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松原市

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まつばらし ウィキデータを編集
松原市
松原市旗 松原市章
松原市旗
1983年5月4日制定
松原市章
1955年2月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
市町村コード 27217-5
法人番号 6000020272175 ウィキデータを編集
面積 16.66km2
総人口 114,911[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 6,897人/km2
隣接自治体 大阪市住吉区東住吉区平野区)、堺市北区美原区)、八尾市藤井寺市羽曳野市
市の木 マツ
市の花 バラ
松原市役所
市長 澤井宏文
所在地 580-8501
大阪府松原市阿保一丁目1番1号
北緯34度34分40秒 東経135度33分07秒 / 北緯34.57786度 東経135.55186度 / 34.57786; 135.55186座標: 北緯34度34分40秒 東経135度33分07秒 / 北緯34.57786度 東経135.55186度 / 34.57786; 135.55186
地図
市庁舎位置

松原市役所
松原市役所
外部リンク 公式ウェブサイト (日本語)

松原市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
松原市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

松原市(まつばらし)は、大阪府南河内地域に位置する。1955年(昭和30年)市制施行。

概要

大阪市堺市に隣接し、大阪府のほぼ中央に位置することから大阪のへそと呼称される。

飛鳥時代に整備された難波宮から南へ伸びる難波大道と、横大路を介して飛鳥京に至る竹内長尾街道から構成される日本最古の官道群(古代シルクロードの一部)が市の全域を貫いており、万葉の頃から文化・経済交流において重要な役割を果たした交通の要衝であった。

現在も6車線以上の高速道路しか接続されていない国内唯一のジャンクションである松原ジャンクションが所在し[1]、約16km2の狭い域内に5本の高速道路が走る道の街として日本の交通網の一翼を担っている。

地理

現在の大阪府の地域区分では南河内地域に含まれるが、丹南・河合の2大字以外は旧中河内郡の町村である。

大阪府のほぼ中央にあり、大阪市と堺市に隣接しており、大阪市などのベッドタウンとして発展してきた。

隣接している自治体・行政区

人口

2015年(平成27年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.09%減の120,750人であり、増減率は府下43市町村中28位、72行政区域中51位。

松原市と全国の年齢別人口分布(2005年) 松原市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 松原市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
松原市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 111,562人
1975年(昭和50年) 132,662人
1980年(昭和55年) 135,849人
1985年(昭和60年) 136,455人
1990年(平成2年) 135,919人
1995年(平成7年) 134,457人
2000年(平成12年) 132,562人
2005年(平成17年) 127,276人
2010年(平成22年) 124,594人
2015年(平成27年) 120,750人
2020年(令和2年) 117,641人
総務省統計局 国勢調査より


町名

松原市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

町名 町名の読み 設置年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施直前の町名 備考
丹南一〜六丁目 たんなん 1969年12月1日 年月日
岡一〜七丁目 おか 1969年12月1日 年月日
新堂一〜五丁目 しんどう 1969年12月1日 年月日
立部一〜五丁目 たつべ 1969年12月1日 年月日
上田一〜八丁目 うえだ 1966年10月1日(一・二) 年月日
1969年12月1日(三〜八) 年月日
阿保一〜七丁目 あお 1966年10月1日 年月日
西大塚一・二丁目 にしおおつか 1969年12月1日 年月日
柴垣一・二丁目 しばがき 1969年12月1日 年月日
田井城一〜六丁目 たいじょう 1966年10月1日(一〜五) 年月日
1979年10月1日(六) 年月日
河合一〜六丁目 かわい 1973年7月1日 年月日
高見の里一〜六丁目 たかみのさと 1966年10月1日(一・二) 年月日
1969年12月1日(三〜六) 年月日
松ケ丘一〜四丁目 まつがおか 1966年10月1日(一〜三) 年月日
1994年5月9日(四) 年月日
天美我堂一〜丁目 あまみがどう 1969年12月1日 年月日
天美東一〜九丁目 あまみひがし 1967年10月1日 年月日
天美南一〜六丁目 あまみみなみ 1967年10月1日 年月日
天美西一〜八丁目 あまみにし 1967年10月1日 年月日
天美北一〜八丁目 あまみきた 1967年10月1日 年月日
大堀一〜五丁目 おおぼり 1994年5月9日 年月日
別所一〜九丁目 べっしょ 1994年5月9日 年月日
一津屋一〜六丁目 ひとつや 1994年5月9日 年月日
小川一〜六丁目 おがわ 1994年5月9日 年月日
若林一・二丁目 わかばやし 1994年5月9日 年月日
東新町一〜五丁目 ひがししんまち 1973年7月1日 年月日
南新町一〜六丁目 みなみしんまち 1973年7月1日 年月日
北新町一〜六丁目 きたしんまち 1973年7月1日 年月日
三宅東一〜七丁目 みやけひがし 1979年10月1日 年月日
三宅中一〜八丁目 みやけなか 1979年10月1日 年月日
三宅西一〜七丁目 みやけにし 1979年10月1日 年月日
西野々一・二丁目 にしのの 1994年5月9日 年月日

