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日産・ティーダ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日産・ヴァーサから転送)

ティーダ(TIIDA)は、日産自動車が製造・販売するハッチバック乗用車である。日本国内では2004年から2012年まで販売されていた。

日産・ティーダ
3代目 中国仕様
概要
別名 日産・ヴァーサ(北米向け初代モデル)
製造国 日本の旗 日本
中華人民共和国の旗 中国
中華民国の旗 台湾
販売期間 2004年-
※日本国内は2012年まで
ボディ
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
系譜
先代 日産・パルサー
後継 日産・ノート
※日本国内のみ
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初代 C11型(2004年 - 2012年)

日産・ティーダ(初代)
C11型[1]
前期型(2004年9月 - 2008年1月)
後期型(2008年1月 - 2012年8月)
アクシス
概要
別名 日産・ヴァーサ
販売期間 2004年9月 - 2012年8月
設計統括 松本秀二
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
プラットフォーム Bプラットフォーム
パワートレイン
エンジン HR15DE型1.5リットル直列4気筒DOHC
MR18DE型1.8リットル直列4気筒DOHC
最高出力 HR15DE
80kW(109PS)/6,000rpm
MR18DE
94kW(128PS)/5,200rpm
最大トルク HR15DE
148N·m (15.1kgf·m) /4,400rpm
MR18DE
176N·m (17.9kgf·m) /4,800rpm
変速機 4速AT/CVT/6速MT
サスペンション
ストラット式
トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース 2,600mm
全長 4,205mm(前期型)
4,250mm(後期型)
4,297mm(北米仕様)
全幅 1,695mm
全高 1,535mm(FF)
1,540mm(4WD)
1,548mm(北米仕様)
車両重量 1,110 - 1,180kg(FF)
1,200 - 1,240kg(4WD)
系譜
先代 日産・パルサー
後継 日産・ノート E12
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日本国内でモデル廃止となったサニーパルサーのマーケットを受け継ぐモデルであるが、既存モデルの後継車としてではなく、全くの新開発車として発表された。

メカニズム

プラットフォームは、アライアンス関係を結んでいるルノーと共同開発し、すでにマーチルノー・モデュスなどで使用されていたアライアンス・Bプラットフォームをベースに、ホイールベースを大幅に延長したものが使用される[2]。ボディサイズは全長4,205mm、全幅1,695mm、全高1,535mm(4WD車は1,540mm)、ホイールベース2,600mmで5ナンバーサイズを堅持している。上級クラスに遜色のない室内空間を再現しつつ、車幅を5ナンバーサイズ枠に収めようとした点については、幅の狭い道路が非常に多い日本の道路事情を考慮した開発主査が最もこだわったところのひとつだという[3]

エンジンは、日産がルノーと共同開発したオールアルミ製直列4気筒HR15DE型1.5Lを搭載[4]。低・中回転域のトルク・燃費性能・環境性能を従来のQG型から大幅に向上させた。2005年初頭には、同じく新開発のMR18DE型直列4気筒1.8Lエンジンが追加された。また、海外向けにはHR16DE型直列4気筒1.6Lエンジンやルノー製のK9K型直列4気筒1.5Lディーゼルエンジンも用意されている。

トランスミッションは4速AT(E-ATx)のほか、FF車にのみ伝達効率を向上させた新開発CVTエクストロニックCVT)を設定。当初、FF車には最下級グレードの「15S」のみに4速ATが用意され、2008年1月のマイナーチェンジからは18Gに6速MTが設定されていたが、2010年8月のマイナーチェンジでいずれも廃止。その後、MTは海外市場のみの販売となった。

スタイリング

後期型室内
後期型室内
前期型リア
前期型リア

内外装は日産が掲げる「SHIFT_compact quality」のコンセプトにより、従来の小型車レベルを超えた高い質感を指向した。インテリアは同社のティアナを手がけたスタッフによるもので、ダッシュボードにはアルミ調パネルをあしらい、シートはティアナと同等の余裕あるサイズを採用[5]。最上級グレードのGシリーズには本革シートが標準装備となり、全体としても高い質感を実現した。また、後部座席のスライド長を240mmとすることにより、後部座席ニースペースを高級車であるシーマ以上とすることも、荷室長をワゴン車であるウイングロード並みとすることも可能とした[6]

