安中町
安中町 | |
---|---|
八尾駅 北口 | |
北緯34度37分1.84秒 東経135度36分4.67秒 / 北緯34.6171778度 東経135.6012972度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 八尾市 |
面積 | |
• 合計 | 0.429 km2 |
人口 | |
• 合計 | 6,262人 |
• 密度 | 15,000人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
581-0085[2] |
市外局番 | 072(八尾MA)[3] |
ナンバープレート | 大阪 |
安中町(やすなかちょう)は、大阪府八尾市の地名。現行行政地名は安中町一丁目から安中町九丁目。住居表示は実施済み[4]。
歴史
[編集]令制国一覧 > 畿内 > 河内国 > 渋川郡 > 安中新田、植松村の一部ほか
日本 > 近畿地方 > 大阪府 > 中河内郡 > 龍華町( - 1948年) > 大字安中
宝永元年(1704年)の大和川付け替え後の新田開発により創生された地域である。玉手村の安福寺が中心となって新田開発を行ったため新田名が「安中」となったといわれる。検地後の石高は470石余。ほとんどが綿作だった。最初、江戸幕府直轄支配、宝暦6年以降大坂城代領、京都所司代を経て明和7年以降再び幕府直轄支配となり幕末に至る。
明治維新以降に安中村となり、1889年(明治22年)の市町村制施行に伴い龍華村の大字となる。同年に大阪鉄道が開通して八尾駅が開設された。そのころには新田経営に行き詰まり、地域内に製糸工場や油脂工場が建てられた。
太平洋戦争後の1948年(昭和23年)に八尾市の大字となり、1964年(昭和39年)に大字安中は、曙町(ほとんど)、相生町(1,4丁目の各一部)、高美町(7丁目)、南本町(9丁目)、植松町(1丁目、3丁目の一部)、栄町(1,2丁目の各一部)、高町(ほとんど)、東久宝寺(1丁目の一部) などに分割整理され、かつての大字植松の一部(植松溝の側町、植松一本松町、植松立花町の一部、植松陽光園町の一部、植松松山町の一部)を取り込み、現在の町域となり、町名変更されて安中町となる。
地理
[編集]地域の大半(2,3,4,5,9丁目あたり)は旧大和川(久宝寺川)の川床だった場所にあり、周囲より標高が若干高い。その中央付近を井路川水路である長瀬川が流れる。現在は住宅地・商業地と化している。
世帯数と人口
[編集]2020年(令和2年)3月31日現在(八尾市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
安中町一丁目 | 185世帯 | 302人 |
安中町二丁目 | 315世帯 | 668人 |
安中町三丁目 | 971世帯 | 2,197人 |
安中町四丁目 | 230世帯 | 450人 |
安中町五丁目 | 313世帯 | 692人 |
安中町六丁目 | 324世帯 | 718人 |
安中町七丁目 | 177世帯 | 322人 |
安中町八丁目 | 418世帯 | 721人 |
安中町九丁目 | 115世帯 | 192人 |
計 | 3,048世帯 | 6,262人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 6,067人 | [5] | |
2000年(平成12年) | 5,843人 | [6] | |
2005年(平成17年) | 6,766人 | [7] | |
2010年(平成22年) | 6,788人 | [8] | |
2015年(平成27年) | 6,547人 | [9] |
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 2,325世帯 | [5] | |
2000年(平成12年) | 2,370世帯 | [6] | |
2005年(平成17年) | 2,796世帯 | [7] | |
2010年(平成22年) | 2,843世帯 | [8] | |
2015年(平成27年) | 2,788世帯 | [9] |
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2020年5月時点)[10]。
丁目 | 番 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
安中町一丁目 | 全域 | 八尾市立安中小学校 | 八尾市立成法中学校 |
安中町二丁目 | 全域 | ||
安中町三丁目 | 全域 | ||
安中町四丁目 | 全域 | ||
安中町五丁目 | 全域 | ||
安中町六丁目 | 全域 | ||
安中町七丁目 | 全域 | 八尾市立高美南小学校 | 八尾市立高美中学校 |
安中町八丁目 | 全域 | ||
安中町九丁目 | 全域 |
事業所
