コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

小港町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横浜市 > 中区 > 小港町
小港町
町丁
本牧フロント
地図北緯35度25分49秒 東経139度39分48秒 / 北緯35.43031度 東経139.66344度 / 35.43031; 139.66344
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 中区
人口情報2024年(令和6年)3月31日現在[1]
 人口 2,361 人
 世帯数 1,284 世帯
面積[2]
  0.138 km²
人口密度 17108.7 人/km²
設置日 1933年昭和8年)4月1日
郵便番号 231-0802[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

小港町(こみなとちょう)は、神奈川県横浜市中区町名[5]。現行行政地名は小港町1丁目から小港町3丁目(字丁目)で、住居表示は未実施[6]

地理

[編集]

中区東部に位置し、北は新山下三丁目、西から南にかけて山手町北方町本牧町・本牧宮原本牧十二天、東は錦町に接する。町内を南北に幹線道路山下本牧磯子線が通り、街の北部が1丁目、南部の山下本牧磯子線東側が2丁目、同西側が3丁目となる。1丁目東側の埋立地にはUR賃貸住宅「ビューコート小港」があり、人口は多い。ビューコート小港と本牧十二天の境には千代崎川の河口があるが、暗渠化されたのち2008年よりほとんどの区間で埋め立てられた[7]。1丁目西側と山手町との境の道は「ワシン坂」と呼ばれるが、坂の名の由来には諸説ある[8]。2丁目の全域と3丁目の一部は1946年に米軍に接収され、横浜海浜住宅として使用されてきたが、1982年に返還された[5]。2丁目には2008年11月21日に「イトーヨーカドー本牧」が開店[9]。不採算のため2016年7月18日に閉店となったのち、同年11月4日にコーナンノジマ三和を各テナントとした「本牧フロント」が開店した[10]

ワシン坂

歴史

[編集]

1933年(昭和8年)4月1日に、中区本牧町および北方町から新設された。1938年に北方町の一部、1941年には埋立地を編入。1970年に町域の一部を新山下三丁目に編入した[11]。町名は、字名の「小湊」から採られた。『新編武蔵風土記稿』の北方村の項に、「小名 小湊」の記録がある[12][13]

世帯数と人口

[編集]

2024年(令和6年)3月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯 人口
小港町1丁目 1,005世帯 1,823人
小港町2丁目 68世帯 143人
小港町3丁目 211世帯 395人
1,284世帯 2,361人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[14]
1,701
2000年(平成12年)[15]
2,371
2005年(平成17年)[16]
2,740
2010年(平成22年)[17]
2,610
2015年(平成27年)[18]
2,321
2020年(令和2年)[19]
2,310

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[14]
677
2000年(平成12年)[15]
969
2005年(平成17年)[16]
1,176
2010年(平成22年)[17]
1,149
2015年(平成27年)[18]
1,059
2020年(令和2年)[19]
1,122

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[20]

丁目 番地 小学校 中学校
小港町1丁目 全域 横浜市立大鳥小学校 横浜市立大鳥中学校
小港町2丁目 全域
小港町3丁目 全域

事業所

[編集]

2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]

丁目 事業所数 従業員数
小港町1丁目 23事業所 365人
小港町2丁目 6事業所 143人
小港町3丁目 29事業所 152人
58事業所 660人

事業者数の変遷

[編集]

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[22]
72
2021年(令和3年)[21]
58

従業員数の変遷

[編集]

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[22]
845
2021年(令和3年)[21]
660

施設

[編集]

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

警察

[編集]

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[24]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
小港町1丁目 全域 山手警察署 本牧ふ頭交番
小港町2丁目 全域
小港町3丁目 全域

脚注

[編集]
  1. ^ a b 令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年3月” (XLSX). 横浜市 (2024年4月5日). 2024年4月26日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 小港町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』pp.1010-1011
  6. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ “千代崎川の記憶を後世に”. タウンニュース. (2011年7月14日). https://www.townnews.co.jp/0113/2011/07/14/111060.html 2016年2月29日閲覧。 
  8. ^ 「ワシン坂」、「ガス山」、「イスパニア通り」の由来って何?”. はまれぽ.com (2011年6月2日). 2024年4月11日閲覧。
  9. ^ 11/21(金) 『イトーヨーカドー本牧』 開店』(pdf)(プレスリリース)セブン&アイ・ホールディングス、2008年10月22日https://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/company/news/pdf/2008/20081022_1.pdf2016年11月14日閲覧 
  10. ^ “イトーヨーカドー跡地 「本牧フロント」が開店 8店 一堂に”. タウンニュース. (2016年11月10日). https://www.townnews.co.jp/0113/2016/11/10/356698.html 2024年4月11日閲覧。 
  11. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』pp.390-391
  12. ^ 横浜の町名』p.65
  13. ^ 新編武蔵風土記稿北方村.
  14. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  17. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  18. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  19. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  20. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
  21. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  22. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  23. ^ 郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)
  24. ^ 交番案内/山手警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年5月6日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。 
  • 横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。 
  • 『県別マップル14 神奈川県道路地図』(第6版)昭文社、2016年、18,20頁。ISBN 978-4-398-62683-7 
  • 「北方村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ77久良岐郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763986/25