歴史

行政

澤井宏文市長(2009年就任)

歴代市長

氏名 就任 退任
初代 保田俊一郎 1955年 1959年
2代 森井新造 1959年 1963年
3代 保田俊一郎 1963年 1967年
4代 長谷川正彦 1967年 1974年
5代 土橋忠昭 1974年 2001年
6代 中野孝則 2001年 2009年
7代 澤井宏文 2009年 現職

姉妹都市・提携都市

国内
  • 月ヶ瀬村奈良県
    • 1985年9月7日友好都市提携
    • 奈良市編入後は松原市・奈良市月ヶ瀬地区友好交流協議会として残る。
国外

議会

市議会

定数は18人。2019年9月11日時点での会派構成は以下の通り[4]

会派名 議席数 所属党派
公明党 4 公明党
自由民主党 4 自由民主党
日本共産党 4 日本共産党
大阪維新の会 2 大阪維新の会
まつばら未来 2
無所属 1

衆議院

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
浦野靖人 48 日本維新の会 114,861票
加納陽之助 41 自由民主党 67,887票
為仁史 72 日本共産党 29,570票

経済

天美駅前東商店会(ハートフルAMAMI)

金網工業

現在、松原市内で金網業を営む事業所は、約50軒で、編目が極めて細かいハイメッシュのステンレス製金網の製造者が多く、平織、綾織等の織金網を中心に溶接金網、コンベア金網、クリンプ金網など各種産業で利用されている[5]。市役所のエントランスホールには地場産業のPRを目的に、ウジェーヌ・ドラクロアによって描かれた「民衆を導く自由」を金網で織り上げた大壁画が飾られている[6]

真珠製核業

松原の地域産業のひとつに、真珠製核業がある。現在製核業者は三宅、別所、大堀地区に分布し市の北東部に位置している。市内の製核業者は14件で、現存するものでは1947年(昭和22年)創業の事業所が最も古く、7割強の事業所が昭和30年代にかけて創業されている[5]

印材業

水牛や象牙等の材料から加工された印材に名前を彫刻することによって印鑑が完成する。代表的な水牛の印材についてみると、生産量で全国のトップが松原市であり、現在印材製造会社が13軒ある。[5]

松原市に本社を置く企業

松原市に拠点・事業所を置く企業

金融機関

都市銀行は2006年までみずほ銀行も出店していたため、都市銀行全行が市内に店舗を有していた時期がある。また、大阪府に本店を置く地方銀行は2021年現在も全行が市内に出店している。
※ なお、証券会社はアイザワ証券が撤退したため、2017年現在は有人店舗が存在しない。藤井寺市大阪市阿倍野区天王寺区の店舗が最寄りの有人店舗となる。

日本郵政グループ

(2012年12月現在)

  • 松原郵便局(上田) - 集配局。
  • 松原駅前郵便局(上田)
  • 松原三宅郵便局(三宅中)
  • 松原天美(あまみ)郵便局(天美南)
  • 松原天美南郵便局(天美南)
  • 松原天美北郵便局(天美北)
  • 松原天美西郵便局(天美西)
  • 松原天美東郵便局(天美東)
  • 松原別所郵便局(別所)
  • 松原高見郵便局(高見の里)
  • 松原新町郵便局(南新町)
  • 松原岡郵便局(岡)
  • 松原一津屋(ひとつや)郵便局(一津屋)
  • ゆうちょ銀行
    • 大阪支店 松原出張所(上田/松原郵便局と併設)(ATMはホリデーサービス実施)
    • 大阪支店 近鉄河内松原駅内出張所(上田)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
    その他、各郵便局にATMが設置されており、★印の郵便局ではホリデーサービスを実施。

※ 松原市内各区域の郵便番号は「580-00xx」(松原郵便局の集配担当)となっている。

教育

阪南大学
大阪府立生野高等学校

大学

私立

高校

公立
私立

中学校

小学校

幼稚園

公立
  • 松原市立松原幼稚園
  • 松原市立松原西幼稚園
  • 松原市立三宅幼稚園
  • 松原市立まつかぜ幼稚園
  • 松原市立四つ葉幼稚園 - 天美幼稚園、布忍幼稚園、あまみが丘幼稚園、中央幼稚園を統合。
  • 松原市立恵我幼稚園 - 園舎老朽化の為休園。
私立

交通

近鉄南大阪線河内松原駅

鉄道

近畿日本鉄道

南大阪線河内天美駅 - 布忍駅 - 高見ノ里駅 - 河内松原駅

中心となる駅:河内松原駅

松原市内の駅ではないが、Osaka Metro 御堂筋線 北花田駅堺市北区)を利用する市民もいる。[独自研究?]