なお初期モデルではインパネ及びドアトリム上部にソフトパッドが採用されていたが、2006年12月の一部改良で硬質なハード樹脂に変更。2008年1月のマイナーチェンジではLEDマップランプ・トノボードフラップが廃止されたが、同年10月の一部改良で1.8L車には15インチアルミホイールが標準装備となった。

海外での販売

北アメリカ仕様車
2010年モデル
ドイツ仕様車
デザインはヴァーサ前期型と共通

当初はアジア戦略車と位置付けられていたが、2006年にはメキシコアグアスカリエンテス工場でも生産を開始し、北米サブコンパクト市場にも投入された。さらに2007年からはメキシコからスペインアイルランドポーランドハンガリーなど、欧州諸国にも輸出された。欧州市場ではアルメーラの生産終了によって空いた、小型ファミリーカーのポジションを埋める役割を担う。

米国カナダでは「ヴァーサ」(VERSA)、シンガポールインドネシアマレーシアでは日本向けのセダンのサブネームと同じ「ラティオ」、それ以外の地域では日本同様「ティーダ」の車名で販売される。北米市場向けのヴァーサや、メキシコやドイツなど一部の国で販売されるモデルについては、フロントグリル・前後バンパーなどの形状が日本仕様と異なっている。

なお、日本向け「ティーダ」はセダンにサブネームを付加して区別しているのに対し、海外向け「ラティオ」はシンガポールとマレーシアを除き、ハッチバックにサブネームを付加して「ラティオスポーツ」として区別しており、日本向けとは逆転した関係となっている。また、現地生産が行われる中国仕様では漢字表記の時のみに際し、同音異字を用いて区別している[注釈 1]

日本国内向けのモデルの生産は神奈川県追浜工場で行われているが、中国向けモデルは東風汽車花都乗用車工場で、台湾向けモデルは裕隆日産汽車三義工場で、タイ及びオーストラリア向けはタイ日産で、アメリカ各国向けモデルはメキシコ日産自動車アグアスカリエンテス工場でそれぞれ現地生産されている。

