宮脇富
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宮脇 富(みやわき あつし、1883年8月18日[1] - 1968年5月29日[2])は、大正期から昭和期の日本の畜産学者。専門は畜産物理用学。学位は、農学博士(北海道帝国大学)。「宮脇冨」とも表記される。
生涯
[編集]<主な出典:[3]>
島根県安濃郡鳥井村(現・大田市)出身。14歳で渡道[4]。1902年、札幌農学校卒業[5]。1902年、浅羽農場に就職[6]。1907年、カンザス州立大学農科大学卒業[7]。1907年、カンザス州立大学農科大学助教授。1911年、帰国後、東北帝国大学農科大学助教授。1918年、北海道帝国大学農科大学助教授。1919年、北海道帝國大学農学部助教授。1920年、北海道帝国大学にて農学博士を受く。1924年、北海道帝国大学農学部教授。1925年、北海道帝国大学農学部応用食品科学研究室教授[8]。1941年、帯広高等獣医学校校長。1944年、帯広獣医畜産専門学校校長。1946年、帯広農業専門学校校長。1949年[9]、帯広畜産大学初代学長。北海道大学名誉教授。1953年8月、帯広畜産大学退官。1953年9月、札幌短期大学2代学長[10]。帯広畜産大学名誉教授。1954年成徳専門学校(現せいとく介護こども福祉専門学校)学校長。1958年、札幌短期大学退職。1959年成徳専門学校退職。
2004年5月に大田市に地元有志らによって顕彰碑が建立され、東京多摩に銅像が建立された[11]。
エピソード
[編集]<主な出典:[2]>
- 世界初の乳牛用搾乳機の実用化に成功した。また、コンデンスミルク開発に携わったほか、日本での酪農機械化・農業経営効率化に功績を残した。
- 日本初の酪農学科を創設し、大学行政に貢献した。
- 1933年より晩年までロータリークラブに関わり発展に尽力した。
受賞歴
[編集]- 1957年 カンザス大学より世界教育者として表彰された。
著書
[編集]- 『酪農概論』(義賢堂、1953年)
脚注
[編集]- ^ 『宮脇富』 - コトバンク
- ^ a b 『北海道人物・人材情報リスト 2017 第2巻』日外アソシエーツ、2016.11、123頁
- ^ コトバンク参照
- ^ 『思い出すままに』宮脇富、柏葉書院、1972年初版・2004年再版、39頁。
- ^ 同上63頁。
- ^ 同上69頁。
- ^ 同上103頁
- ^ 歴史&沿革 北海道大学 農学部
- ^ 国立大学法人帯広畜産大学広報室 編集発行 編「歴代校長・学長」『国立大学法人帯広畜産大学 2021大学概要』2021年7月、2頁。
- ^ 『札幌学院大学50年史 資料編』学校法人札幌学院大学、2000.3、304頁・311頁、宮脇富学長を囲む教職員と二部商業科学友会役員(2017年9月23日時点のアーカイブ)
- ^ 宮脇富、銅像宮脇富
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