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平出の泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平出の泉
平出の泉
所在地 長野県塩尻市宗賀平出[1][2]
位置
平出の泉の位置(日本内)
平出の泉
北緯36度06分03秒 東経137度56分24秒 / 北緯36.10083度 東経137.94000度 / 36.10083; 137.94000座標: 北緯36度06分03秒 東経137度56分24秒 / 北緯36.10083度 東経137.94000度 / 36.10083; 137.94000
面積 0.00167[3] km2
最大水深 6[4] m
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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平出の泉(ひらいでのいずみ)は、長野県塩尻市にある。塩尻市指定の史跡

地理

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塩尻市中心市街地から離れた、山ぎわの平出集落に位置する[3]縄文時代から平安時代中期にかけての遺跡群である平出遺跡の一角にあって、長い歴史を共にしてきたとされている[3]。平出遺跡は国が1952年昭和27年)に指定した国指定の史跡であり[5]、「平出の泉とその周辺」についても1970年(昭和45年)、塩尻市の史跡に指定されている[6]。泉の近くには遺跡の出土品を保存・展示している平出遺跡考古博物館がある[7]

周囲をせき止めてにしており、面積16.7アール水深は最大で6メートルである[8]。1間に4リットルから5リットルの地下水がわき出しており、「底にあるも、光りをうけてキラキラ光る」[9]のが分かるほど清澄である[8]。地元では水の透明度合いで天気を占っていた[4]。澄んでいれば晴れ、濁り始めればやがて天気が崩れてくるという[4]

泉の水は水門を通って集落の用水路へと流れて行き、下流の農地を潤している[10]。水争いを避けるため、堰堤が築かれた江戸時代から厳格なしきたりに基づく水管理が行われてきた[7]上水道が整備される以前は飲料水としても利用されており[7]、「おは泉の水にかぎる」[11]と言われていた。

水温は1間を通してセ氏10前後に保たれており、であっても水面結氷することはない[4]気温氷点下になると、もやが立ちこめてくる[4]。湖畔には約200本のソメイヨシノ)があり、泉の影響で温暖なのか、市内でも一足先に開花する[4]

アクセス

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公共交通機関
JR中央本線および篠ノ井線塩尻駅から旧・中山道を徒歩で30分間[7]
付近に「平出遺跡口」・「平出博物館前」・「平出遺跡公園口」バス停が設置され[12]塩尻市地域振興バスが運行されている[13][14]

脚注

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  1. ^ さわやか信州旅.net 平出の泉」より(2014年4月5日閲覧)。
  2. ^ 座標は「地理院地図(電子国土Web)」にて得た(参考値、2014年4月5日閲覧)。
  3. ^ a b c 『信州の湖沼』169ページ。
  4. ^ a b c d e f 『信州の湖沼』170ページ。
  5. ^ 文化庁国指定文化財等データベース 平出遺跡」より(2014年4月5日閲覧)。
  6. ^ 塩尻市「市の文化財」より(2014年4月5日閲覧)。
  7. ^ a b c d 『信州の湖沼』171ページ。
  8. ^ a b 『信州の湖沼』169 - 170ページ。
  9. ^ 『信州の湖沼』170ページより引用
  10. ^ 『信州の湖沼』169、171ページ。
  11. ^ 『信州の湖沼』171ページより引用。
  12. ^ マピオン長野県塩尻市宗賀の地図」より(2014年4月5日閲覧)。
  13. ^ 塩尻市「塩尻市地域振興バス すてっぷくん 宗賀線」より(2014年4月5日閲覧)。
  14. ^ 塩尻市「塩尻市地域振興バス すてっぷくん 中心市街地循環線」より(2014年4月5日閲覧)。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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