年表

  • 2003年平成15年)10月 - 第37回東京モーターショーに、のちのティーダのベースとなるコンセプトカー「シーノート(C-NOTE)」を出展。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
    • 1月11日 - 新開発のMR18DE型直列4気筒1.8Lエンジン搭載車(JC11型)を追加。
    • 4月19日 - 上海で中国向け「ティーダハッチバック」(中国名:騏達)ならびに「ティーダセダン」(中国名:頤達)を披露。生産は日産自動車と東風汽車との合弁会社である東風汽車有限公司 花都工場にて行われる。エンジンは1.6Lエンジンのみを搭載し、4速AT、5速MTが用意される。
    • 12月21日 - 一部改良。15Mにはフォグランプと本革ステアリングが、Gシリーズにはインテリジェントキーが標準装備された。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月27日 - インテリアの魅力を高めた特別仕様車「モダンコレクション」を設定し、発売。
      • 特別仕様車「モダンコレクション」は、深みと味わいのある「ワイマラナー」内装色を採用し、適度な艶と柔らかな肌触りを持つスエード地と組み合わせることで、新しい上質感を演出する。また、単一の色や素材ではなく、異なった色や素材を組み合わせることで、安らぎと気持ちの高まりをもたらすモダンなインテリアを実現している。
      • ベースは15Mおよび15MFOURで、両車ともに本革/アルカンターラコンビシート、木目調本革巻コンビ3本スポークステアリングを装備。またティーダには木目調パネル、木目調フィニッシャー(シフトノブ・パワーウィンドウスイッチ)を装備した。
    • 6月 - 台湾タイ王国で相次いで発売。台湾仕様車には1.8Lエンジン搭載車のみが、タイ仕様車には1.6Lエンジンおよび1.8Lエンジン搭載車が用意され、4速ATが組み合わせられた。
  • 2007年(平成19年)
    • 6月5日 - 15S及び15S FOURベースの特別仕様車「Plus navi HDD」を発売。カーウイングス対応ナビを搭載する。同時にアクシスには黒本革仕様を追加。
    • 初夏 - 北米で「ヴァーサ」として販売開始。「S」と「SL」の2グレードが展開され、1.8Lエンジンのみを搭載。Sには6速MT、SLにはCVTが組み合わせられ、4ATがSにオプションで用意される。また、Sには日本仕様車とは別デザインのホイールカバーが、SLには日本仕様車と同一デザインの15インチホイールが装着される。
    • 11月 - 日本仕様車に先立ち、中国仕様車がマイナーチェンジ。15インチアルミホイールは中国仕様車独自デザインとなった。
    • 12月 - それまでのN16パルサーの後継として、タイ生産車をオーストラリアで発売。1.8Lエンジン搭載車のみが用意され、4速ATもしくは6速MTと組み合わされる。
    • 12月25日 - 一部改良。環境性能が改良され、燃費を向上。同時にメーカーオプションにHDDナビが設定され、リモコンキーの意匠が変更された。
  • 2008年(平成21年)
    • 1月28日 - マイナーチェンジを実施。
      • フロントグリル、フロント・リアバンパー、テールライト、ホイールカバーなど、エクステリアのデザインが変更され、内装面では、ノート同様に瞬間燃費計も搭載された。アクシスは継続設定されるが、新たにサスペンション等をチューンしたパフォーマンススペックが登場。JC11型1.8L車(18G)に北米仕様ヴァーサSと同様の6速MT仕様を追加。さらに、ディーラーオプションとして、「NISMO S-tune Package」を発表した。
      • 特別仕様車「Plus navi HDD」は継続設定された。
    • 10月1日 - 一部仕様向上。1.8L車は15インチアルミホイールが、Mシリーズはインテリジェントキーが標準装備化され、カーウイングスナビゲーションシステム付車にはETCユニットを標準設定とした。
    • 12月17日 - 翌2009年3月末までの期間限定車「Plus Navi HDD Safety」を発売。
  • 2009年(平成21年)
    • 5月19日 - 燃費性能を向上。1.5L FF CVT車(15Mおよび15G)は「平成22年度燃費基準+25%」を達成。また、ボディカラーに新色を追加。一部グレードには地上デジタルチューナー内蔵・HDD方式カーウィングスナビゲーションシステム、ディスプレイ付CD一体AM/FM電子チューナーラジオ+バックビューモニターをオプション設定とする仕様変更を行った。
    • 9月15日 - 北米仕様車がマイナーチェンジし、2010年モデルに移行。フロントグリル、アルミホイールおよびホイールカバーのデザインなどが変更された。
  • 2010年(平成22年)8月6日 - 一部仕様変更(8月16日販売開始)。
    • 2WD車には新たにスイッチ一つでエンジンとエクストロニックCVTを協調制御し、発進・加速時にエコドライブのサポートを行う「ECOモード機能」を搭載。また、「15S」のトランスミッションをエクストロニックCVTに変更し、燃費を向上。「平成22年度燃費基準+25%」を達成したため、新たに環境対応車普及促進税制に適合した。インテリジェントエアコンシステムには高濃度プラズマクラスターイオン発生器を新たに搭載した。ボディカラーはシャンパーニュゴールドに替わり、メローゴールドを追加。さらにビターショコラも追加された。
    • グレード体系を見直し、1.8L車の「18G」を廃止した。
  • 2011年(平成23年)6月30日 -「15M」・「15M FOUR」をベースにプラズマクラスターを搭載したインテリジェントエアコンシステム(ワンタッチクリーンスイッチ付)を装備しながら、車両本体価格をベース車両より78,750円引き下げた特別仕様車「15M SV +プラズマ」・「15M FOUR SV +プラズマ」を発売。同時に、オーテックジャパン扱いの特装車「アクシス」・「アクシス パフォーマンススペック」に「15M SV +プラズマ」・「15M FOUR SV +プラズマ(アクシスのみ)」を追加した。
  • 2012年(平成24年)
    • 7月 - 生産終了。在庫販売のみとなった。日本市場においては同年9月発売の2代目ノート(MEDALIST)が実質的な後継車種となる[7]
    • 8月28日 - ノート(E12)の発表に伴い、日本国内での販売も終了(Webサイト上のラインナップからも消滅)[注釈 2]
    • 8月30日 - タイ向けティーダの生産・販売が、事実上の後継車となるシルフィの登場により終了(オセアニア・アフリカ等への輸出向けは当面継続生産)。

2代目 C12型(2011年 - 2015年、台湾市場のみ2011年 - 2023年)

