湯野上橋
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湯野上橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 福島県南会津郡下郷町大字湯野上 |
交差物件 | 阿賀川・会津線 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 下郷町道湯野上館本線 |
管理者 | 下郷町 |
施工者 | 松尾橋梁 |
着工 | 1981年(昭和56年) |
竣工 | 1984年(昭和59年) |
開通 | 1984年(昭和59年)12月18日 |
座標 | 北緯37度17分59.5秒 東経139度53分55.3秒 / 北緯37.299861度 東経139.898694度 |
構造諸元 | |
形式 | ローゼ橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 139.200 m |
幅 | 10.700 m |
最大支間長 | 138.000 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
湯野上橋(ゆのかみばし)は、福島県南会津郡下郷町大字湯野上の阿賀川(大川)に架かる下郷町道湯野上館本線の橋長139.2 m(メートル)のローゼ橋。
概要
[編集]湯野上橋は阿賀川本川が大川ラインと呼ばれる約45 mの深い渓谷に架かり、国道121号と福島県道347号高陦田島線を結んでいる。架設地点はA1橋台直下に会津線が走り、その建築限界が桁下約70 cm(センチメートル)しかなく、A1橋台・A2橋台後方に高圧線が通っている。こうした架設条件からケーブルエレクション直吊り工法が採用された。なお、国鉄線上の下弦材の横桁と下横構はトラッククレーン工法によった[1]。施工にあたってはA2側のケーブルアンカーは玉石交じりに砂礫層が堆積しており、斜度も23度あることから岩盤まで30 m以上掘削してPC鋼材を岩盤に固着するPSアンカーを採用した[2]。
本橋付近は大川ラインや湯野上温泉などの観光名所が多く、本橋自体も名所の1つとなっている[1]。
- 形式 - 鋼下路ローゼ橋
- 活荷重 - 1等橋 (TL-20)
- 橋長 - 139.200 m
- 支間割 - 138.000 m
- 幅員
- 総幅員 - 9.800 m
- 有効幅員 - 8.500 m
- 車道 - 6.500 m
- 歩道 - 2.000 m
- アーチライズ - 20.000 m
- 縦断勾配 - 1.6 %
- 床版 - 鉄筋コンクリート
- 下部工 - ラーメン式橋台(A2)
- 総鋼重 - 749.052 t
- 施工 - 松尾橋梁[注釈 1]
- 架設工法 - ケーブルエレクション直吊り工法
歴史
[編集]1981年(昭和56年)に着工され、4年後の1984年(昭和59年)12月18日に開通した[1]。
参考文献
[編集]- 下里雅弘「湯野上橋の架設」『技報まつお』第5巻、松尾橋梁、1984年10月、26–29。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 現・IHIインフラシステム
出典
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