木村太郎 (政治家)
木村 太郎 きむら たろう | |
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生年月日 | 1965年7月20日 |
出生地 | 日本 青森県南津軽郡藤崎町 |
没年月日 | 2017年7月25日(52歳没) |
死没地 | 日本 東京都江東区 |
出身校 | 東洋大学法学部法律学科 |
前職 | 三塚博衆議院議員秘書 |
所属政党 |
(無所属→) (新進党→) (改革クラブ→) 自由民主党(細田派) |
称号 |
従三位 旭日大綬章 法学士 |
親族 |
祖父・木村文男(元衆議院議員) 父・木村守男(元青森県知事・衆議院議員) 弟・木村次郎 (衆議院議員) |
公式サイト | 衆議院議員木村太郎公式サイト |
内閣総理大臣補佐官(ふるさとづくり推進担当) | |
内閣 | 第3次安倍内閣 |
在任期間 | 2014年12月24日[1] - 2015年10月7日[1] |
内閣 |
第2次安倍内閣 第2次安倍改造内閣 |
在任期間 | 2012年12月26日[2] - 2014年12月24日[2] |
選挙区 | 青森4区 |
当選回数 | 7回 |
在任期間 | 1996年10月20日 - 2017年7月25日 |
青森県議会議員 | |
選挙区 | 南津軽郡選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 1991年 - 1996年 |
その他の職歴 | |
自由民主党広報本部長 総裁:安倍晋三 (2015年 - 2016年) |
木村 太郎(きむら たろう、1965年7月20日 - 2017年7月25日)は、日本の政治家。従三位。
内閣総理大臣補佐官(ふるさとづくり推進担当)(第3次安倍内閣)、同(ふるさと担当)(第2次安倍内閣・第2次安倍改造内閣)、防衛庁副長官(第3次小泉改造内閣)、農林水産大臣政務官(第1次小泉再改造内閣・第2次小泉内閣)、防衛庁長官政務官(第1次小泉内閣)、衆議院議員(7期)、衆議院衆議院地方創生に関する特別委員長、同安全保障委員長、青森県議会議員(2期)、自由民主党広報本部長、同筆頭副幹事長などを歴任[3]。
父は青森県知事や衆議院議員を務めた木村守男。祖父は衆議院議員を務めた木村文男。弟は衆議院議員の木村次郎。
来歴
[編集]青森県南津軽郡藤崎町生まれ。青森県立弘前南高等学校を経て、東洋大学法学部法律学科卒業。大学在学中田中角栄の書生となる。大学卒業後は、三塚博衆議院議員の秘書を経て、1991年に青森県議会議員選挙に立候補し、初当選。1995年に再選[4]。
1996年、青森県議を辞職し、第41回衆議院議員総選挙に新進党公認で青森4区から立候補。自由民主党公認の津島恭一を破り、初当選した。1997年の新進党解党に伴い、改革クラブ(小沢辰男代表)結党に参加したが、同党の解党を待たずして自民党に入党[要出典]。2000年の第42回衆議院議員総選挙には自民党公認で立候補。この選挙では対立候補が社会民主党、日本共産党公認の候補のみだった。2002年、第1次小泉内閣で防衛庁長官政務官に任命される。翌2003年、第1次小泉再改造内閣で農林水産大臣政務官に任命され、同年の第43回衆議院議員総選挙では民主党の渋谷修らを破り、3選。農林水産大臣政務官にも再任。2004年自由民主党政務調査会内閣部会専任部会長(防災・警察)に就任[4]。
2005年の第44回衆議院議員総選挙では民主党公認の渋谷、国民新党公認の津島恭一らを破り、4選。同年、第3次小泉改造内閣で防衛庁副長官に任命される。翌2006年、衆議院安全保障委員長に就任。2008年、自民党副幹事長に就任。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では、民主党公認で立候補した津島を破り、5選(津島も比例復活)。2010年に自民党青森県連会長、2011年に自民党筆頭副幹事長に就任。2012年の第46回衆議院議員総選挙では、津島に比例復活も許さず6選。選挙後に発足した第2次安倍内閣で内閣総理大臣補佐官(ふるさと担当)に就任[4]。2014年の第47回衆議院議員総選挙では、7選。
2016年9月、衆議院地方創生に関する特別委員長に就任[5]。
2017年7月25日早朝、東京都江東区のがん研究会有明病院で膵臓がんにより死去。52歳没[6]。同日付で従三位叙位とともに旭日大綬章受章(没後追贈)[7]。死去に伴い、弟である次郎が同年10月に行われる予定の補欠選挙に青森4区から自民党公認で出馬する予定だったが[8]、衆議院解散により、これに伴う区割り変更で同区が廃止されたため青森3区の公認に変更された[9]。選挙は、弟の次郎が、希望の党や日本共産党などの候補者を破って当選した。
2017年11月21日の衆議院本会議において逝去と弔旨の報告がなされ、岩屋毅によって追悼演説が行われた[10]。
政策・主張
[編集]受動喫煙問題
[編集]- 2009年8月に青森県タバコ問題懇談会が行った「タバコ問題アンケート」について下記のとおり回答している[11]。
- 屋内禁煙に反対する自民党たばこ議員連盟に所属している。
その他
[編集]- 自民党夢実現21世紀会議の国づくりの夢実現検討委員会で委員長を務めていた当時、日韓トンネル構想に関する政策提言を発表した[12]。
- 永住外国人への地方選挙権付与については、賛否を明らかにしていない[13]。
- 2006年のアンケートでは選択的夫婦別姓制度導入に賛成を表明していた[14]。一方で、選択的夫婦別姓制度導入に反対の請願を国会に提出している[15] 他、2014年のアンケートでは反対、としている[16]。
- 女性宮家の創設に反対[17]。
- 2013年11月26日、特定秘密保護法案の採決で賛成票を投じている[18]。
