旭橋 (下郷町)
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旭橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 福島県南会津郡下郷町大字豊成 - 大字塩生 |
交差物件 | 阿賀川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道289号 |
管理者 | 福島県南会津建設事務所 |
設計者 | 大日本コンサルタント |
施工者 | ピー・エス・コンクリート |
竣工 | 1988年度(昭和63年度) |
座標 | 北緯37度15分21.9秒 東経139度52分7.8秒 / 北緯37.256083度 東経139.868833度座標: 北緯37度15分21.9秒 東経139度52分7.8秒 / 北緯37.256083度 東経139.868833度 |
構造諸元 | |
形式 | アーチ橋 |
設計活荷重 | TL-20 |
上部工材料 | RC |
全長 | 87.000 m |
幅 | 14.800 m |
高さ | 14.036 m |
最大支間長 | 58.000 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
旭橋(あさひばし)は、 福島県南会津郡下郷町にある阿賀川(大川)に架かる国道289号の橋長87 m(メートル)のアーチ橋。
概要
[編集]- 形式 - RC上路固定アーチ橋
- 道路規格 - 第3種第3級
- 活荷重 - 1等橋 (TL-20)
- 橋長 - 87.000 m
- 支間割 - 9.850 m + 63.700 m + 13.450 m
- アーチ支間 - 58.000 m
- アーチライズ - 14.036 m
- 幅員
- 総幅員 - 14.800 m
- 有効幅員 - 14.000 m
- 車道 - 8.000 m
- 歩道 - 両側3.00 m
- 橋台 - 鉄筋コンクリートラーメン式橋台
- 基礎 - 直接基礎
- 曲率半径 - 200 m
- 設計 - 大日本コンサルタント
- 施工 - 渡部工務所(下部工)、ピー・エス・コンクリート[注釈 1](上部工)
- 架設工法 - 合成アーチ巻き立て工法
歴史
[編集]旧橋は1937年(昭和12年)に架設された橋長44.9 m、最大支間長32.0 mの上路固定開腹アーチ橋であった[3]。この橋は阿賀川両側に跨る下郷町を結ぶつける役割を果たしていた。しかし、幅員が4.5 mと狭く、老朽化が進行していたため片側通行・荷重制限を強いられていたことから1984年度(昭和59年度)に国道橋梁整備事業として福島県により架替事業が着手され、1988年度(昭和63年度)に竣工した[1]。
新橋は旧橋の約150 m下流に架設され、アーチリブの施工には日本で開発された合成アーチ巻立て工法を日本で初めて採用した[注釈 2]。合成アーチ巻立て工法とは、CLCA工法とも呼ばれ、架設用アーチ支保工に鋼管コンクリートを採用したものである。メラン工法と同様に鋼管を架設した後、鋼管にコンクリート充填して合成構造とするものである[1][2][4]。
本工法の採用により、鋼管コンクリートは曲げ剛性が高く施工中の変位が少ないこと、耐震・耐風安定性が高いこと、架設用資材を従来に比べ削減できること、鋼管架設をロアリングによることで工期短縮を図れることの利点があった[1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “福島県の橋梁 平成15年度版” (PDF). 福島県土木部. pp. 54, 55, 94–97 , 124, 125. 2022年3月30日閲覧。
- ^ a b 川上洵、高橋善清、大浦隆、水城康男「合成アーチ巻立て工法によるコンクリートアーチ橋の施工と実証試験」(PDF)『コンクリート工学年次論文報告集』第11巻第1号、日本コンクリート工学協会、1989年6月12日、745 - 750頁、2022年3月30日閲覧。
- ^ 紅林章央、前田研一、伊東孝「わが国におけるコンクリートアーチ橋の発展」(PDF)『土木史研究講演集』第24巻、土木学会、159頁、ISSN 13484346、2022年3月30日閲覧。
- ^ 得能達雄、小西哲司「コンクリートアーチ系橋梁の架設について」(PDF)『川田技報』第8巻、川田建設、1989年1月、146 - 147頁、2022年3月30日閲覧。
関連項目
[編集]- 旭橋 (曖昧さ回避) - 曖昧さ回避
外部リンク
[編集]- 福島県南会津建設事務所 - 橋梁管理者