路線バス

※堺市の美原公共施設循環バス(みはらふれあい号)は市内に停留所はなかったが、堺市との境界付近の丹南を通っていた(2013年6月末日廃止[9])。

道路

公共施設等

松原市民松原図書館

市のシンボルとPR活動

  • 市の木は「マツ」で、市の花は「バラ」である[10]。あわせて「マツバラ」と言う洒落た発想である。そのためマンホール・各種公共桝にはマツとバラが綺麗にデザインされたもので、平仮名で「まつばら おすい」と表示されている。
  • 市章は松葉を円形にあしらったもので、1955年(昭和30年)2月1日の市制施行にあたって公募で制定された[10]
  • 2010年(平成22年)に、松原市市制55周年を記念して「マツ」と「バラ」をイメージしたゆるキャラ「マッキー」が誕生した[10]
  • 2015年、松原市市制施行60周年を記念して、flumpoolが松原市観光親善大使に就任。[11]
  • 2015年、インターネットアニメ「まつばらくん」が市制60周年記念として制作され、ゆるすぎるゆるキャラとして話題になった。監督は岡崎体育の「MUSIC VIDEO」や自主制作アニメ「寿司くん」監督でありバンド「ヤバイTシャツ屋さん」ボーカルの小山拓也、イラストは「寿司くん」作画担当の朝倉チサト。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

大塚山古墳
古墳・遺跡
神社
寺院
その他
  • 中山家住宅 - 主屋・寝部屋・瀬戸物蔵・炭蔵綿蔵・長屋長屋門・湯殿・南蛮蔵・二階蔵・塀・米蔵・二階蔵・本蔵及び裏門が国の登録有形文化財
  • 丹南陣屋跡 - 高木氏が藩主をつとめた丹南藩の陣屋跡地。

著名な出身者

政治家

芸能

スポーツ

実業家・文化人

ゆかりの人物

市域の指定・登録文化財

国登録有形文化財

  • 中山家住宅[12]
  • 田中家住宅(高見の里所在)[13]
  • 田中家住宅(南新町所在)[14]
  • 嶋田家住宅[15]

大阪府指定有形文化財

松原市指定有形文化財

日本遺産

脚注

  1. ^ 令和4年度道路関係予算概算要求概要 国土交通省道路局・国土交通省都市局 2022年1月18日閲覧
  2. ^ 高潮の阪神沿道で三百人行方不明『大阪毎日新聞』昭和9年9月22日号外(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p330 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  3. ^ 平成26年度国際交流事業|松原市”. www.city.matsubara.lg.jp. 2019年11月9日閲覧。
  4. ^ 議員紹介|松原市”. www.city.matsubara.lg.jp. 2019年10月1日閲覧。
  5. ^ a b c 松原の産業 / 松原市の地場産業”. 松原商工会議所. 2019年10月1日閲覧。
  6. ^ マツバラ金網が寄贈。「金網のまち 松原」市役所エントランスホールに金網で織り上げた大壁画が登場(平成26年7月28日)”. 松原市役所. 2019年10月1日閲覧。
  7. ^ 近鉄バス 大堀線(河内天美駅前~大堀)取り止めのお知らせ
  8. ^ 河内天美駅前~セブンパーク天美間の一般乗合バスの運行開始について”. 近鉄バス (2021年10月13日). 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。
  9. ^ a b ふれあいバス・みはらふれあい号廃止の告知 Archived 2013年9月20日, at the Wayback Machine.
  10. ^ a b c 松原市ガイド 松原市 (2024年10月23日閲覧)
  11. ^ flumpoolが松原市観光親善大使に就任
  12. ^ 国登録有形文化財 中山家住宅”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  13. ^ 国登録有形文化財 田中家住宅(高見の里所在)”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  14. ^ 国登録有形文化財 田中家住宅(南新町所在)”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  15. ^ 国登録有形文化財 嶋田家住宅”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  16. ^ 大阪府指定天然記念物 来迎寺のいぶき”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  17. ^ 大阪府指定有形文化財 布忍神社本殿 附木片”. 松原市. 2022年7月7日閲覧。
  18. ^ 松原市指定有形文化財 大林寺 木造十一面観音立像”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  19. ^ 松原市指定有形文化財 布忍神社 布忍八景扁額”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  20. ^ 松原市指定有形文化財 栄久寺 紙本墨書教如上人消息”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  21. ^ 松原市指定有形文化財 西方寺 木造阿弥陀如来立像”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  22. ^ 松原市指定有形文化財 西方寺 木造阿弥陀如来立像(旧豊興寺本尊)”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  23. ^ 松原市指定有形文化財 西方寺 木造十一面観音立像”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  24. ^ 松原市指定有形文化財 来迎寺 紙本著色融通念仏縁起絵巻”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  25. ^ 松原市指定有形文化財 来迎寺 木造阿弥陀如来立像”. 松原市. 2022年7月8日閲覧。
  26. ^ 竹内街道・横大路(大道)~難波から飛鳥へ日本最古の官道~”. 竹内街道・横大路~難波から飛鳥へ日本最古の官道「大道」~活性化実行委員会. 2022年7月7日閲覧。
  27. ^ 日本遺産ポータルサイト”. 文化庁文化財部記念物課. 2022年7月7日閲覧。

関連項目

外部リンク