兪斌(劉、加藤正夫)
曺薫鉉(兪)
常昊(曺)
李昌鎬(常、周鶴洋
4 2002-03 朴永訓古力王立誠、常昊、張栩
孔傑(朴)
小林光一(孔、尹炫晳)
胡耀宇(小林、金承俊、加藤正夫、曺薫鉉、依田紀基)
李昌鎬(胡、羅洗河)
5 2003-04 張栩(兪斌、許暎皓)
王磊(張、洪旼杓
小林光一(王、朴鋕恩、周鶴洋)
元晟溱(小林、胡耀宇、柳時熏
古力(元)
加藤正夫(古)
李昌鎬(加藤、林海峰
6 2004-05 三村智保(韓鐘振)
周鶴洋(三村、安達勲)
高尾紳路(周、劉昌赫)
彭筌(高尾)
崔哲瀚(彭)
趙治勲(崔)
羅洗河(趙)
李昌鎬(羅、張栩、王磊、王銘琬、王檄
7 2005-06 羽根直樹(姜東潤、王尭
柳才馨(羽根)
劉星(柳)
三村智保(劉)
元晟溱(三村)
謝赫(元、山田規三生)
趙漢乗(謝、高尾紳路、常昊)
依田紀基(趙、孔傑、李昌鎬)
8 2006-7 羽根直樹(王磊、曺薫鉉)
彭筌(羽根、崔哲瀚、今村俊也、元晟溱、山田規三生)
朴永訓(彭、高尾紳路、陳耀燁、依田紀基)
孔傑(朴)
李昌鎬(孔、古力)
9 2007-08 羽根直樹(彭筌)
洪旼杓(羽根)
王檄(洪、河野臨、趙漢乗)
山田規三生(王)
睦鎮碩(山田、胡耀宇、依田紀基)
常昊(睦、高尾紳路、李昌鎬、朴永訓) (残り:古力)
10 2008-09 柁嘉熹許映皓、山下敬吾、尹畯相、河野臨)
姜東潤(柁、山田規三生、朴文尭、羽根直樹、邱峻)
高尾紳路(姜)
常昊(高尾)
李世乭(常、古力) (残り:李昌鎬)
11 2009-10 金志錫(山下敬吾、丁偉、高尾紳路)
謝赫(金、井山裕太金昇宰、山田規三生、尹畯相)
羽根直樹(謝、朴永訓
劉星(羽根)
李昌鎬(劉、古力、常昊)
12 2010-11 李世乭(王檄、井山裕太)
謝赫(李、坂井秀至、林承華、羽根直樹)
睦鎮碩(謝)
高尾紳路(睦、柁嘉熹
崔哲瀚(高尾、周睿羊結城聡、孔傑)(残り:李昌鎬)
13 2011-12 周睿羊(高尾紳路)
安国鉉(周睿羊、坂井秀至)
檀嘯(安国鉉、羽根直樹、姜儒澤、結城聡)
金志錫(檀嘯、山下敬吾、朴文尭、古力)
謝赫(金志錫、元晟溱、李昌鎬)
14 2012-13 檀嘯(高尾紳路、李東勲伊田篤史
李浩範(檀)
富士田明彦(李)
王檄(富士田、金志錫、安斎伸彰)
崔哲瀚(王、村川大介、陳耀燁)
謝赫(崔)
朴廷桓(謝、江維傑)
15 2013-14 范廷鈺(中国) - 姚智騰、崔基勳、安斎伸彰
姜東潤(韓国) - 范廷鈺、河野臨
陳耀燁(中国) - 姜東潤、結城聡崔哲瀚
張栩(日本) - 陳耀燁
金志錫(韓国) - 張栩
檀嘯(中国) - 金志錫
朴廷桓(韓国) - 檀嘯、周睿羊
時越(中国) - 朴廷桓
16 2014-15 一力遼(日本) - 卞相壹
柁嘉熹(中国) - 一力遼
姜東潤(韓国) - 柁嘉熹、伊田篤史
王檄(中国) - 姜東潤、村川大介安成浚河野臨
朴廷桓(韓国) - 王檄
井山裕太(日本) - 朴廷桓、羋昱廷
金志錫(韓国) - 井山裕太
連笑(中国) - 金志錫
17 2015-16 一力遼(日本) - 白賛僖、范蘊若閔詳然
鄔光亜(中国) - 一力遼
崔哲瀚(韓国) - 鄔光亜、伊田篤史
古力(中国) - 崔哲瀚、河野臨朴廷桓
村川大介(日本) - 古力
李世乭(韓国) - 村川大介、連笑井山裕太
柯潔(中国) - 李世乭
1-4局(10/20-23)は重慶、5-9局(11/27-12/1)は釜山、10-14局(3/1-5)は上海で開催
18 2016-17 一力遼(日本) - 李世乭
范廷鈺(中国) - 一力遼、李東勲張栩姜東潤河野臨金志錫村川大介
朴廷桓(韓国) - 范廷鈺、井山裕太
范蘊若(中国) - 朴廷桓 (残り:柯潔柁嘉熹連笑
1-4局(9/27-30)は安図県、5-9局(11/25-29)は釜山、10-11局(2/21-22)は上海で開催
19 2017-18 申旻埈(韓国) - 范廷鈺余正麒周睿羊許家元陳耀燁山下敬吾
党毅飛(中国) - 申旻埈、一力遼金明訓井山裕太申眞諝
金志錫(韓国) - 党毅飛、柯潔 (残り:朴廷桓
1-4局(9/19-22)は瀋陽、5-9局(11/24-28)は釜山、10-11局(2/26-3/1)は上海で開催
20 2018-19 芝野虎丸(日本) - 安国鉉
范廷鈺(中国) - 芝野虎丸、申旻埈本木克弥崔哲瀚許家元李世乭一力遼
朴廷桓(韓国) - 范廷鈺、井山裕太
党毅飛(中国) - 朴廷桓 (残り:辜梓豪柯潔時越
1-4局(10/16-19)は北京、5-9局(11/23-27)は釜山、10-11局(2/18-19)は上海で開催
21 2019-20 元晟溱(韓国) - 村川大介
楊鼎新(中国) - 元晟溱、山下敬吾金志錫一力遼李東勲許家元申眞諝
井山裕太(日本) - 楊鼎新
朴廷桓(韓国) - 井山裕太、羋昱廷范廷鈺(*)、謝爾豪
柯潔(中国) - 朴廷桓