[編集]2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[11]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
安中町一丁目 | 46事業所 | 755人 |
安中町二丁目 | 29事業所 | 142人 |
安中町三丁目 | 55事業所 | 416人 |
安中町四丁目 | 33事業所 | 319人 |
安中町五丁目 | 5事業所 | 22人 |
安中町六丁目 | 13事業所 | 169人 |
安中町七丁目 | 3事業所 | 12人 |
安中町八丁目 | 26事業所 | 165人 |
安中町九丁目 | 23事業所 | 173人 |
計 | 233事業所 | 2,173人 |
安中町に本社を置く企業
[編集]- 株式会社 飯田 - 酒類食品総合卸売・清酒「長龍」の製造販売[12]
施設
[編集]- JR八尾駅
- ファミールハイツ八尾、ファミールアクシス八尾
- 市立青少年運動広場
- 市営安中住宅
- 安中人権ふれあいセンター
- 日本バルカー工業(現バルカー[13])工場
- 安中老人福祉センター
- 建物正面(安中診療所前交差点北西角)に八尾街道と信貴道の道標があり、八尾市教育委員会の説明碑がある。
- 安中診療所
交通
[編集]主要道路
[編集]鉄道
[編集]出身・ゆかりのある人物
[編集]- 柴谷光謹(政治家) - 八尾市長(第5代)。1967年(昭和42年)安中町一丁目に事務所を置き日本社会党から立候補、28歳で八尾市議会議員になった[14]。
- ジミー大西 - 吉本興業お笑いタレント。幼少期から柴谷光謹宅の隣に住んでいた[15]。
- 橋下徹(タレント、弁護士、政治家)[16] - 大阪府知事、大阪市長を務めた。2008年1月、知事選挙の時、八尾市内での街頭演説で橋下は「私は安中地区に住んでいました。」と述べている[16]。「橋下」姓は安中では「ハシシタ」と呼ばれている[17]。橋下の出自が話題になったとき橋下はTwitterで「実父と叔父がむちゃくちゃやんちゃくれで、暴力団関係者であったことは周囲の話からは聞いた。同和地区に住んでいたことも事実。」とコメントしている[18]。
- 橋下博焏(元暴力団土井組組員)[17] - 橋下徹の実父の弟(叔父)で、「丸万土木」という土建屋をやっていた[17]。「丸万土木」は1974年に設立され、1996年に倒産した[17]。「丸万土木」は主に水道工事を請け負い、近隣の同和事業を一手に引き受けた[17]。橋下の叔父の水道工事会社は地元八尾市の指名業者でもあったが、部落解放同盟大阪府連が資金源獲得のために設立した直轄の建設業者組織「大阪府同和建設協会(同建協)」の会員でもあった[16]。
その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “町丁字別人口・世帯数(令和2年3月末日現在)”. 八尾市 (2020年4月9日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ a b “安中町の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “住居表示の実施区域一覧”. 八尾市 (2014年5月19日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ “住所からの校区一覧”. 八尾市. 2020年5月6日閲覧。
- ^ “平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ 会社概要|飯田グループ
- ^ 2018年(平成30年)10月に商号を変更
- ^ 1967年(昭和42年)5月5日「八尾市時報」(現やお市政だより)第335号
- ^ 。よしもとニュースセンター : ジミー大西が田中誠太八尾市長を表敬訪問 - 2014年10月7日
- ^ a b c 『平成日本タブー大全2008』91-105頁。
- ^ a b c d e 『新潮45 2011年11月号』32-41頁。
- ^ 橋下徹Twitter(2011年10月28日)。
- ^ “郵便番号簿 2019年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年11月4日閲覧。
参考文献
[編集]- 『平凡社 大阪府の地名II』(ISBN 4-582-49028-X) 1010ページ。
- 『角川日本地名大辞典』(安中町(近代)、(JLogos版))。
- 一ノ宮美成+グループ・k21、鈴木智彦、西岡研介、野中恭太郎、松本弘樹、溝口敦、山本譲司ほか『平成日本タブー大全2008』宝島社、2008年。
- 『新潮45 2011年11月号』新潮社、2011年。
関連項目
[編集]高町、栄町、陽光園、明美町、松山町 | ||||
渋川町 | 南本町 | |||
安中町 | ||||
春日町 | 植松町、相生町 |