日産・ティーダ(2代目)
C12型
フロント
リア
台湾向け2017年4月改良型(iティーダ)フロント
概要
別名 タイ王国、オセアニア : 日産・パルサー(7代目)
台湾 : 日産・ビッグティーダ→iティーダ
ヴェヌーシア・R50
販売期間 2011年 - 2023年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
プラットフォーム Cプラットフォーム
パワートレイン
エンジン HR16DE型 1.6リットル直列4気筒DOHC
MRA8DE型 1.8リットル直列4気筒DOHC
MR16DDT型 1.6リットル直列4気筒DOHCターボ
変速機 CVT/6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,295mm
全幅 1,760mm
全高 1,520mm
車両重量 1,206 - 1,326kg
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2011年発表。日本国内では販売されず、中国市場を皮切りに2014年までに世界130か国で販売された国際戦略車である[8]

ボディサイズが先代から一回り拡大されたことでラティオとの関係性はなくなり、上級のシルフィと姉妹車の関係を持つこととなった。ティーダの上級移行に伴い空白となったアメリカ大陸向けのサブコンパクトハッチバック市場は、2012年発表のヴァーサノートが担うことになった。

車名は市場によって異なり、台湾ではビッグ ティーダ(BIG TIIDA)アイ ティーダ(i TIIDA)[注釈 3]タイ王国オセアニアではパルサー(PULSAR)の車名が使用されている。なお、オセアニアではシルフィもパルサーセダンとして販売されていたが、オーストラリア市場については販売不振のため、セダンやマイクラとともに2016年中をもって撤退している。

エンジンは仕向地によって異なるが、HR16DE型1.6L、MRA8DE型1.8リットル、それにMR16DDT型1.6L DIGターボが搭載される。トランスミッションは6速MTまたはエクストロニックCVTとなる。

生産は中国向けが東風汽車有限公司の花都工場、台湾向けが裕隆汽車苗栗工場、東南アジアおよびオセアニア向けがタイ日産のバングナ・トラットロード工場にて行われる。

  • 2011年
    • 4月19日 - 上海モーターショーにて新型ティーダが世界初公開された[8]
    • 6月1日 - 中国にて発売。エンジンはHR16DE型1.6L、スポーティーなGTS系列にはMR16DDT型1.6Lターボが搭載される[9]
  • 2012年
    • 10月16日 - シドニーで開催のオーストラリア国際モーターショーにパルサーハッチバックとして出展。「パルサー」の車名のみならずスポーツグレードの「SSS」の復活も発表されている[10]
    • 12月19日 - 台湾市場で発表。先代のティーダセダンと併売されるため「BIG TIIDA」として販売される。エンジンはHR16DE型1.6LとMR16DDT型1.6Lターボの2種類[11]
  • 2013年
    • 3月7日 - タイ王国でパルサーとして発売。エンジンはMRA8DE型1.8LとMR16DDT型1.6Lターボの2種類[12]
    • 6月11日 - オーストラリアでパルサーハッチバックとして発売。STとST-LにはMRA8DE型1.8Lエンジンが、ST-SとSSSにはMR16DDT型1.6Lターボが搭載される[13]
  • 2015年12月 - オーストラリア市場でパルサーハッチバックの販売を終了。
  • 2017年4月14日 - 台湾向けを改良。日産の最新デザインアイコンである「Vモーション」を採り入れたフロントマスクに大幅刷新するとともに、前後レンズ類にLEDを採用。XMediaを読み込む機能や、アラウンドビューモニターなどを新設定。同時に、車名を「BIG TIIDA」から「i TIIDA(アイ ティーダ)」に変更した。

3代目 C13型(2015年 - )

日産・ティーダ(3代目)
C13型
フロント
リア
概要
別名 欧州 : 日産・パルサー(8代目)
販売期間 2015年 -
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム CMF-C/Dプラットフォーム
パワートレイン
エンジン HR16DE型 1,598cc 直列4気筒DOHC
最高出力 93 kW (126 PS) / 5,600 rpm[14]
最大トルク 168N・m / 4,000 rpm[14]
変速機 CVT/5速MT
サスペンション
ストラット式
トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,390mm
全幅 1,765mm
全高 1,525mm
車両重量 1,221kg[14]
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  • 2015年3月 - ロシア市場でC13型ティーダを発表。前述のC12型とは異なり、欧州等でパルサーとして販売されているものと同型となる[15]
  • 2016年4月25日 - 北京モーターショーにてC13型パルサーをベースとしたものを新型「ティーダ」の名で中国市場で発表。フロントマスクの一部がパルサーと異なる以外は基本的にほぼ同一仕様である。シルフィで先行採用されたエマージェンシーブレーキBSWなどの安全装備を標準採用している[16]。2016年5月29日に販売開始。