1-4局(10/15-18)は北京、5-9局(11/22-26)は釜山、10-14局(8/18-22)はネット対局で開催
(*)朴廷桓-范廷鈺戦は、パソコン不具合発生のため引き分け、翌日先後を入れ替えて再対局した[2]

22 2020-21 洪基杓(韓国) - 范廷鈺
許家元(日本) - 洪基杓
辜梓豪(中国) - 許家元、姜東潤村川大介
申旻埈(韓国) - 辜梓豪
芝野虎丸(日本) - 申旻埈
唐韋星(中国) - 芝野虎丸
申眞諝(韓国) - 唐韋星、井山裕太楊鼎新一力遼柯潔 (残り:朴廷桓

(全局をネット対局で開催)

23 2021-22 元晟溱(韓国) - 芝野虎丸
李維清(中国) - 元晟溱
許家元(日本) - 李維清
朴廷桓(韓国) - 許家元
范廷鈺(中国) - 朴廷桓
井山裕太(日本) - 范廷鈺、卞相壹李欽誠申旻埈
羋昱廷(中国) - 井山裕太
申眞諝(韓国) - 羋昱廷(*)、余正麒柯潔一力遼

(全局をネット対局で開催)
(*)申眞諝-羋昱廷戦はパソコン反応の遅延により時間切れが発生したが、翌日先後を入れ替えて再対局した[3][4]

24 2022-23 范廷鈺(中国) - 一力遼申旻埈許家元
姜東潤(韓国)- 范廷鈺、芝野虎丸柁嘉熹(*)、余正麒
連笑(中国) - 姜東潤
井山裕太(日本)- 連笑
朴廷桓(韓国)- 井山裕太、柯潔
辜梓豪(中国)- 朴廷桓、卞相壹
申眞諝(韓国) - 辜梓豪

(全局をネット対局で開催)
(*)姜東潤-柁嘉熹戦は4コウ無勝負となったため同日再対局した[5]

25 2023-24

許家元(日本) - 偰玹準
謝爾豪(中国)- 許家元、卞相壹芝野虎丸元晟溱一力遼朴廷桓余正麒
申眞諝(韓国)- 謝爾豪、井山裕太趙晨宇柯潔丁浩辜梓豪
(1-4局(10/17-20)は北京、5-9局(11/30-12/4)は釜山、10-14局(2/19-23)は上海で開催)

26 2024–25

柯潔 - 偰玹準広瀬優一
金明訓 - 柯潔、井山、范廷鈺、許
謝爾豪 - 金明訓、一力、申旻埈

連勝記録

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  • 14連勝 李昌鎬(韓国) 第1回2連勝、第2回1勝、第3回2連勝、第4回2連勝、第5回2連勝、第6回5連勝と、第7回に依田紀基に敗れるまでの6年間無敗を記録した。
  • 7連勝 范廷鈺(中国)第18回、第20回、楊鼎新(中国)第21回、謝爾豪九段(中国)第25回
  • 6連勝 申旻埈(韓国)第19回
  • 5連勝 胡耀宇(中国) 第4回、彭筌(中国)第8回、姜東潤(韓国)第10回、謝赫(中国)第11回、党毅飛(中国)第19回、申眞諝(韓国) 第22回

臨時企画

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囲碁レジェンド国別対抗戦

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2021年1月に特別イベント「囲碁レジェンド国別対抗戦(바둑의 전설 국가대항전、围棋的传说 国家对抗赛)」として、日本、韓国、中国の各2名によるリーグ戦2ラウンドを実施。優勝賞金は5000万ウォン。

  • 第1ラウンド(1/15-17)
  • 第2ラウンド(1/22-24)
    • 韓国 1-1 日本(李昌鎬 - ○依田紀基、曺薫鉉○ - 小林光一)
    • 中国 2-0 日本(聶衛平○ - 小林光一、常昊○ - 依田紀基)
    • 韓国 1-1 中国(李昌鎬 - ○常昊、曺薫鉉○ - 聶衛平)

順位 優勝:韓国(6-2)、2位:中国(5-3)、3位:日本(1-7)

外部リンク

韓中クラシックスーパーマッチ

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2022年1月に「韓中クラシックスーパーマッチ(한ㆍ중 클래식 슈퍼 매치에、中韩经典超级赛)」として、韓国、中国チーム各3名による対抗戦が行われた。優勝賞金は6000万ウォン。

  • 第1戦 中国 2-1 韓国(常昊○ - 曺薫鉉於之瑩○ - 李昌鎬劉小光 - ○崔精
  • 第2戦 韓国 2-1 中国(李昌鎬 - ○常昊、曺薫鉉○ - 劉小光、崔精○ - 於之瑩)
  • 第3戦 韓国 2-1 中国(李昌鎬○ - 劉小光、曺薫鉉 - ○於之瑩、崔精○ - 常昊)

順位 優勝:韓国(5-4)、2位:中国(4-5)

外部リンク

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関連項目

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外部リンク

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