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不老町 (横浜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横浜市 > 中区 > 不老町
不老町
町丁
地図北緯35度26分29秒 東経139度38分11秒 / 北緯35.441469度 東経139.636497度 / 35.441469; 139.636497
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 中区
人口情報2024年(令和6年)3月31日現在[1]
 人口 1,105 人
 世帯数 929 世帯
面積[2]
  0.06 km²
人口密度 18416.67 人/km²
設置日 1889年明治22年)4月1日
郵便番号 231-0032[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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不老町(ふろうちょう)は、神奈川県横浜市中区町名[5]。現行行政地名は不老町1丁目から不老町3丁目(字丁目)で、住居表示未実施[6]。面積は0.060km²[2]

地理

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中区北西部に位置し、北西は万代町、南西は長者町、南東は翁町、北東は新横浜通り首都高を挟んで港町および横浜公園に接する。旧横浜市庁舎に近い北東側が1丁目となる。街のほぼ中央を、みなと大通りから伸びる幹線道路が貫く。1丁目はJR根岸線関内駅南口周辺の繁華街として飲食店等が多く出店している。不老町は正しくは関内地区ではないが、関内駅が最寄りであることから店舗名を「関内店」としている例も見られる[7]。2丁目には1962年横浜文化体育館が開館し、付帯施設の平沼記念レストハウスが隣接する。3丁目は、UR都市機構のアーベインルネス長者町をはじめ集合住宅が多い[5]。町内に鉄道は通っていないが、至近距離に根岸線関内駅南口(所在地は港町1丁目)および横浜市営地下鉄ブルーライン伊勢佐木長者町駅(最も近い出入口は万代町3丁目)がある。

歴史

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江戸時代に、掘割川を開削して生じた土砂で沼地を埋め立てた吉田新田の一部として開墾された。1873年明治6年)に現在の町名となる。当初は1~4丁目に分かれていたが、のちに1~3丁目に改められた。1889年(明治22年)4月1日に横浜市、1927年昭和2年)に横浜市中区の一部となる。1874年に一部を長者町に編入、1898年に埋立地を編入、1909年に一部を長者町・万代町に編入するとともに翁町の一部を編入したため、町域は当初より若干異なる[8]。地名は不老不死の地とされる霊山蓬莱に因んだ瑞祥地名である。小泉八雲は、1894年の著作『Glimpses of Unfamiliar Japan』の「At the Market of the Dead.」において、不老町を "the Street Everlasting." と紹介している[9][10]

世帯数と人口

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2024年(令和6年)3月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯 人口
不老町1丁目 108世帯 116人
不老町2丁目 95世帯 110人
不老町3丁目 726世帯 879人
929世帯 1,105人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[11]
180
2000年(平成12年)[12]
513
2005年(平成17年)[13]
642
2010年(平成22年)[14]
811
2015年(平成27年)[15]
1,061
2020年(令和2年)[16]
1,211

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[11]
138
2000年(平成12年)[12]
331
2005年(平成17年)[13]
463
2010年(平成22年)[14]
597
2015年(平成27年)[15]
865
2020年(令和2年)[16]
1,050

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[17]

丁目 番地 小学校 中学校
不老町1丁目 全域 横浜市立南吉田小学校 横浜市立横浜吉田中学校
不老町2丁目 全域
不老町3丁目 全域

事業所

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2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[18]

丁目 事業所数 従業員数
不老町1丁目 209事業所 2,824人
不老町2丁目 42事業所 706人
不老町3丁目 47事業所 581人
298事業所 4,111人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[19]
271
2021年(令和3年)[18]
298

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[19]
3,224
2021年(令和3年)[18]
4,111

その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[21]

丁目 !番・番地等 警察署 交番・駐在所
不老町1丁目 全域 伊勢佐木警察署 寿町交番
不老町2丁目 全域
不老町3丁目 全域

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年3月” (XLSX). 横浜市 (2024年4月5日). 2024年4月26日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 不老町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p.1014
  6. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ なか卯関内店
  8. ^ 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p.779
  9. ^ 『横浜の町名』p.71
  10. ^ 市・区・町の沿革”. 横浜市. 2021年8月11日閲覧。 “(ファイル元のページ)
  11. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  17. ^ 横浜市立小学校、横浜市立中学校及び横浜市立義務教育学校の通学区域並びに就学すべき学校の指定に関する規則”. 横浜市 (2023年4月1日). 2024年5月7日閲覧。
  18. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  19. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  20. ^ 郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)
  21. ^ 交番案内/伊勢佐木警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年5月6日閲覧。

参考文献

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  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日、779,1014頁。 
  • 横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月、71頁。 
  • 『県別マップル14 神奈川県道路地図』(第6版)昭文社、2016年、5頁。ISBN 978-4-398-62683-7