車名の由来

「TIIDA」は英語で「自然の調和・潮流」を意味する「tide」からの造語。「ティーダ」の発音は沖縄語太陽を意味する「てぃーだ」から来ている。

北米仕様のヴァーサ (VERSA) は「versatile space(多才な空間)」に由来する[17]

モータースポーツ

2006年10月29日、「中国サーキット選手権」(China Circuit Championship。略称:CCC)の最終戦が北京郊外の北京金港サーキット(1周2.39km)で開催された。1600ccクラスでは、ポールポジションからスタートした日産・ティーダ(初代)の郭海生(東風日産ギアチーム)が優勝し、ドライバー選手権チャンピオンを獲得。予選2位で決勝レースに臨んだチームメイトの何暁楽はレース終盤にスピンアウトしてリタイヤとなったが、東風日産ギアチームはチーム選手権でもチャンピオンとなり、日産ティーダのCCCデビューイヤーにダブルタイトルを獲得することとなった[18]

脚注

注釈

  1. ^ ハッチバックは「騏達」、セダンでは「頤達」。読みはどちらも「ティーダ」と似たような発音になる。
  2. ^ これにより、N14パルサー廃止から12年ぶりに、2021年登場のノートオーラ迄9年間に亘り日産のCセグメントハッチバックが再び空白となった。
  3. ^ 但し、カタログ表記や車両に装着されるエンブレムは「TIIDA」である。

出典

  1. ^ 通常、日産では新規車種の型式は末尾の数字が「0」となるが、C10は3代目スカイラインの型式としてすでに使用していたため、1から始められている。
  2. ^ 日産の新型コンパクトカー「ティーダ」、マーチと同じ「Bプラットフォーム」を採用 Tech-On!
  3. ^ 新車発表時のスペシャルサイトのインタビューより
  4. ^ 今こそ光る日産 ティーダの魅力と志 地味だけど上質だった!! 【偉大な生産終了車】”. ベストカーweb. ベストカー (2019年4月6日). 2023年7月1日閲覧。
  5. ^ 試乗レビュー:日産 ティーダ 15M Yahoo! 自動車
  6. ^ 日産、新型コンパクトカー「ティーダ」を発売 Tech-On!
  7. ^ 日産自動車 プレスリリース2012年7月16日
  8. ^ a b 日産自動車、第14回上海モーターショーで新型グローバルハッチバックを披露”. 日産自動車ニュースリリース (2011年4月19日). 2013年8月10日閲覧。
  9. ^ 东风日产新一代TIIDA震撼上市” (中国語). 東風汽車有限公司 (2011年6月1日). 2013年8月10日閲覧。
  10. ^ NISSAN AT THE 2012 AUSTRALIAN INTERNATIONAL MOTOR SHOW”. 日産オーストラリア (2012年10月16日). 2013年8月10日閲覧。
  11. ^ NISSAN BIG TIIDA五門掀背及渦輪增壓車款全新上市” (中国語). 裕隆日産汽車 (2012年12月19日). 2013年8月10日閲覧。
  12. ^ Nissan Pulsar ใหม่ รุกตลาด Hatchback Premium เพื่อทุกการขับขี่ในเมืองที่คล่องตัว” (タイ語). AutoSpinn (2013年3月7日). 2013年8月10日閲覧。
  13. ^ NISSAN PULSAR COMEBACK COMPLETE WITH RETURN OF HATCH AND SSS TURBO”. 日産オーストラリア (2013年6月11日). 2013年8月10日閲覧。
  14. ^ a b c 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、8 Aug 2020、143頁。ISBN 978-4-7796-4170-1 
  15. ^ Nissan представил новую Tiida для России” [Nissan introduced new Tiida for Russia] (ロシア語). Top Gear Russia (12 March 2015). 2015年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月23日閲覧。
  16. ^ 日産、北京モーターショー2016で新型「ティーダ」中国初公開 Car Watch 2016年4月25日
  17. ^ 日産自動車、新型コンパクトカー「ヴァーサ(日本名:ティーダ)」を北米市場に投入 NISSAN PRESS ROOM
  18. ^ 日産ティーダがデビューイヤーに選手権タイトルを獲得”. 日産自動車ニュースルーム (2006年10月29日). 2022年1月23日閲覧。

関連項目

外部リンク