不祥事
[編集]- 2004年に政治家の年金未納問題が注目された際に年金の未納が判明している(2002年1月から9月までの9か月間)[19]。
政治資金
[編集]日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』に、以下のように報じられている。
- 鈴木宗男の関連資金団体から木村へ1998年から2000年の3年間に200万円の献金があった[20]
- 徳田毅の姉らが医療グループ「徳洲会」の大がかりな公選法違反事件に関連して、徳田の資金管理団体「徳田毅政経研究会」が木村のパーティー券を1枚購入していた[21]。
人物
[編集]- 喫煙者である[11]。
- 選挙においては青森県建設業協会の推薦を受けている[22]。
- 1990年代に出回った偽書「万歳三唱令」を本物の法令と勘違いし、2010年2月3日、当時の内閣総理大臣であった鳩山由紀夫の万歳について「正式な万歳とは違うように見受けられた。日本国の首相として、万歳の作法をしっかりと身につけておくべきだ。首相は作法を知っているか」という趣旨の質問主意書を提出し、国会質疑も行った[23]。
- 青森県出身の歌手、吉幾三は同郷であり、親交があった[24]。
所属団体・議員連盟
[編集]- 自民党たばこ議員連盟[25]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[26]
- 国家主権と国益を守るために行動する議員連盟
- 再チャレンジ支援議員連盟
- 神道政治連盟国会議員懇談会[26]
- 日本会議国会議員懇談会
- 日韓議員連盟
- 高速道路建設推進議員連盟
- トラック輸送振興議員連盟
- 自民党遊技業振興議員連盟
- TPP交渉における国益を守り抜く会
- パチンコチェーンストア協会(政治分野アドバイザー)[27]。
脚注
[編集]- ^ a b “第3次安倍内閣”. 内閣官房内閣広報室. 2023年5月20日閲覧。
- ^ a b “第2次安倍内閣”. 内閣官房内閣広報室. 2023年5月20日閲覧。
- ^ “国会議員情報 木村 太郎(きむら たろう)”. 時事ドットコム (時事通信社) 2023年5月20日閲覧。
- ^ a b c プロフィール 衆議院議員 木村太郎
- ^ 衆院議運委員長に佐藤前国対委員長 日本経済新聞 2016年8月24日
- ^ 木村太郎衆院議員が死去、52歳 - Web東奥 2017年7月25日
- ^ 故日野原氏に従三位 - 時事ドットコム 2017年8月15日(同日閲覧)
- ^ <衆院青森4区補選>木村次郎氏が自民党公認で出馬表明 河北新報、2017年9月14日、9月28日閲覧
- ^ 衆院選で青森県連 自民が公認を機関決定 民進は共闘協議 産経新聞、2017年9月27日、9月28日閲覧
- ^ “第195回国会 本会議 第6号(平成29年11月21日(火曜日))”. 衆議院. 2019年9月19日閲覧。
- ^ a b “衆議院議員総選挙立候補予定者 タバコ問題アンケート”. 青森県タバコ問題懇談会 (2009年8月10日). 2018年8月12日閲覧。
- ^ 自由民主党機関紙「自由民主」 2003年7月1日号
- ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
- ^ mネット通信 117号 2006年1月12日
- ^ 第154回国会 請願2404号
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ 毎日新聞 2012年衆院選アンケート
- ^ “特定秘密保護法 国会議員の投票行動”. 東京新聞. 2014年12月13日閲覧。
- ^ 毎日新聞 2004年5月14日
- ^ ムネオマネーが送られた国会議員の面々(落選者含む) しんぶん赤旗 2002年3月10日
- ^ 閣僚や石破幹事長はパー券/″徳洲会マネー″ しんぶん赤旗 2013年11月23日
- ^ 毎日新聞 2009年8月6日 地方版
- ^ “平成22年2月3日提出質問主意書第70号、項目4番”. 衆議院. 2010年3月14日閲覧。
- ^ 日本経済新聞 2013年5月16日
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ a b [俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2017年]
- ^ パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]公職 | ||
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先代 |
内閣総理大臣補佐官 (ふるさと担当) 2012年 - 2015年 |
次代 |
先代 今津寛 |
防衛庁副長官 2005年 - 2006年 |
次代 木村隆秀 |
先代 熊谷市雄 渡辺孝男 |
農林水産大臣政務官 福本潤一と共同 2003年 - 2004年 |
次代 加治屋義人 大口善徳 |
先代 嘉数知賢 平沢勝栄 |
防衛庁長官政務官 山下善彦と共同 2002年 |
次代 小島敏男 佐藤昭郎 |
議会 | ||
先代 山本幸三 |
衆議院地方創生に関する特別委員長 2016年 - 2017年 |
次代 渡辺博道 |
先代 浜田靖一 |
衆議院安全保障委員長 2006年 - 2007年 |
次代 嘉数知賢 |
党職 | ||
先代 馳浩 |
自由民主党広報本部長 2015年 |
次代 平沢勝栄 |
先代 遠藤利明 |
自由民主党筆頭副幹事長 2011年 - 2013年 |
次代 小此木八郎 |